こんにちは！札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大工学系大学院生のかめ (D1)です。日本学術振興会特別研究員DC1としていただいているお金をフル活用し、2023年10月2日から2024年3月30日までオックスフォード大学に長期留学しています。
この記事では、念願の海外生活における初週の模様をお届けします。イギリス生活や留学生活に興味のある方にピッタリな内容なので是非最後までご覧いただければ幸いです。
かめそれでは早速始めましょう！
【1日目・リア幸100】10/2 (月)：BA08便で羽田空港からヒースロー空港へ
渡航前夜に羽田へ前入り。東京へ着く時間が悪天候で遅れても渡航できるように万全の備えを。昼は空港周辺のお寺や神社へ行って渡航先での安全祈願。夜は空港内のお好み焼き屋でお腹を満たしてから展望デッキでブログ執筆。寝たのは結局24時ごろ。興奮を抑えて眠りにつくのが難しくってこんな時間に。
翌朝3時に空港1Fのベンチで起床。野宿はきつい。全然寝られない。寝入るのを諦め身支度をして目をこすりながら出発ゲートへ。ヒースローへと旅立つBA08便が1時間もの大幅な遅延。カウンターでのチェックイン開始も1時間程度遅らされた。チェックイン開始まであと3時間もある。もう一本、ブログを書けそうだな。展望デッキのベンチに向かった。”いつか書こう”と温めていた『ブログ設立の理念と哲学』の記事を音速で書き上げてしまった。
大混雑のチェックインと保安検査を通過し149番搭乗口へ。機材が見えた。初の海外渡航で搭乗するボーイング787-2がお目見え。搭乗時間が近付くにつれ、早く行ってしまいたい気持ちとまだ行きたくない気持ちとが熱々のバトルを繰り広げ始めた。機内に入るボーディングブリッジを歩く間に行きたくない気持ちが消え失せちゃった。
飛行機のキャプテンはイギリス人。CAさんも大半が外国籍。さすが、イギリスの航空会社。ANAやJALだとスタッフ全員が日本人だもの。キャプテンによる歓迎のあいさつは超ノリノリなお喋り口調。内容は殆ど何を言っているのか分からないけれども何故か楽しい。おそらくこの方は英語が好きでたまらないんじゃないだろうか？愛してやまない熱い気持ちが前面に出てきてついついコチラまで良い気分に。
機内食は計2回提供。一度目はchicken or washokuの2択、二度目はbeaf or pastaの2択から選択。魚は無かった。イギリス風のゲロみたいに臭くて不味い魚を楽しみにしていたのに。
機内ではハリーポッターの映画を視聴。もちろん吹き替え機能などを使わずイギリス英語のまま視聴。何度見てもやはり面白い。そりゃ熱中してしまうのも道理。魔法の世界には強く憧れる。魔法を使えるようにはなれないけれどもハリーのロケ地には今から行けるぞ♪
日本時間0時10分、ヒースロー空港に無事到着。フライト時間は14時間半。お尻が痛くてたまらない。時差ボケもひどい。今は昼？夜？徹夜明けのような気持ち悪さで注意しなくちゃ吐きそうになる。動線に従い入国手続きと手荷物受取。どちらもスムーズ。あっという間に両方とも済み、いよいよ目的地のオックスフォードへ。
駆け足でバス停へ急いで向かって運転手さんにe-ticketを見せる。すると運転手さん、「This is not your buuuussssss!!!!!」とガチギレして私をバスから追い出した (←ホンマに怖かった)。大慌てで他のバスを捜索。あったあった。ホンマはこっちに乗車しなくちゃいけなかったんだね。車内は暗くて幻想的な雰囲気。寝入ってしまいそうになるのを堪える。オックスフォードは終点ではない。寝過ごしたらえらいこっちゃ。大変なことになる。
Central Bus Terminalで下車して南下しスマホを片手にホテルを目指す。天気は大雨。絶好のオックスフォード日和といった所だろうか。ホテルの建物番号を探し求めて通りを何度も往復する。ようやく見つけた。暗くて分かりにくかったけれどもドアにきちんと書いてあったよ。
チェックイン後、イギリスのスーパーマーケット・TESCO (テスコ)に向かう。価格はもちろんポンドで表示。脳内でポンドに180を掛けて日本円換算でじっくりと値踏み。…高い。ほぼ全てのモノの値段が高い。安いのは飲料水とパンだけじゃないか。あとは北海道のスーパーよりも1.5倍ぐらいの良い値段がする。”安くて栄養の摂れるものを”とハムやバナナ、お米を購入。それと飲み物。ただのミネラルウォーターを買ったつもりが間違えて炭酸水を買っちゃった。コレでお値段、約8ポンド (1,400円越え)！おかしいでしょ笑。いや、日本の安すぎる物価が世界から見れば逆におかしく映るのかもしれないな…
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