【札幌】北海道大学周辺での学生一人暮らしに必要なお金はいくら?|月15万円あれば大丈夫

こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大化学系大学院生のかめ (D1)です。学部時代から北大にいるため7年の北大生歴があります。

この記事では、北大進学に伴い一人暮らしを始める方向けに月々に必要なお金の相場について解説します。

  • 札幌生活に必要なお金の目安を知っておきたい方
  • バイトのシフトに入る時間をどれぐらいにしようか考えている方

こうした方々にピッタリな内容なので是非最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

月々に必要なお金は学費コミでおよそ15万円

北大の年間授業料はおよそ53万円。12分割すればひと月4.5万円の支払いに。授業料を加味した場合、月々の生活に必要なお金は約15万円になります。授業料支払い免除の場合は約10万円の生活費が必要。

総額の内訳を以下に円グラフで示します⇩

各項目について以下で詳しく解説します。

出費額の詳細

【固定費】家賃:月5万円前後。居住エリアは自転車の使えぬ冬のことを考えて決めてね!

北大近郊の家賃相場はワンルームアパートで4~5.5万円/月。札幌駅から徒歩5分圏内は6~7万円/月するものの、北12条→北18条→北24条と北に行けば行くほど安くなる傾向が。

北大の受験生やそのご両親がこの記事をご覧になるかと思いますので、各エリアの大まかな特徴についても以下で解説しておきます。

北大近郊の概観図。紫色は抜け道or道路を示す

学部一年次に通う教養棟のある北18条エリアは月5万円程度。レストランや飲み屋さんなどお店がたくさんあって賑やか。二年次以降、大半の学生が通う学部棟は北12条エリアからの通学が便利。家賃は18条エリアとほぼ同じ。利便性は高いものの、周辺にある飲食店の数は18条よりやや少ない傾向。西側には桑園 (そうえん)エリアがあります。家賃は低め。札幌競馬場から近いので競馬でお金を溶かさぬよう注意。

私のオススメは北24条エリア。区役所やスーパー、薬局に飲食店など、必要なものが全てギュギュっとコンパクトにまとまっているからです。北24条駅はかつて地下鉄南北線の北側のターミナル駅でした。その名残で今も栄えています。札幌北警察署があるため治安がすこぶる良いのも特徴👍。札幌駅からは遠いです。そのぶん家賃は他のエリアより控えめ。安くて広い物件をお探しの方には24条エリアがイチオシです。他のエリアの居住者が羨むような物件が多数。

居住エリアは自転車の使えぬ12月~3月のウィンターシーズンのことを鑑みて決めて下さい。自転車を使えばどのエリアもほとんど離れていないようなものですが、冬になり自転車を使えなくなると距離が如実に感じられるでしょう。私は北24条エリアの居住者。教養棟まで徒歩15分、研究室のある工学部棟まで徒歩20分近くかかります。南の端の中央図書館まではおよそ35分の行軍。寒いなか長時間歩くと手先や耳が痛くなってしまいます。極寒のなか歩くと予想以上に体力を消耗するからご注意を。自分の体の強さに合わせて居住エリアを決めて下さい。

かめ

ちなみに恵迪寮に住む場合、家賃は月1~1.5万円ほど。世帯所得による入寮条件を設けているようなので、気になる方は寮か学務部に問い合わせてみて下さい

【固定費】学費:年間53万円 (月4.5万円)

学生やご家族にとって学費は重たい負担。授業料減免申請をすればひょっとすると授業料を支払わなくて良くなる可能性が。ちなみに私の場合、博士課程では親の仕送りに依存せず独立会計を営んでおります。月20万円の収入で授業料が全額免除になりました⇩

【変動費】食費:月3万円程度。高くて不味い生協よりも安くて美味しい自炊がいいよ!

食費はおよそ月3万円。一日1,000円程度のお金を出せば北海道では満足に食べ飲み可能。なお、コレはあくまで自炊の場合。外食や弁当を買って食べたら1,000円では収まらなくなります。通販やスーパーでお米やおかずを買ってパパっと調理して食べる。料理本に載るような派手な食事を作らなくても、肉を焼く/野菜を切る程度の手間暇で十分美味しいですから。

生協なんて行っちゃダメですよ。高い・少ない・美味しくないの三拍子が揃った生協で食べてもお金がもったいない。親御さんの学生時代の食堂はおそらく安かったはず。今じゃかけうどんでも300円台、ラーメンやカレーなら軽く400円を超えて驚かされる値段。衝撃的なのは丼コーナー。メニューではたっぷり具が乗っているように見える丼メニューを頼んでみても、申し訳程度にチョコッとしか具材を乗っけてくれずに思わず笑っちゃいそうになる。ミールカードへの申し込みは生協食堂に縛られる大悪手。お得に見えてお得じゃないのでくれぐれもお申し込みはご慎重に。

かめ

食堂に行くぐらいなら構内のセイコーマート (セコマ)でご飯を買いましょう。セコマの方が安くて美味しい食品をたくさん売っていますから♪

【変動費】書籍・娯楽費:年間20万円 (月1.5万円)。たくさん遊ぶならもっと必要

4月/10月に大学から指定された教科書を買ったり、週末や長期休暇に旅行や帰省をしたりするため年間20万円ほど必要。月割ではおよそ1.5万円。本をたくさん読む方やいっぱい遊ぶ方ならもっとお金が欲しい所。私の場合、あまり遊ばないものの、本をたくさん買う傾向が。よってこのカテゴリーの支出額は月1万円程度となっています。最近、読書を月額980円のkindle unlimitedに切り替えました。書籍代がほぼゼロに抑えられ支出額がますます減少しそうです。

【変動費】水道光熱費:月1万円。夏は低め、冬は高め

電気・水道・ガスすべて込みで月々1万円程度の支出。夏はそれよりやや低めとなり、冬は暖房やストーブの使用で1.5万円ほどになります。

ちなみに北海道の物件にはエアコンが設置されていない物件が多いです。寒さをしのぐ石油ストーブは各室設けられているものの、暑さをしのぐクーラーを備えている物件はごく僅か。にもかかわらず、最近の北海道の夏は湿気が高くてジメジメ暑いです。夜も室温は30度を超えて大変寝苦しい様相を呈しています。家が冬用の設計なんです。熱を外に逃がさない設計だから一度暖まると温度が下がりにくいというワケ。私の場合、学部時代に住んでいた家が冷房無しの物件でした。4年過ごし、流石に耐えられず、大学院修士課程へ進学すると同時にエアコン有りの物件に引っ越しました。

かめ

新入生の皆さん、なるべくエアコン有りの家を選びましょう。夏が来て家にエアコンが無かったときもの凄く後悔することになりますから

【変動費】交通費+通信費:月0.8万円。自転車を買うなら交通費はほぼゼロ&格安スマホで月4,000円

まず交通費について。自転車を買えば次月以降は交通費がほぼゼロ円になります。盗まれた時のダメージを鑑み、自転車は中古で手に入れましょう。中古なら自転車屋さんで1万円未満で購入可能。”中古”といっても新品同様の見た目の自転車も数多くあります。なお私は学部四年次、すすきので路上駐車中に自転車のタイヤへ穴を開けられました。おまけにサドルまで無くなっていた (←何に使うの笑?)。こうした事態に見舞われてもショックをなるべく受けぬよう中古がオススメ。ヘタに綺麗で良い自転車を買えば盗難や毀損の格好の的に。少し古そうに見えるぐらいの自転車がちょうどいいんです。

最後に通信費について。家賃にWi-Fiや光通信費が含まれる物件を是非お探し下さい。別でネット回線を申し込むと月々4,000~5,000円飛んでいってしまいますから (←学部時代の我が実体験です)。また、スマホはdocomoやauなど大手キャリアではなく、UQ mobileやY mobileなど格安キャリアを利用しましょう。大手だろうと格安だろうと通信速度はほぼ同じです。私の場合、博士課程一年次の6月にdocomoからUQ mobileへ乗り換えました。これまで月々9,000円だった通信費が一気に4,000円台にまで低下。格安キャリアに切り替えた後も特に困らされたことがありません。 (学部時代から切り替えておけば良かったなぁ…) と深く後悔した瞬間です。

最後に

北大生活に必要なお金の相場についてはコレで以上です。皆さんの大学生活が実り溢れるものになることを心より願っています。

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