大学入学から博士課程修了まで八年間毎日魚の缶詰を食べ続けた理系男子大学院生の末路

前回の記事では、大学入学から八年間毎日ずっと魚の缶詰を食べ続けてきた話をしました。こんな人、周りになかなかいないでしょう。私の周りにもいませんでした。北大の中でただ一人、私だけが毎日サバ缶やイワシ缶を食べていたのです。

魚の缶詰を毎日食べ続けたらどうなるか。魚になるのか。尾びれが生えてくるのか。それとも頬にエラができるのか。この記事では、大学入学から博士課程修了まで八年間毎日魚の缶詰を食べ続けた理系男子大学院生の末路をご紹介します。魚の缶詰や健康に関心のある方へピッタリな内容です。ぜひ最後までご覧ください。

記憶力が段違いに高まった

もともと記憶力は良い方。誰かから言われた言葉をセリフそのまま何年間も覚えていられるぐらいに良かった。簡単な写真記憶のようなものもできました。日本史の教科書をページごと丸暗記して試験に臨んでいたのです。おかげで旧：センター試験にて二年連続で92点を取れました。なぜ二回も受けるハメになったかは内緒です。

大学に入ってサバ缶とイワシ缶の常食を始めました。するとどうだ。記憶力がさらに高まっていったのです。

今までは写真での記憶しかできなかった。それがなんと、見た物事や風景を動画で覚えていられるように。いわゆる動画記録というヤツでしょうか。写真のコマ送りではありません。写真が時系列順にシームレスに繋がっていて、まるで動画のように見えるのです。動画記憶能力は、研究室配属後の実験手順習得で役立ちました。先輩や先生が装置を動かしている様子を見て動画として記憶する。自分で装置を動かす時は脳内で動画再生してお手本にするのです。

記憶力が高まった要因は、青魚に含まれる特殊成分にあります。

サバやイワシには良質な魚油が豊富に詰まっています。油は油でもDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が入っている。これ等の成分は脳の海馬を活性化する作用があるのです。海馬はヒトの記憶をつかさどる組織。海馬の働きが良くなればなるほど記憶力が向上していく仕組み。缶詰の常食は海馬を意図せず強化してくれたみたい。海馬にとって良い成分を八年ずっと毎日摂ったおかげで記憶力が段違いに高まったのです。

裸眼視力が1.0から2.0に上がった

魚の缶詰が及ぼした効果は脳力向上だけにとどまりません。なんということでしょう。視力が高まりました。正確に言えば「回復」しました。大学受験で2.0から1.0~1.5まで下がった視力が、学部四年次には2.0まで戻っていたのです。2.0のリングすら余裕で見えます。少なくとも2.5、ひょっとしたら3.0ぐらいはあるのではないでしょうか。

今どきの大学生は、大学への在籍期間が伸びていくにつれ視力が衰えていきます。スマホの見過ぎ、パソコンでのオーバーワーク、乱れた食生活などで体をボロボロにしていくのです。眼鏡をかける同級生も多かったな。私だけはなぜか目が良くなっていって不思議でした。眼鏡はもちろん、コンタクトすらつけていません。目薬もしない。それでいて両目裸眼で視力2.0以上。

サバ缶やイワシ缶に含まれるDHAは細胞膜にも使われます。網膜や視神経の材料として役立っているのです¹。DHAを摂取すればするほど神経伝達系のめぐりが良くなっていく。血行も良くなるそう。これらの相乗作用によって視力向上や眼精疲労改善が見込まれるのです。

サバとイワシへ同族意識を持つようになった

サバ缶やイワシ缶はAmazonで箱買いしています。ひと箱で24缶。一度にふた箱か三箱買って、毎日一つずつ摂取しているのです。スーパーで買うよりもネットで買った方が安くて美味しいものを食べられます。私のこだわりは化学調味料無添加。スーパーにはまず売っていません。ネットで買わざるを得ない状況です。魚を海の中で泳いでいる形として見る場面は、スーパーの海鮮売り場でぐらいでしょうか。お寿司屋さんでも調理済みの魚が出てくる。ヒレや顔のついた状態な魚を見る場面がほとんどありません。

サバやイワシを毎日食べた副作用なのか。彼らに対して同族意識が湧いてきました。死んだ青魚の顔を見ると、まるで仲間が餌食になったかのように胸が締め付けられるのです。「次は自分かな」と戦慄しもする。身震いが止まらなくなってその場をすぐ離れます。博士課程へ進んだあたりから、お寿司屋さんで青魚を食べられなくなりました。そのうちサバ缶やイワシ缶も食べられなくなるかもしれませんね。

1. 青魚を食べると目にいいってほんと？視力回復と魚の関係 |ルテイン、ビルベリーサプリ比較ランキング ↩︎