会社で同僚や周囲にバレずにステルス転職活動を成功させた3つの方法

北大博士課程を修了し、地元広島の大企業にUターン就職した。地元で腰を据えて働こうと思っていたが、業務環境の劣悪さや会社の将来性に疑念が生じたことから、在職一年半で広島県外に転職した。

転職活動は二年目の5月下旬に始め、一か月半後の7月初旬に終えた。転職活動を終え上司に退職報告するまで、周囲に一切バレずにステルス転職を成功させた。疾きこと時速180キロの広末涼子のごとく、静かなること伊賀忍者のごとしである。

転職活動を始めたら、周囲にバレる人が意外と多いらしい。普段と微妙に様子が異なるとか、飲み付き合いが悪くなるとかで同僚が異変を察知するのだとか。私は転職を考え始めてから内定を得るまで一切バレなかった。ステルス性能はF35よりも上な自信がある。かくれんぼをしていて最後まで見つけてもらえず、逆に見つけてもらいたくて隠れ家から顔をのぞかせるぐらいの隠密性であった。

この記事では、会社で同僚や周囲にバレずにステルス転職活動を成功させた3つの方法を紹介する。これから転職活動を始める方や今後転職予定の方にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

周囲といつも通りコミュニケーションをとる

転職活動がバレるのは、十中八九コミュニケーション由来である。(この会社なんてどうせ離れるしな)と思えば会話が上の空になり、周囲から「この人、もしかして…」と勘ぐられる。

昨今の転職市場拡大に伴い、労働者が転職を意識する機会が多くなった。かつては定年まで働くことが多かった日系大企業でも転職者が続出している。転職が自分ごと化した現代では、転職に対する感度がみな鋭敏になっており、普段と少しでも様子が違えば匂いを嗅ぎつけられる。

転職活動中に仕事で他部署の方と話す機会があった。普段からよく話していて関係性ができているはずなのに、その日はどうもやり取りがちぐはぐで、友達以上・恋人未満といった感じのぎこちなさだった。おっかしいなぁと思っていたら、数日後に「退職します」と連絡があった。やっぱりなと。転職の匂いがプンプンしたもんね。転職者には転職臭がするものだと教えられた。

この経験をふまえ、転職活動を始めて以降も、周囲と普段通り話すよう心掛けた。仕事の相談には気前良く乗り、会社の未来についても語り合った。家では会社を離れる用意をし、会社ではこの先何年も在籍するフリをして、人格が分裂して頭がおかしくなりそうだった。

会社では周囲から会社の不満を愚痴られることがあった。愚痴なんか言っても仕方がないやろ、嫌ならオレみたいに転職しろよと思いつつ、愚痴を避けたらそれはそれで関係性が悪くなりうるので愚痴にも付き合った。

皆、不満を漏らしつつこの会社で働いているのだから、そこまで嫌とは思っていないわけである。誰かに不満を吐いて鬱憤を晴らしたいのだ。どうぞどうぞ、私をお使いください、私はこの会社が本当に嫌なので間もなく出ていきますけどね笑 と思いつつ愚痴を浴びていた。

むしろ一生懸命仕事する

転職するということは、所属企業を辞めるということである。つまり、今の仕事が間もなく他人事になり、自分の人生と関わりが無くなるのだ。

転職活動が進み、内定の手ごたえを得られると、目の前の仕事が心底どうでもよくなってくる。この仕事をいくら頑張ったところで会社が得をするだけであり、もうすぐ離れるこの会社のために時間と体力を使おうと思えなくなる。自分自身、12社受けて3社通ったのだが、1社通ったとき(もうこの仕事、やらんでよくないか?)とぶん投げたくなった。

私は転職について身近な人に相談せず、AIと転職エージェントを羅針盤に動いてきた。転職の検討を加速しているとバレたら会社で働きにくくなるし、もし転職を撤回して居残ることになっても、それはそれで後味が悪い。

転職活動していると周囲にバレたくなかったため、むしろ一生懸命仕事するよう心掛けた。転職活動開始前より積極的に仕事を取りに行った。7回終了後の降板が伝えられている先発ピッチャーが、7回2アウト2ストライクから本気で投げ始めたイメージだろうか。上司からは「最近めっちゃやる気じゃん、いいね!」と褒められるぐらい頑張った。頑張りすぎて「じゃあ、これもお願いっ!」と大量のタスクを投げつけられ、不意にチッと舌打ちしかけてあ、ヤバっと即座に舌を強く噛んで耐えた。セ~フ。

これだけ真面目に仕事していて、会社が第一! みたいな顔をしている私が、まさか転職を考えているとは思わなかっただろう。実は考えていたんですよね、ず~っと辞めたいと思っていました。熱心に仕事する真摯な背中は、転職活動をカモフラージュする迷彩服となる。仕事を頑張れば頑張るほど、転職活動の隠密性が高まる。

しかし、頑張りすぎも禁物である。仕事を抱えすぎれば残業時間が増え、転職活動に時間を割けなくなる。おまけに仕事の引継ぎが面倒くさくなる。自分自身、仕事を巻き取りまくったせいで引継ぎに時間がかかり、退職予定時刻30分前まで後任者に説明していた。ま、全部抱えたまま辞めてもいいんですけどね。引き継ぐか引き継がないかは、あなた次第。

在宅勤務のすき間時間に面接を受ける

私の所属企業には在宅勤務制度が設けられていた。家庭の事情や天候不良などで外に出られないときは家で仕事ができる。太陽が眩しいからとか、なんか暑いからとか、二日酔いで外に出たくないからといった最悪な理由でも在宅できる。

テレワークは週に何回でも可能で、完全リモートワークの方もいる。北海道や海外に住んでいる方までおられるのだとか。コロナ騒動をきっかけに在宅ワーク可能な体制を整え、世界のどこででも働けるようにしたらしい。

転職活動には時間がかかる。仕事内容や希望条件を考えて書類作成し、面談を受けるのには莫大な工数を要する。おまけに、通退勤のあるサラリーマンなら会社への行き来で時間を取られ、平日は早朝か帰宅後しか転職活動できない。

もちろん、資料作成は週末でも可能である。Claude codeに作らせれば寝ている間でも作れる。しかし、面接は平日にしか受けられないので、面接を受けるたびに有休を使う必要がある。頻繁に有休をとれば転職を怪しまれ、転職活動の隠密性が低下しかねない。実際、先ほど転職臭がした方も不自然な間隔で有休を取っていて、きっと転職活動しているんだろうな~と思ったらその通りだった。

その点、リモートワークが可能なら、面接可能な時間が格段に増える。通退勤しているはずの時間にも面接を予約できるし、やる気があれば会社の昼休みにさえ受けられる。

転職活動ではまずカジュアル面談で双方の相性を確認する。マッチングアプリではチャットで仲良くなってから会う一方で、転職活動では会って話してから様子をうかがうのが一般的。マチアプもこうなってくれればと切に願う。

ま、そんなことはどうでもいいんだけれども、普通の採用面接に加えてカジュアル面談まで受ける以上、なるべく多くの時間が必要である。幸運にも在宅勤務可能な企業だったので、就業前後の時間を中心に、昼休みや業務のちょっとした空き時間にも面談を入れた。おかげでたくさんの企業と接点を得られ、自分に最も合いそうな企業に転職できた。

最後に

転職活動は意外とバレる。意識してカモフラージュしなければアッサリ見破られるものである。私も自分が転職者になって、同じ臭いのする人をかぎつけるセンサーがますます活性化した。

バレても構わない関係性の人に露見するならまだしも、上司や、ぐちぐち嫌味を言いそうで面倒な人にバレたら厄介極まりない。皆さんにはこの記事で挙げた3つのポイントを遵守いただき、隠密性を保ちながらステルス転職を成功させていただければと思います。

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