国内の化学系全国学会で優秀学生講演賞を獲得した方法

こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。

M1の3月に参加した国内の化学系学会にて学生講演賞を受賞した経験があります。

この記事では、私が学生講演賞を受賞するに至るまでの一部始終について解説します。

  • JASSOの奨学金返済免除や学振DC内定のため何としても実績が必要な方
  • 出るからには何かしら賞を貰わないと気が済まないストイックな方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っています。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

M1の5月~6月:めちゃくちゃ一生懸命実験した

全国学会で賞を取る! こう決めたのは修士に入ってすぐの事です。

私は大学院に入学後、JASSOの第一種奨学金を借りており、その返済免除のため、少しでも多くの研究実績を積み上げなくてはならない状況だったのです。

私の行っている実験テーマの性質的に特許を取れる見込みは全くなく、己の研究実績でもって奨学金返済免除を手繰り寄せざるを得ませんでした。

そこで、返済免除ポイントを得られる学会賞受賞を目標に掲げ、死に物狂いで実験に取り掛かりました。

私の研究は実験装置の都合上、筑波の研究施設だけでしか実験を進められません。

ですから、札幌を1~2か月間離れてつくばに滞在し、その長期出張期間中にガーっと実験データを集積するスタイルで研究を進行させています。

B4時代にも一生懸命実験してきたつもりでしたが、返済免除を勝ち取るためにはもっと実験ペースを加速させなくてはなりません。

そこでM1からは心のリミッターを全て解除し、平日・休日の区別なく、一日10時間以上馬車馬のごとく実験をしました。

あまりに実験をやりすぎて、まぶたがピクピクしたり味覚障害に陥ったりするのは日常茶飯事となりました。

それでも気力を保っていられたのは、きっと

かめ

絶対に奨学金返済全額免除を勝ち取ってやる!

とどうしてもお金が欲しかったからだと考えています。

M1の8月~1月:実験成果をもとに論文を書く

まぶたや味覚などの犠牲のおかげで、一本論文を書けそうなだけの研究成果が得られました。

しかもそれはエグいレベル、指導教員曰く『Nature級』の成果らしいのです。

奨学金返済免除に論文を投稿した雑誌のグレートは関係なく、勝負は論文を何本出したかに大きく左右されてきます。

したがって、返済免除だけを考えるならわざわざハイグレードな雑誌への論文投稿を目指さなくても良いのです。

ただ、当時の私は博士進学をも志していました。

最終的には(博士進学前に少しでも実績に箔をつけたい)という思いが勝り、結局はNature級の雑誌への掲載を目指すことにいたしました。

私はB4の3月に筆頭著者として英語論文を出版しており、その時は色々な人の支えのおかげで1か月ほどで論文を完成させられました。

しかし、今回投稿する論文はその5倍以上のデータがあり、しかもそれぞれについて深い考察が求められるため、論文を完成させるまで1か月どころでは到底済まされませんでした。

最終的に論文が仕上がったのは、M1の1月のことでありました。

M1の8月からエンジン全開で論文を書き始め、論文完成まで半年間も要しました。

かめ

論文執筆の過程で実験データについて四六時中考えており、そのおかげで論文内容に関する事なら大半の質問に答えられるようになっていました。当時は苦しいばかりでしたが、苦労が報われた今では(この悶々とした日々が学会賞受賞を引き寄せてくれたのだなぁ…)と試練を用意してくれた神様に感謝しているぐらいです

M1の1月末に雑誌へ投稿した論文が、ついにM2の10月にアクセプト (受理) されました。

論文投稿の一部始終については以下の記事に詳述しましたので、興味のある方はご覧ください↓

M1の2月~3月:学会1ヶ月前から発表スライド作成に取り掛かった

今までの学会発表では学会の約2週間前から発表用スライドを作り始めておりました。

それまでは学会賞など取る気概は皆無だったし、”自分には賞など縁のないもの”と思い込んでいましたから、スライドを超突貫手抜き工事にてパパっと作っていたのです。

しかし、今回は受賞が必達目標でしたから、スライドのデザインからこだわりました。

自分史上最高のスライドを作り、それでもって受賞をググっと近づけるべく、発表予定日の約一か月前から資料作成に取り掛かったのです。

デザインに関しては今まで作ってきたスライドを転用しつつ、過去の学会で(素敵だな)と思った他の学生さんのデザインを幾ばくか真似させてもらいました。

発表内容に関しても、全体の流れはもちろんの事、細部まで理論武装し、考えつく限りの隙をなくしました。

それに加え、聞かれそうな質問を50個ほどリストアップし、それらに対して答えられるよう補助スライドも20枚ほど作りました。

完成時に思わずにやけてしまうほど見やすいスライドが完成し、この頃から少しずつ

かめ

もしかしたら賞をゲットできるかもしれないな…

と吉兆を予感し始めたのです。

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