北海道外から北海道の大学を受験予定の方に知っておいてもらいたい豆知識5選

札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (M2)です。5年前に広島を出て札幌へ移住し、今に至ります。

移住前は北海道内に知り合いが一人もおらず、本当にゼロからのスタートでした。雪道で派手に転倒し、室内の暖かさに茹でられ、傘を差さない自分が浮いていることに気づき…… 色んな目に遭いながら、少しずつ道民らしくなってきました。

この記事では、北海道外から北海道の大学を受験する方にぜひ知っておいてほしい5つの豆知識を紹介します。私自身が広島から北大を受験した際に身をもって体験したことを中心にお伝えしますので、これから本州や四国、九州から北海道へ向かう受験生の参考になれば嬉しいです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

飛行機の欠航に備え、受験2日前までに北海道へ上陸する

受験シーズンの北海道は、冬真っ盛りです。一面が銀世界に覆われ、どこを見渡しても真っ白で、本州に住んでいては想像もつかないような猛吹雪が日常的に吹き荒れます。

しかも好天がほんの数分で荒天へ一変するから、本当にたちが悪いのです。さっきまで晴れていたのに、気づけば視界が真っ白になっている。北海道へ向けて飛び立った飛行機が、上空で天候の急変に巻き込まれて出発空港へ引き返すケースも珍しくありません。悪天候が終日続く予報なら、便そのものが欠航になります。

自分が受験するときも、千歳便が天候不良であわや欠航というところまでいきました。もし欠航していたら、そのまま試験を受けられず、人生が変わっていたかもしれません。冬の北海道に上陸するのは、本州に住む方が思っているよりずっと難しいのです。

北海道の大学を受験される方は、日程に余裕を持って北海道入りしてください。2日前までに着いておけば、たとえ飛行機が欠航しても、新幹線と特急を乗り継いで青森経由で北海道へ向かうなど、リカバリーの選択肢が残ります。

札幌で受験する方へ。ホテルは試験会場か地下鉄駅の近くを選ぼう

ここからは札幌市内の大学を受ける受験生に絞った話です。ホテルは試験会場か地下鉄駅のすぐ近くを選んでください。極寒の外気に曝される時間を、できるだけ短くしましょう。

北海道の雪道は、油断するとあっさり滑ります。受験当日の朝に滑って尻もちをつくのは、縁起の問題以前に普通に痛いですし、メンタルにも響きます。外をなるべく歩かずに済む立地のホテルを予約してほしいというのが先輩受験生としての切実な願いです。

私は地下鉄さっぽろ駅のすぐ近くにあるホテルパールシティ札幌を予約しました。二次試験の当日は、さっぽろ駅から北18条駅まで地下鉄南北線で移動し、そこから教養棟まで足場に気をつけながら小股でゆっくり歩いていきました。地下鉄駅から会場までの徒歩区間は多少ありますが、少しでもこの徒歩区間を減らすため、駅近のホテルを死守する価値は大きいわけです。

なお、冬の北海道は、受験シーズンとスキーシーズンが見事に重なります。冬場のホテルは数か月前から満室になりかねませんので、受験先が確定するより前にホテルを押さえておくくらいで先回りしておくと良いでしょう。もしホテルを取り損なっても、北大生協の受験パックに申し込めば問題ありません。

降雪に備えて折りたたみ傘を準備しよう

北海道の大学を受験する方は、頑丈な折りたたみ傘を必ず持参してください。

北海道の天気は本当に変わりやすく、晴れたと思った直後に吹雪に変わったり、曇りからたちまち飛ばされそうな強風の嵐へ移行したりします。少々の荒天なら上着のフードをかぶれば凌げますが、本格的な大雪はフードだけでは到底防ぎ切れません。体温で雪が溶けて服がベチャベチャになり、濡れた上着を着続けるだけで風邪をひきかねないのです。受験前日に風邪をひくのは、絶対に避けたい事態でしょう。

北海道民は雪に対して傘を差します。雪も雨と同じように、傘で防ぐ対象なのです。広島出身の私からすると、最初は「雪に傘?」と少し違和感がありましたが、札幌に住んでみるとそれが当たり前になりました。

リュックに折りたたみ傘を一本入れておけば、荒天への備えとして十分です。どうせ合格後は北海道民の仲間入りをするのですから、受験前から道民の流儀を真似て傘を差せるよう準備してはいかがでしょうか。一足先に道民デビュー!と捉えれば、気持ちも軽くなるかもしれません。

着脱可能な上着を用意しよう

冬の北海道は、屋内外の寒暖差が凄まじいです。屋外はマイナス10度前後、屋内は20度から25度ほど。差し引きで30度近い気温差を、一日に何度も行き来することになります。

この30度差に対応するには、着脱可能な上着が必須になります。ヒートテックの下着で防寒する戦略はおすすめしません。屋外では確かに暖かいのですが、屋内に入った瞬間、まるで茹でられたタコのように暑さで苦しむことになります。脱ぎたくても、肌着なので脱げないのです。脱げないとしんどいし、最悪は脱水症状で倒れることになります。

私は北大の受験で肌着にヒートテックを着用し、試験中に暑くて意識が朦朧としました。試験会場で暖房がしっかり効いていて、汗が止まらず、問題に集中できなくて大変だった。

服装を屋外の寒さだけに合わせて選ぶと、屋内で苦労させられるでしょう。厚手のダウンを羽織って必要に応じて脱ぐ方式が圧倒的に正解です。下に着るインナーは普段通りにして、温度調整は上着で行いましょう。

圧雪路面は小股で歩こう

断言しておきます。雪道用のブーツを履いても、滑るときは普通に滑ります。運動靴でも滑る。何を履いても滑るときは滑るのが、圧雪路面の現実です。

雪道で完全に滑らずに歩こうと思ったら、靴底にスパイクを装着するしかありません。とはいえ、これはこれでかなり面倒ですよね。雪のない路面に出るたびにスパイクを外し、雪道に差し掛かると再び装着する。室内に入るときも当然外す必要がある。北海道民の中でも、スパイクをつけている方はごく少数ですよ。

では大半の道民はどうしているかというと、夏道より歩幅を狭めて小股で歩くことで対処しています。履いている靴はバラバラで、ブーツの方もいれば、夏と同じスニーカーで平気そうに歩いている方もいる。

どうせ滑るときは滑るのだから、受験時には普段から履き慣れたシューズで行くのが賢明です。受験だから新しい靴を、と気合を入れて履き慣れないブーツで北海道入りすると、靴擦れや足裏のマメなど余計なトラブルに見舞われ、受験のモチベーションを地味に削られます。新調するなら、最低でも本番の数週間前から履き慣らしておいてください。

受験生の皆さんに最後にお伝えしておきます。たかが雪道で数回滑った程度で、動揺しなくていいんですよ。私なんて受験前の2日間で3回も派手に滑って尻もちをついた身ですが、ちゃんと合格しています。

滑った瞬間に「落ちるかも」とネガティブに引っ張られるのが一番よくありません。滑ってもいいのです。滑って落ち込むのがダメなだけ。一喜一憂で心のエネルギーを浪費せず、目の前の試験だけに集中してください。これまで積み上げてきた勉強量は、本番であなたを裏切りません。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

カテゴリー

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次