【大学受験】北大と早慶を比較!行くならどちらがオススメ?

北大と国研で研究している化学系大学院生かめ (D2)です。学部一年次から大学院博士二年次まで北大に八年在籍しております。

受験生の中には、北大と早稲田・慶應 (早慶)の両方に受かったらどちらに行こうか迷っている方がいらっしゃるかも。2ちゃんねるでも5ちゃんねるでも毎年のように受験板が立てられ、どちらに行くべきかに関する熱い議論が交わされています。

そこでこの記事では、北大生としての実体験、および慶応に通っていた同級生の話を元に、北大と早慶を4項目から比較していきます。

  • 北大 (旧帝大)と早慶のどちらを選ぼうかお迷い中の方
  • 両者の良い点/悪い点を知った上で受験先を選びたい方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

学費:北大の方が低い。理系なら猶更!

一年間に支払う学費は北大の方が圧倒的に低額。北大と早慶の年間授業料を比較したテーブルを以下に示します↓

年間授業料文系理系
北大53万円53万円
早稲田105万円前後150万円前後
慶應92万円134万円 (理工学部)
177万円 (薬学部薬学科)
304万円 (医学部医学科)
2024年度学費

北大は文理の別を問わず年間53万円の納付額。それに対して早稲田の場合、文系は北大の2倍、理系は3倍かかります。慶應の学費はもっとえげつないです。医療系学部の学費は北大の最大6倍にもなるみたい。講義で習う内容は北大と早慶との間で大して変わらないはず。どこの大学でも似たような教科書を使って講義をするでしょうから。

国立か/私立かの違いだけでこれほどまでに学費が違ってきます。家計に余裕のある方は早慶を、あまり余裕のない方は北大を選ぶと幸せになれそうな気が。

かめ

特に医学部医学科へ進学する方は北大と慶應のどちらに行くかよ~くお考えになって下さい。皆さんの選択次第でご家庭の未来が大きく変わるほどの財政的インパクトがありますから

刺激:早慶の方が強い。北大はのんびり屋さんが多い

学生生活で得られる刺激は早慶の方が遥かに強いでしょう。そもそも、東京圏と札幌圏とでは出会える人の質が全く異なっているのです。

東京の場合、全国津々浦々から個性的な人間が集まってきます。情報感度の高い、東京で一旗揚げてやろうと虎視眈々と狙う連中で溢れかえっているのです。一度、共同研究で早稲田大学を訪れたことが。そのときビックリしましたね。目をぎらつかせている連中の何と多い事か、と。男女問わずギラギラとしています。歩いていて怖かったですよ。早く建物の中に避難したくてたまらなくなったほど。

それに対し、我らが北大が居を構える札幌には、関西や関東の喧騒に息苦しさを感じてきた人が集まります。広々とした大地に根を下ろして羽を伸ばしつつ、緑豊かなメインストリートに癒されながら日々を過ごすのを希望しての進学。北大の学生はのんびり屋さんが多め。キャンパスライフに刺激は少ないです。学生寮の連中が変な格好でうろついているぐらいかな。静かで起伏の少ない、まったり落ち着いた学生生活を味わえます。

刺激的な学生生活を送りたい方は早慶をお選びください。”刺激なんていらない、静かに伸び伸びと過ごしたい”という方には北大がオススメ。

学生のレベル:全体的に早慶の方が高い

大学に通っている学生の頭のレベルは早慶の方が高いのではないでしょうか?

早慶は (表現は悪いながらも) 東京一工の滑り止め校。超一流国立大学に行けなかった方がまず真っ先に引っ掛かる大学群。大学受験では【運】の要素が大きく関わってきます。受験当日に体調を崩して本領を発揮できなかった方がいらっしゃるかもしれないし、試験問題との相性がたまたま悪くて問題を解けず、第二志望の大学へ行かざるを得なかった方だっていらっしゃるかもしれない。早慶には運悪く東京一工へ行けなかった方が多く進学します所属する学生のレベルは、自ずと超一流大学に準じたハイレベルなものに

北大の場合、最初から北大を目指して前期合格した学生が多数を占めています。東京一工を目指していたけれども行けず、後期枠で北大へ進学する方はごく僅か。所属学生のレベルは受験のトップ層ではありません準トップ層、あるいはそれよりもう一段階落ちたぐらいのレベル。北大の中のトップ層 (前期首席級合格、後期合格)と下位層との間には大きな学力差が。頭の回転速度も段違い。会話が成立しないぐらいの明確な能力差があります。北大だと、トップ層の連中は大学生活に物足りなさを感じるでしょう。自分より賢い人との出会いが少なく、面白みを味わえずに苦しむかもしれません。

賢い学友に囲まれたい方には早慶がオススメ。学友のレベルなど気にしない、自分一人でも意識高く成長していける方は北大へ進むと邪魔者が居なくて楽でしょう。

就職:互角。立地面での優劣はWEBツールの普及で解消された

就職のしやすさは互角。昔は早慶の方が大企業へ就職しやすかったものの、今では早慶と北大との間に明確な差は見受けられません。

東京圏にある早慶の方が面接に行きやすいのは事実。最終面接で企業の本社を訪れる際、企業への訪問のしやすさには大きな差があるかもしれません。しかし、ZoomやTeamsなどWEB会議ツールの普及により、最終面接以外の面接をオンラインで済ませられるようになりました面接は家や大学で受ける時代。いちいち会社へ赴かずに済むのです。北大生が就活で道外に出るのは①インターンシップ、および②最終面接のときぐらい。交通費は企業持ちの場合が多く、交通費が就活の足枷になってしまうこともないのです。

北大生と早慶生との間で就活に関する格差があるとすれば『情報格差』でしょうか。北大生よりも早慶生の方がアクティヴに動き回っている分、先輩から聞けるリアルな就活話の量には差があるかもしれません。

最後に

本記事では、北大と早慶を4項目から比較していきました。

北大と早慶とではそれぞれに長所があります。ご自身がどちらの長所に惹かれるかを入念に考えたうえで進学先をお選びください。

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