【総力特集】8年通った卒業生が語り尽くす、北海道大学の魅力100選

目次

41. 部活やサークルの種類が多い

北大には部活とサークルが山のようにあります。体育会系から文化系、野鳥研究会、歩く会など、「こんなサークルまであるのか」と驚くほどバリエーション豊か。よさこいサークルやスキー部、馬術部など、北海道の地の利を活かした団体も多いです。

入学直後のサークル勧誘は一種のお祭りで、教養棟から北部食堂のあいだを歩くだけで、チラシの束が腕に積み上がっていきます。どのサークルに入るか迷いすぎて、結局どこにも入らないまま終わる私のような人まで現れがち。先輩として忠告しておきますが、何でもいいから入った方がいいですよ。入らなかった私が言うのですから、説得力は抜群……と言いたいところですが、ゼロですね。ゼロだからこそ、後悔の重みだけは本物です。

42. 気軽にジンギスカンを楽しめる

©Recruit. LTD

北海道のソウルフードといえばジンギスカン。羊肉を専用の鍋で焼いて食べる料理ですが、北大生にとっては「イベントのたびにやるヤツ」です。

北大では構内でジンギスカンをやります。生協からジンギスカンセットを借りてきて、花見ジンギスカン、歓迎ジンギスカン、打ち上げジンギスカンなど、何かにつけてジンギスカンをやるのです。”ジンギスカンのパーティー”だからジンパとも呼ばれていて、夏場は毎日のように芝生の上でジンパが行われています。

研究棟で論文を書いていると、外から焼肉の良いにおいがして、全く仕事になりません。窓を閉めてもガラスのすき間から匂いが入ってきます。大声でクレームを入れるんですけれども、お肉に夢中の相手には全く聞こえないようです。結局、自分も手を止めて外に出ていき、混ぜてもらうことになります。

43. 北海道限定ビール・サッポロクラシック

©SAPPORO BREWERIES LTD.

北海道にはサッポロクラシックという限定ビールがあります。本州では基本的に手に入りません。缶のデザインも堂々としていて、北海道の冷蔵庫には必ず一本は入っていると言っても過言ではありません。味はすっきりしていて飲みやすく、ジンギスカンとの相性が犯罪的に良い。ジンパでジンギスカンを肴にクラシックを飲むのが、北大ならではのたしなみ方。

私は入学するまでビールの銘柄にこだわりがなかったのですが、クラシックに出会ってしまったが最後、他のビールに浮気できなくなりました。広島に帰ってからもネット通販で箱買いしています。送料を含めると割高になるのですが、味の記憶には勝てません。ビールの味に故郷を感じるだなんて、望んでそうなった人間はひとりもいないはずなのに。

44. 唐揚げではなく『ザンギ』

北海道では唐揚げのことをザンギと呼びます。「唐揚げとザンギは何が違うの?」と聞かれると、北海道民は困った表情を浮かべるでしょう。というのも、ザンギはザンギだからです。唐揚げ? なにそれ? 『ザンギ』でしょ。

ザンギの特徴は、味付けが濃いめで、下味がしっかりついていること。あれっ。それって、唐揚げのことではないのでしょうか。いや、ザンギです。ザンギ以外にないじゃありませんか。

自分でもザンギと唐揚げの何が違うのか、言葉にできそうで出来ず、もどかしいです。北大生になったら、とりあえず食べてみてください。ザンギをザンギと呼ばざるを得ないことが、きっとあなたにもよく理解できるはずです。

45. 札幌ラーメンの層の厚さがハンパない

札幌ラーメンといえば味噌。札幌には味噌ラーメン以外にも、醤油、塩、豚骨、二郎と、あらゆるジャンルの名店が揃っています。ラーメン好きにとっては聖地みたいな街ではないでしょうか。

北12条から北18条にかけてラーメン屋が点在していて、研究で夜遅くなった帰り道にすする一杯は至高です。冬の夜、マイナス10度の外気にさらされた体に味噌ラーメンを投与すると、細胞レベルで鳥肌が立ちます。あの感動は、宗教体験に近い。店主が神さまに見えるんですよ。何度も通わずにはいられません。

危険なのは「締めのラーメン」文化に染まること。飲み会のあとにラーメン屋へ吸い込まれていく現象は、札幌に住んでいると避けがたく、運動不足の方だと体重計が残酷な数字を示し始めます。

46. 大学祭が6月にある

©2019-2020 北大祭事務局

北大の大学祭は楡陵祭(ゆりょうさい)と呼ばれ、毎年6月に開催されます。通常、大学祭は秋に行われますが、北海道は秋から雪が降り出すため、ウィンターシーズンが本格到来する前に学園祭をやってしまうのです。

楡陵祭の来場者数は数万人規模。メインストリートに屋台がずらりと並び、各団体が料理や出し物を展開します。普段は静かな札幌キャンパスも、この3日間だけはテーマパークです。

私は広島県人会に所属し、広島名物お好み焼きの屋台で働いていました。一年目はキャベツの千切り部屋で学園祭を終え、二年目は屋台で焼いたりキャベツ千切りのヘルプに繰り出したりと忙しかったです。広島県人会は楡陵祭で莫大な利益を上げ、そのお金で打ち上げで回転寿司を貸し切り、お寿司の食べ放題をやります。ウニを食べすぎて痛風の気配を感じる人まで出てきます。それでもお金が余ってしまうので、一年じゅう飲み会をやります。広島に縁のある方は、広島県人会に入ってみてはいかがでしょうか。

47. すすきのが徒歩圏内にある

すすきのは日本三大歓楽街のひとつに数えられる、札幌最大の繁華街。居酒屋、バー、ラーメン屋、クラブ、カラオケなど、ありとあらゆる飲食・娯楽が密集しています。いかがわしくて危険なイメージがつきまとう すすきの ですが、今ではそんなに危険ではないので、どうかご安心を。

すすきのの夜は楽しい。楽しいんですが、お金の減りも相応に速い。学生の財布でハシゴ酒をすると、翌日から貧乏生活が確定します。楽しい夜と貧しさはワンセット。分かっていてもやめられない・止まらないのが、すすきのの魔力です。何度もほどほどにしようと誓い、何度もその誓いを破りました。トータルで何回誓ったか数えるのを、途中でやめました。

48. ふんどし一丁で雪山にダイブする寮がある

北大には恵迪寮(けいてきりょう)と呼ばれる学生寮があります。歴史は古く、明治時代にまで遡る由緒ある寮です。先ほどご紹介した都ぞ弥生も、もともとは恵迪寮の寮歌として生まれました。

恵迪寮の暮らしは独特です。自治寮として学主体で運営されており、入寮の際には面接があるそうです。寮内ではさまざまな行事が行われていて、共同生活の密度がとにかく濃い。合う人には最高の環境。合わない人にはトコトン合わない。振れ幅の大きさも含めて、恵迪寮は北大文化そのものだと思います。

中でも有名なのが冬の風物詩。寮生たちが中庭に巨大な雪山を築き上げ、ふんどし一丁で寮の窓から雪山にダイブするのです。ちょっと何を言っているのか分かりません。正気の沙汰とは思えませんが、これが恵迪寮の伝統であり、寮生たちの誇りでもあるらしい。

飲み会一回分で一ヶ月住めるうえに、ふんどし一丁で雪山にダイブまでできる。情報量が多すぎる寮です。

49. キャンパス内に大学病院がある

一人暮らしの大学生にとって、体調不良は最大の敵です。高熱が出ても看病してくれる親はいないし、ポカリスエットを買いにコンビニまで這っていく体力もない。特に、道外から来た一年生は、北海道初の冬で盛大に風邪をひきます。

そんなとき、通い慣れたキャンパスの中に大学病院があるのは心強いです。もちろん大学病院は紹介状が必要な高度医療機関ですから、風邪くらいで気軽に駆け込む場所ではありません。でも、いざとなったら歩いて行ける距離に病院があると思えたら、親元を離れて暮らす心細さも和らぐでしょう。お守りみたいなものですね。

ちなみに、北大生が救急車で北大病院に搬送されると、学部やサークルの偉い人の所にまで連絡が行くようです。あまりはっちゃけすぎると後で大目玉を食うので、注意してくださいね。どこまでがはっちゃけすぎなのかは、救急車を呼ばれた時点で答え合わせができます。その答え合わせだけは、絶対にしないでください。

50. 北海道弁を話せるようになる

北海道で暮らしていると、いつの間にか北海道弁がうつります。自分では普通に喋っているつもりなのに、気づいたら「なまら」「しばれる」「めんこい」が口をついて出ている。感染力が強い。

私は広島弁ネイティブで入学しましたが、2年目あたりから「なまら寒い」を普通に使い始め、3年目には「今日しばれるね」が自然に出るようになっていました。広島弁と北海道弁のハイブリッドが完成したのは博士課程の頃で、もはや自分が何弁を喋っているのかわからない状態。帰省すると家族に「なまらって何?」と真顔で聞かれます。「なまらはなまらじゃろ」と広島弁で北海道弁を解説する自分に、もはやどこの人間なのか分からなくなります。

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