目次
デメリット:2つ
修士課程を早期修了するデメリットは以下の2つ⇩
- 奨学金が修士課程2年間満期分返済免除とはならない
- もし博士をドロップアウトしたら、学部卒として社会でやっていかなくちゃいけない
それぞれについて、以下で詳しく述べていきます。
修士課程の奨学金が返済免除になっても、2年分ではなく1年分(1.5年分)しか免除にならない
仮に私が修士課程を半年早く修了したとしましょう。そして運良く奨学金の返済全額免除を勝ち取れたとします。2年間借りたら200万円。一年半でも150万円。返済免除額は何円だと思いますか?200万円?違います。正解は150万円なのです。
JASSO奨学金の場合、修士課程へ在籍中に借りた分だけのお金しか返済免除になりません。一年半の在籍なら150万円、一年の在籍なら100万円しか免除にならないのです。そう、奨学金返済免除額が目減りしてしまうのです。お金にこだわる方は早期修了など企まず、おとなしく2年在籍していた方がより多くのお金を得られます。
仮に博士課程を中退した場合、学部卒として社会に出なくてはならない
修士課程を早期修了しても修士号は得られません。保有学位が学士号のまま博士課程へ行かねばならぬのです。前述のように、早期修了者は修士課程を退学してD進することに。退学するから修士号がもらえないってわけ。仮に修士課程の早期修了者が博士課程で精神を病み、退学したとしましょう。その際、手元には学士号と大量の実験データしか残りません。修士号を貰えぬまま学校から放り出されます。就職はどうするのでしょうか?働き口はある?稼いでいけるの…?
博士課程を中途退学したとしても修士号さえあればどうにかなります。肝心の修士号さえ受け取れずに退学したら、後はもう、どうにもならないかもしれません。
最後に
私が修士課程の早期修了に際して考えたメリットとデメリットは以上です。私は指導教員に止められて修士を飛び級できませんでしたが、もしも飛び級が可能な方は私の代わりにしていただければと思います。
コメント