【苦行】七年半 (2685日) に及ぶ「冷蔵庫無し生活」の末に導き出された結論

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結論

北大生活七年目まで冷蔵庫無しで過ごし、八年目にしてついに冷蔵庫を購入した。現代版・三種の神器へ七年半頼らずに暮らしてきた。結論、冷蔵庫をもっと早く買えばよかった。無理して腐食物耐久試験に挑むのではなく、一年目から素直に冷蔵庫を買い、冷蔵庫の恩恵にあやかれば良かった。冷蔵庫無しの生活にはもう戻れない。腐った食べ物を食べる生活など金輪際御免だ。

冷蔵庫は日常に【無限の歓び】を与えてくれる。新鮮な食べ物を食べられる歓び、好きな時にアイスを食べられる歓び、冷蔵庫のある研究室まで毎日通わなくても済む歓び、など。冷蔵庫が隣にあるのが当たり前な人にとってはその便利さが分からないかもしれない。しかし、冷蔵庫無しで七年半、命をつないできた私にはその便利さがよく分かる。冷蔵庫登場前後で人生が変わった。生活の質が上がり、日常に笑顔が増え、胃袋を壊す心配とは無縁になった。

冷蔵庫を買おうか・買うまいかで迷っている方に伝えたい。冷蔵庫は買うべきである。何よりも先に買って欲しい。借金してでも買ってもらいたい。奨学金に手を付けてでも買う価値がある。冷蔵庫の中には、競馬やスロットへお金を賭けて味わえるよりはるかに深い快楽が眠っている。一度味わえば病みつきになるぐらいの幸福感がある。しかも、確実な投資だ。冷蔵庫を買えば確実に幸せになれる。ギャンブルは予想を誤ればお金が失われるだけ。冷蔵庫は少々のお金を失う代わりに何十年もの幸福が約束される。悪いことは言わない、冷蔵庫を買ってくれ。私みたいに辛い思いをする人を再生産する意味はないから。

【おまけ】洗濯機やテレビは買わないのか?

三種の神器の一角「冷蔵庫」の魔力に魅せられ、我が武士道が完膚なきまでにねじ伏せられた。自分の修業の至らなさには赤面するばかりである。しかし、まだ私の日本精神が木っ端みじんになったわけではない。冷蔵庫の前には屈したけれども、洗濯機の前には未だ屈していない。冷蔵庫と違い、洗濯機はこの七年半、まだ一度も欲しいと思ったことがない。”洗濯機が欲しい”という感情がピンとこない。己のサムライスピリットを守り通すため、洗濯機だけは何としてでも買ってはならぬ。洗濯機だけは買わない。来年の3/31までは買うつもりはない。もしも大学院修了前に洗濯機を買ったら丸坊主にする。体中の毛を全部剃る覚悟で不買を貫き通す。

テレビなんて論外だ。受信機を挿した途端にNHKが感知して家まで集金に来るじゃないか。テレビよりYouTubeの方が面白い。テレビはいちいちうるさくてたまらない。もしも私がテレビを買ったら、札幌から広島まで歩いて帰ってもいい。テレビを買う奴らの気が知れない。テレビを見るなら本を読むから。

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