【TOEFL-ITP】北大合格後も英語学習を続ければ、一年後期に良いことがある

北大に合格した皆さん、おめでとうございます。長かった受験勉強がようやく終わり、「もう勉強しなくていいんだ!」と解放感に浸っているところでしょう。気持ちは痛いほど分かります、昔の私もそうでしたから。

でも、ちょっと待ってください。英語だけは手を止めない方がいいです。なぜなら、入学後すぐにTOEFL-ITPという英語のテストが待ち構えているからです。

TOEFL-ITPで一定以上の点数を取ると、後期の英語講義が免除になります。加えて、受けなくてもいい講義の成績がAまたはA+として付与される。総合理系で移行点を稼ぎたい方にとって、これは見逃せないチャンスではないでしょうか。

この記事では、北大合格後も英語学習を続けるべき理由とTOEFL-ITPの攻略法について、私自身の体験を交えながら解説します。

  • TOEFL-ITPって何?
  • 大学受験の英語ができれば対策しなくても大丈夫でしょ?
  • 優秀認定ってどうやったら取れるの?

こうした疑問をお持ちの方にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

北大生は一年次にTOEFL-ITPを受験する

北大に入学すると、一年次の6月頃にTOEFL-ITPという英語のテストを受けさせられます。これは全員必須であり、誰も逃れることができません。入学してわずか二ヶ月後にはもう次の試験がやってくるのです(勘弁してほしいですよね)。

では、TOEFL-ITPとは何か。

TOEFLという名前は聞いたことがあるかもしれません。海外留学の際に必要になる英語の資格試験ですね。TOEFL-ITPはその団体受験版で、大学などの教育機関がまとめて実施するものです。

このテスト、問題量が非常に多く、難度もかなり高いです。リスニングとリーディングの二技能が試され、制限時間内にすべてを解き終えるのは至難の業。大学受験の英語とは毛色が全く違うため、何の準備もせずに受けると悲惨な結果になるかもしれません。

「大学受験で英語を頑張ったから大丈夫でしょ」と思っている方、その考えは甘いかもしれません。大学受験の英語とTOEFL-ITPはまるで別物だと思ってください。

まずリスニングの難易度が段違いです。
共通テストのリスニングを思い出してみてください。比較的ゆっくりとした速度で、聞き取りやすかったですよね。TOEFL-ITPはそうはいきません。ネイティブが普通に話すスピードで音声が流れてきて、しかも大学の講義や学生同士の会話といったアカデミックな場面が題材になっています。聞き慣れない単語や表現がバンバン出てくるうえに、音声は一度しか流れない。「え、今なんて言った?」と戸惑っている間に次の問題が始まってしまいます。

リーディングも一筋縄ではいきません。
大学受験にも長文読解はありますが、TOEFL-ITPの文章量はその比ではないのです。アカデミックな内容の長文が複数出題され、それぞれに設問が付いています。時間制限も厳しく、じっくり精読している余裕はありません。いかに速く正確に要点を掴むかが勝負の分かれ目になるでしょう。

受験とTOEFLでは、求められる語彙レベルも違います。大学受験の英単語帳をマスターしていても、TOEFL-ITPでは見たこともない単語がたくさん出てくるのです。それは、アカデミックな文脈で使われる専門的な語彙が多いためです。「大学受験の単語帳を完璧にしたから大丈夫」と油断していると痛い目を見るかもしれません。TOEFL用の単語帳で追加の語彙を仕入れておくことを強くオススメします。

私の周りにも、「大学受験で英語得意だったし、対策しなくても余裕っしょ」と高を括っていた友人がいました。結果はお察しの通りです。リスニングで完全に置いていかれ、文法の誤り指摘問題に面食らい、リーディングは時間切れ。

TOEFL-ITPは、対策した人としていない人で露骨に差がつくテストです。大学受験の英語力がそのまま通用するとは思わない方がいい。舐めてかかると痛い目を見ます。

私がやったTOEFL-ITP対策

私がTOEFL-ITPの存在を知ったのは、北大合格直後のこと。生協から送られてきた入学パンフレットに「6月にTOEFL-ITPがある」と書いてあったのです。調べてみると、ここで良い点数を取れたら、後期に英語を受けなくてもよくなるらしい。

これはやるしかないと直感しました。合格の余韻に浸っていたいけれども、休んでいる場合ではありません。すぐに本屋へ走り、TOEFL用の英単語帳を買いました。

合格から入学までの約三週間、毎日少しずつTOEFL用単語帳を進めていきました。大学受験で身についた勉強習慣がまだ残っていたので、一日30分から1時間程度の勉強は苦ではなかったです。むしろ、合格後に何もしないでダラダラ過ごすより、適度に頭を動かしていた方が精神的にも良かった気がします。

北大に入学してからは、TOEFL-ITPの問題集を買って実際の形式に慣れる練習をしました。特にリスニングと文法の誤り指摘問題は、形式に慣れるだけでグッと解きやすくなります。問題形式を知らないまま本番に臨むのと、事前に練習しておくのとでは雲泥の差です。

さて、本番当日の話をしましょう。

とにかく時間に追われた記憶があります。リスニングは音声のスピードに何とかついていったものの、自信を持って答えられた問題は半分ぐらい。「たぶんこれかな…」という曖昧な解答がいくつもありました。

文法セクションは対策の成果が出て比較的スムーズに解けました。やはり形式に慣れておくことが大事ですね。誤り指摘問題も、練習を重ねていたおかげでパターンが見えるようになっていました。

リーディングは時間との戦いでした。最後の長文を解き終えたのは、終了のアナウンスが流れる直前。見直す余裕なんて一切ありません。試験が終わった後、「優秀認定の基準点を超えられたのかな…」と不安でいっぱいでした。正直、手応えは微妙だったのです。

結果が返ってきたのは数週間後。おそるおそるスコアを確認すると、540点でした。当時の優秀認定基準は530点以上だったので、何とかセーフ。ホッと胸を撫で下ろしましたね。対策をしていなかったら、確実に基準点に届いていなかったと思います。

合格後も英語の勉強を続けておいて本当に良かった。あの一ヶ月半の努力が報われた瞬間でした。

かめ

参考までに、私の北大本試の英語成績は109.5/150でした。大学受験の英語がそこそこできた人でも、TOEFL-ITPは別物だと思って対策しておいた方が絶対に良いですよ

TOEFL-ITPで高得点を取れば、後期の英語講義が免除になる

TOEFL-ITPで一定以上のスコアを取ると、「優秀認定」なるものを受けられます。これが何を意味するかというと、後期の英語講義(2単位分)を受けなくて良くなるのです。しかも、受けていないのに成績がAまたはA+として付与される。こんな美味しい話、他にありますか?

私が在籍していた当時の基準は以下の通りでした。

  • 530点以上:後期英語がA認定
  • 600点以上:後期英語がA+認定

私は540点だったのでA認定。後期は英語に出る必要がなくなりました。

後期になると、北海道には大雪が降り積もります。雪の中、英語の講義のためだけに外に出るのは億劫だし、辛いです。しかし、私は英語のために教養棟へ行く必要がありませんでした。皆が外で雪だるまになっている間、私はアパートで灯油ストーブをつけてぬくぬくできるわけです。この差は大きかったですね。

空いた時間をどう使うかは人それぞれでしょう。他の講義の勉強に充てるもよし、サークル活動やバイトに使うもよし。

私の場合は、せっかく空いた時間を無駄にしたくなかったので、自主的に英語の勉強を続けていました。ちゃんと英語を話せるようになりたいなぁという思いがあり、英検準一級の勉強を始めたのです。

準一級の語彙レベルは大学受験プラスアルファ程度。大学受験でシステム英単語を使っていた私からすると、準一級の単語帳を見ても8割がたは知っている状態でした。おかげで学習に取り掛かるまでに超えるべきハードルが低く感じられました。

読み書きは特に問題ありません。そこで、リスニングとスピーキングの対策に集中しました。リスニングは過去問を繰り返し解き、スピーキングは「瞬間英作文シャッフルトレーニング」をステージ2まで徹底的にやり込みました。その結果、一年次の2月と3月に受験し、両方とも合格最低点プラス2〜3点というギリギリのラインで合格。何とか準一級を手にすることができました。

TOEFL-ITPで優秀認定を取っておいたおかげで、後期に時間の余裕が生まれ、その時間を英検の勉強に充てられたのです。英検の資格は一生ものですし、就活にも役立ちます。

優秀認定は取っておいて損はありませんね。

【裏技】TOEFL-ITPで優秀認定を逃した人はTOEICで挽回できる

ここまでTOEFL-ITPの話をしてきましたが、実は優秀認定を取る方法はもう一つあります。TOEIC L&Rのスコアを提出する方法です。

TOEFL-ITPは一発勝負の試験。どれだけ対策しても、本番で実力を発揮できるとは限りません。体調が悪かったり、緊張で頭が真っ白になったり、運悪く苦手な分野ばかり出題されたり。寝坊で試験をスキップしてしまうかもしれません笑(笑えない)。様々な要因で基準点に届かないことはあり得ます。

TOEFL-ITPで優秀認定を逃してしまった人にとって、TOEIC L&Rが頼みの綱となるでしょう。TOEICは年に何回も実施されているので、納得がいくまで何度でもチャレンジできます。後期が始まる前、優秀認定を申請するタイミングまでに基準点を越えられれば、TOEICでも優秀認定を獲得できるのです。

TOEFLはアカデミックな内容が中心ですが、TOEICはビジネスシーンが題材。人によってはTOEICの方が解きやすいと感じるかもしれません。高校時代にTOEICを受けたことがある方なら、形式に馴染みがあるぶん有利でしょう。

なお、私が在籍していた当時の基準は以下の通りでした。

  • 680点以上:後期英語がA認定
  • 800点以上:後期英語がA+認定

ただし、これはあくまで私が在籍していた頃の基準です。現在は変わっている可能性があるので、最新の情報は入学後に大学の掲示や履修案内で必ず確認してくださいね。

最後に

北大に合格したあとも、英語だけは細々とでも続けておくのをオススメします。なぜなら、入学して二ヶ月後にはTOEFL-ITPが待っているからです。このテストで優秀認定を取れれば、後期の英語講義が免除になり、成績はAかA+がもらえる。冬場の外出頻度も減らせる。総合理系で移行点を稼ぎたい方にとって、これ以上ない好条件です。

大学受験の英語とTOEFL-ITPはまるで別物です。対策なしで臨むと痛い目を見ます。合格後の数ヶ月、英語の勉強を継続するかどうかで、一年後の移行点に差がつくかもしれません。英語で稼いだ あと0.1点 が、第一志望配属を手繰り寄せてくれる可能性だってあります。

未来の自分を助けると思って、ぜひ英語学習を続けてみてください。皆さんの北大生活が充実したものになることを心より願っています。

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