こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大工学系大学院生のかめ (D1)です。大学一年次に第二外国語 (二外) としてスペイン語を選択・履修した経験があります。
この記事では、二外にスペイン語を選んだ理由と感想について記します。
- (二外、どれにしよう…) とお考え中の新入生さん
- 何か英語以外の言語を勉強しようとお考え中のみなさん
こうした人にピッタリな記事なので、是非最後までご覧頂きたいと思っています。
それでは早速始めましょう!
第二外国語でスペイン語を選んだ理由
私がスペイン語を選んだ理由は以下の2つ⇩
- 選べたものの中で一番簡単そうな言語だったから
- もし使いこなせるようになれば行ける世界が一気に広がると考えたから
以下で一つずつ解説していきます。
与えられた選択肢の中で一番簡単そうな言語だったから
北大一年次には第一外国語の英語以外にもう一つ外国語を学ばねばなりません。与えられた選択肢は以下の6つ⇩
- 韓国語
- スペイン語
- チャイナ語
- ドイツ語
- フランス語
- ロシア語
二外を選ぶタイミングは合格した直後。当初、各言語の特徴について一切何も知らなかったため、上記六つの言語の習得難易度や学びやすさについて書店やネットで調べてみました。その結果、どうもスペイン語が一番簡単そうに感じられたのです。スペイン語の発音はローマ字読みでOK。単語や文法も英語と似通っている。めっちゃ簡単そうじゃないか。他の言語はなんか難しそう。ネット上には韓国語やチャイ語を推奨する声も本当に多く見られました。しかし、韓国語はまずハングル文字を読めるようになるところから始めなくてはなりませんし、チャイ語は発音がかなりややこしく、いずれも勉強が一筋縄には行かなさそうじゃないかと判断しした。
なお、二外で簡単そうな言語を選択したのは、一年次終了時の進路振分け(進振り)で行きたい学部へ行くためです。希望する学部へ移行するにはなるべくなら好成績が必要であり、勉強しやすい言語を履修した方がテストで点を取りやすいのが道理だから。結果的にスペイン語を選択した判断は正解でした。前期はB+、後期はA-と悪くない成績で二外を突破できたのです^ ^
もし話せるようになれば自分の世界が大きく広がるのでは?と思ったから
地球上で日本語を理解できる人間は、日本人とパラオ人など総計1億5千万人程度でありましょう。それに対し、スペイン語を理解できる人間は5億人以上存在します。市場が縮小傾向にある日本とは違い、スペイン語が通じる国はこれからどんどん発展していく南米地域がかなり多く含まれている。仮にスペイン語を使いこなせるようになればそうした面白いステージで働くことも選択肢に入れられるため、 (これはスペイン語をやるしかないな!!) と感じてスペイン語を第一希望として提出したのです。
我々日本人の多くは外国語イコール英語だと思っています。”英語を使えたらどこででもやっていけるだろう”と考えがちな傾向にある。しかし、英語が通じない国・通じにくい国というのは意外と多くあります。
- ヨーロッパではスペインやフランス
- アジアではインドネシアやインド
- 中南米ではメキシコやブラジル
など、ここでは挙げきれないほど多くの国で英語以外の言葉が使用されているのです。世界の共通言語は笑顔。他の言語はいくら話者が多かろうと所詮は地方言語にすぎません。
多くの人が話せる英語を使いこなせるのはもちろん大切。ただ、母語と英語に加え、何かもう一つ言語を話せたならば、見聞きできる世界が劇的に広がっていくのは疑いようのない事実であります。
次に、学部一年次にスペイン語を一年間勉強した感想を記していきます。
スペイン語を1年間勉強した感想
英語が簡単に思えてきた
正直言って、スペイン語は英語より色々な意味で難しかったです。時制に応じて変形する多種多様な活用形を覚えるのにものすごく苦労させられましたし、授業の講師がめちゃくちゃ短気ですぐ切れて暴れ回って困りました。期末試験のリスニングは早口すぎてちょっと何を言っているのかよく分からなかった。結局ほとんど何も身に付かぬまま1年が終わってしまいました。このように、学部一年次は外国語の高い壁を全身で味わいつくした時間でした。しかし、スペイン語でうんうん苦しみ悩んだおかげで、第一外国語の英語がなんてシンプルで分かりやすい言語なのだろうかと英語の簡単さに気づけたのです。
スペイン語をもう少し勉強したいなぁと思った
大学入試を終え、英語学習にひと段落付いた今、学部一年次以来勉強してこなかったスペイン語をもう一度勉強してみようかなとかなり前向きに検討しております。日本語と英語だけしか話せないのは何だか面白みがありません。グローバル人材として自分の市場価値を高めるためにも二外の習得が不可欠だと考えたのです。
大学・大学院時代、南米文学をたくさん読みました。南米文学は現実と虚構の境界を曖昧にする”マジックリアリズム”という技法が主流。作品を読んでいるといつも幻惑させられるんですよね。まるで置きながらにして夢を見ているようで不思議な感覚でした。南米文学を原語で読みたい。ならばスペイン語をもっと学習するしかないでしょう!、というわけです。
最後に:スペイン語、オススメです!
日本語や英語の次に何か別の言語を習得したいと思った時、スペイン語は最有力候補として挙げられるかなと思います。スペイン語は外国語の中でも比較的平易なので二外として自信を持ってオススメできる。英語では見られない世界を見たくなった時にスぺ語が大いに役立つでしょう。
私も早くスペイン語を話せるようになって広い世界に飛び出したいです^^ 必修科目としてではなく武器としてスペイン語を身につけるべく、もう一度教科書を開いて音読から始めてみようと思っています。
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