【不合格体験記2016】現役時代に京都大学農学部にA判定から6点差で落ちた一部始終

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京大受験前日

試験当日の予行演習

翌日に控えた京大二次。当日になって慌てなくて済むよう、「今日が試験だ」と思って当日の移動経路を辿ってみました。試験当日の行動予定は以下の通り⇩

  1. 05:30ごろ起床し
  2. ホテルの朝食会場にて朝食を食べ
  3. 寝癖を直し、ホテルを出て京都駅へ行き
  4. JRと京阪を乗り継いで出町柳駅へと向かい
  5. そこから歩いて京大農学部棟に辿り着く

この計画に破綻はないか、ちゃんと京大にゴールできるか入念に確認。京大からホテルまでの帰り道は市営バスで。京大正門から206号系統に乗って京都駅へと向かいました。次々と通過する世界遺産を前に歴史好きの私は大興奮。「世界遺産巡りをしてみたいな…!」と、今にもバスを降りそうになっちゃったほど。

ホテルに戻るとまだ11時にもなっていません。このままずっと部屋でダラダラするのも時間が勿体ない。そこで、試験前最後の勉強に取り掛かりました。

  • 英語:システム英単語と25か年分の過去問を全部黙読/音読
  • 数学:使い込んできたやさしくない理系数学をパラパラとめくる
  • 物理&化学:名門の森や化学重要問題集の中の不安を抱えていた分野の問題を数問ピックアップして解く

ひと通り勉強して自分の頭を試験モードに。昼飯を食べるのを忘れるほど勉強に集中。やるべきことを全部やり終えて外を見たら空が暮れかかっていました。5~6時間ぐらいぶっ通しで勉強したのかな。コンビニで適当に夕食を調達。ホテルのベッドの上で飛び跳ねながら夕食をむしゃむしゃと食べつつ過去を回想。

回想

私が京大合格を志したのは四年前、中学3年生の時。何かの番組で京大の学生寮が特集されていて、

かめ

楽しそう!こんな自由な大学に入って勉強してみたいな…

と思ったのが京大に憧れたきっかけ。

私の通っていた学校は七年制。中学・高校の六年間と浪人の一年を合わせて七年。教師自身がそう揶揄する恐ろしい自称進学校。もう少し遠慮がちに言って貰いたいものですが、教師は学校説明会で何の恥じらいもなく『ウチは七年制ですから』と保護者に説明しています。私は六年で終わりたかった。どうしても現役合格したかったのです。そりゃそうだ、浪人なんてイヤじゃないですか。限られた命を一年分余計に使わなきゃいけないだなんて酷すぎる話。学校の授業の遅さに我慢ができません。京大を目指すにはあまりに遅すぎる。講義に期待しても仕方がない。授業や教師をアテにせず、自分のペースで独学を進めていきました。

高校一年次には高校範囲の英語と数学が完成。英文読解の透視図と青チャートをほぼ全問解けるようになっていました。高二の半ばには理科も独習し終えていた記憶が。物理は名門の森、化学は重要問題集を凡そ解けるようになりました。私は非常に不真面目な学生。学校の授業中に授業以外のことをする、いわゆる【内職】で受験勉強を進めていました。当然、先生からはこっぴどく叱られます。『オレの授業を聞けないなら出て行け』と廊下に立たされたことも。それでも内職は止められません。何の恥じらいもなく七年制を自称する教師の講義を誰が受けたいんですかって笑

高三・春は模試の成績が最悪。京大農学部はE判定。とある先生からは『内職をやっているからそんな成績なのだろう^ ^』と笑われてしまいました。それがあまりにも悔しかった。”絶対に見返してやる!!!”と歯を食いしばって勉強した結果、夏と秋の京大模試でそれぞれB判定とA判定。B判定を取った所までは先生方から『まぁ、マグレだろう』と思われていたみたい。A判定を取って以降、先生方は私の内職に口出ししなくなりました。そもそも私が授業を聴かず内職せざるを得なかったのは、先生の教え方があまりにも私に合わなかったせいなのです。”授業を聞け”と説教されても面白くない授業は聞く気が起こりません。人の内職を指摘するのはもう少し面白い講義をしてからにしてよ。授業のクオリティーを変えずに学生を怒鳴って動かそうとするなんて道理に合わない。

中3から四年間、自分なりにベストを尽くしてこれまで戦ってきた。やれる事は全部やってきたはず。たとえどんな結果になろうと後悔はしない。なんせ四年間やってきたんだもの。京大に恋い焦がれ、京大だけを追いかけた四年間だった。明日は最高の晴れ舞台。全国から集った最強のライバルたちと雌雄を決する時。必ず合格を手にしてみせる。華の京大生活は自分のものだ。A判定の底力を見せる。必ず勝つ。負けるわけがない。

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