大学受験と研究活動の3つの共通点

こんにちは。札幌とつくばで蓄電池材料研究を行う現役工学系大学院生のかめ (M2)です。

5年前に大学受験を突破し、2年前から大学の研究室にて研究活動を始めたわけですけれども、研究経験を積むにつれて(受験と研究ってよく似ているなぁ…)という思いが日増しに強くなっています。

この記事では、大学受験と研究活動 (研究室生活)に共通する3つの事柄について書いていきます。

  • これから研究室生活を始める方
  • 大学での研究生活を見据えて大学受験に臨みたい方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思っています。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

毎日、それも長期間、絶え間なく勉強し続ける必要がある

大学受験と研究活動の一つ目の共通点は、毎日勉強し続ける必要がある点です。

大学受験では一日でもサボると英語力や問題を解く瞬発力が鈍ってしまうから毎日何かしら勉強しなくちゃなりませんが、研究室生活でも世界最先端から後れを取らぬよう日々論文を読んでおく必要があるのです。

研究室生活では大学受験よりかは”サボり”が多少許容されます。

ですがそのツケは後々自分に返ってきて、

  • 既に明らかになっていることをわざわざ時間を使って実験してしまったり (先行研究調査不足)
  • 学会発表の質疑応答で簡単な質問に答えられず大恥をかいてしまったり (単なる勉強不足)

など、受験とは質の違った悲劇的な結末がこのように待ち受けているわけであります。

長期間コンスタントに勉強することが大切なのも受験と研究活動の共通点です。

大学受験、特に国公立大を目指す学生さんが膨大な受験科目で高得点を取るべく入念な準備をして受験に臨むのと同様に、研究活動においても実験や論文執筆を断続的ではなく継続的に行うことで大きな成果が実を結びます。

私の属する電池系コミュニティーの場合、一つの論文を出すために数か月間、膨大な量の実験をやり続けなくてはなりません (数十kg単位の廃棄物が生じます…)。

そうした試行錯誤の中で時々えげつない成果が得られるのですが、泥臭い努力により秀才を凌駕できる点は受験とほぼ同様だと考えています。

数理科学系分野以外では結局の所、継続して努力できる人間が一番強いです。

日々コンスタントに何かを積み上げていくのが得意な方は、きっと研究室生活を心から楽しめるはずですよ。

勝てば天国/負ければ地獄な真剣勝負の舞台がある

大学受験と研究活動の二つ目の共通点は、どちらにも真剣勝負の舞台が用意されている点です。

大学受験生が年に一度しかないチャンスをモノにすべく必死で勉強するのと同様に、研究室の学生も奨学金の返済免除を懸けて大学院のテストやレポートを頑張ったり、ゼミで先生から怒られて炎上しないよう本気で準備を重ねるのです。

どちらとも勝てば天国です。受験を突破すれば地獄の受験勉強から解放され、大学院の奨学金が返済免除となると最大210万円もの大金が手元に舞い込んでくるのですから。

しかし負ければ両者ともに地獄です。受験に落ちれば第二志望校へ行ったり浪人したりするのに対し、ゼミで炎上すれば先生との人間関係にもヒビが入り、その後の研究室生活や大学/大学院の学位取得も危ぶまれてくるのですから。

なお、私のつい最近の真剣勝負のイベントとしては、M2(大学院修士二年次)の9月に結果が発表された『学振DC1』が挙げられます。

他の先進国と違い、日本の博士課程進学者は無給かつ授業料を納入して在籍しているわけですが、この”学振DC1”というものに内定すれば、博士課程在籍中の3年間、月20万円の給料と年間100万円程度の研究費を貰いながら生活できるのです。

もしDC1に内定すれば、経済面の心配なしに博士課程へと進学できます。

だからその内定率は20%以下とかなり狭き門となっており、私はこのDC1に内定すべく超真剣に申請書を書き記したのです。

幸いにも私はDC1に内定し、来年度から始まる博士生活につきまとうお金の不安を払拭しました。

一方で、もし不採択だった場合、DC1より少額のフェローシップやJASSO (日本学生支援機構)の学生ローンで生活を成り立たせる必要がありましたから、文字通り地獄のような生活が待っていたのではないかと考えています。

資本主義社会で勝ち抜くことを目指すならば、大学受験以降も同世代とのガチンコ勝負に打ち勝っていかねばなりません。

絶えず競争がつきまとうなんて、本当に生きづらい世の中です。ただ、資本主義や社会主義に代わる第三の社会の枠組みが作られるまでは我慢するしかありません。

他人の力が絶対不可欠

大学受験と研究活動の三つ目の共通点は、どちらも他人の力が不可欠な点です。

みなさんも学校や塾で「受験は集団戦だ!」と嫌になるほど聞かされた記憶があるかもしれませんが、大学入学後、研究室に入っても引き続き集団戦となるのです。

私は大学一年次に入部した馬術部で人間関係に煩わされてクタクタになってしまったため、馬術部を辞めてからはできるだけ単独行動をすることによって人と関わらぬよう生きてきました。

だから大学四年次に研究室に配属されてからもなるべく一人で居ようとしたのですが、”それだと研究が全く進まない”ということにすぐ気が付かされてしまいました。

いざ研究を始めて実感したのは、『研究は一人だけでは到底完結させられない』ということです。

  • 実験テーマを決めるためには指導教員とディスカッションする必要があるし
  • 実験手法や論文の読み方を教えてもらうために先輩とコミュニケーションをとる必要があるし
  • 特殊な機械を使う時は装置に詳しいテクニシャン (技官)の方とサンプルの作成方法について話しておく必要があるし
  • 実験ばかりで気が滅入った時は他の研究室メンバーと騒いでストレスを発散するのが良いし

このように多くの人の支えにより一つの研究が成り立つのです。

もしコレらを一人でできるならば、それに越したことはないでしょう。

しかし、一人でやるのとチームでやるのとでは作業効率が段違いであり、生み出されるアウトプットの質もチームの方が何倍も高いのです。

研究室在籍年数を重ねるにつれ、周囲の人間の支えの必要性を益々感じるようになるはずです。

もちろんたまに人間関係がうざったくなって単独プレーに走りたくなることもあるでしょうが、最終的には

やっぱり他の人の力が必要だなぁ…

とチームプレーをする選択をするはずです。

最後に

大学受験と研究生活の3つの共通点に関してはコレで以上となります。

まとめると、

  1. 毎日、それも長期間、絶え間なく勉強し続ける必要がある
  2. 勝てば天国/負ければ地獄の真剣勝負の舞台がある
  3. 他人の力が不可欠。結局最後は集団戦!

このような形になります。

大学受験と研究生活は相通じるものが多くありますが、個人的にはどちらも継続力がモノを言うイベントだと考えています。

成功に対する執念が強い人、愚直に基礎を徹底できる人、トコトンまでやり抜きたい人に研究室生活はピッタリな営みではないでしょうか?

以上です。

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