【悲喜こもごも】北大総合理系・大学生活あるある13選

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⑤TOEFL-ITPで戦略が分かれる

6月にTOEFL-ITPという英語試験を受けさせられます。この試験で好成績を取れれば、後期の英語講義を受けずにAまたはA+をもらえるんです。素直な人はTOEFLを頑張るでしょう。私も素直に頑張りました。

ですが、中には頭が回る人がいて、あえてTOEFLで悪い点数を取ります。後期の英語はTOEFLの点数順に決まるのですが、点数が高い人は難しいクラスに、低い人は簡単なクラスに割り当てられます。もしレベルの低いクラスにわざと入れたならば、後期で英語の好成績を見込めるでしょう。前期の英語成績を捨ててまでして後期での逆転に命をかける猛者が居るんですね。

これ、理論的には正しいんですよ。TOEFLで頑張ってA+を取るのも、わざと低い点数を取って、後期の簡単なクラスでA+を取るのも、結果は同じです。むしろ、後期でA+を取る方が楽かもしれません。

ただ、この自爆作戦にもリスクがあります。TOEFLで悪い点数を取ったものの、後期の簡単なクラスでも思ったより点数が取れず、結局成績が微妙になるケースです。前期に抱いた高い志が後期まで持たずにダラけてしまう。結果、後期も英語で撃沈する。だったら最初からTOEFLで頑張ればいいのに笑。

⑥テストは過去問収集ゲー

高校までは、テストで高得点を取るには、ひたすら勉強するしかなかったでしょう。教科書を読んで、問題集を解いて、真面目に努力するのが効果的だったかもしれません。

大学からは少々事情が異なります。確かに勉強は必要です。しかし、それ以上に過去問の入手が重要になるんです。

大学の試験は過去問からそのまま、または少し形を変えて出題されます。大学の先生は忙しく、テスト作成にそれほど時間をかけられないからです。先生方は、研究があって、論文があって、学会があって、会議があって、もうテスト作るのが面倒くさいんでしょう。だから去年と同じ問題を出す。あるいは数字だけ変える。

したがって、大学の試験で好成績を掴むには、過去問の徹底演習が特効薬になります。過去問なしで10時間頑張るよりも、過去問だけを1時間本気で勉強するほうが良い点数を取れるんです。これを知っているか知らないかで、成績が大きく変わります。情報戦の勝者が進路振り分けでも勝者になるわけですね。大学生活は情報収集能力が試されます。友達を作り、先輩とつながって、なるべくたくさんの過去問を集めるのが大学生の生存戦略です。

しかし、過去問だけに頼るのも危険です。たまに先生がやる気を出して、全く新しい問題を作って出題することがあります。そういうとき、過去問しか勉強していない人は終わります。試験中に過去問勢の「うぇ~っ」っていううめき声が聞こえるんですよ。笑わせないでほしいですよね。

⑦楡陵祭の翌週に中間試験

北大では学園祭が毎年6月初旬に行われます。通常、学園祭は秋に行われるものですが、北海道の秋はいつ雪が降り出すか分かりません。早い年では10月中旬に雪が降りだすことも。せっかくの学園祭なら盛り上がりたいですよね。だから、雪の降る季節になる前に学園祭を済ましてしまうわけです。

北大の学園祭は楡陵祭(ゆりょうさい)といいます。楡陵祭は金土日にかけて行われ、一年生はクラス単位で出店を設けます。定番の出し物は、焼きそばやたこ焼き、フランクフルト。メインストリートは満員電車レベルの大盛況。お祭りムードのなか、毎年数多くのカップルが誕生するとか。

ここで残念なお知らせがあります。楡陵祭を終えるとすぐに中間試験があるんです。皆さん、翌週ですよ、翌週。もう一度言います。翌週です。これ、誰が決めたんでしょうか。

総合理系の学生は、一年次に何としても高得点を取らねばなりません。楡陵祭を心ゆくまで楽しみたいのに、試験のことが頭にあるせいで、手放しで楽しめません。焼きそばを焼きながら「来週化学の試験あるんだよな」と考え、たこ焼きをひっくり返しながら「物理の勉強してないな」と焦ります。そのうち、焼きそばが電子軌道に見え始めます。たこ焼きは剛体振り子に、あるいは地球そのものに見えてくるかもしれません。

私の場合は、出店の夜番を任されたのですが、学園祭直後に控えた化学の中間試験が気がかりで、テントの下で街灯を頼りに勉強していました。周りはワイワイ楽しんでいるのに、私はひとり北大の化学教科書を開いている。正直、学園祭の記憶よりも、勉強した記憶の方が色濃く残っています。ちなみに前期の化学IはA+でした。先生、どうもありがとうございます。

⑧長期休暇は成績を見るまで気が休まらない

めでたく試験を終え、夏休みに入りました。各々、帰省するなり旅行へ行くなりして、存分に羽を伸ばすことになります。

ですが、総合理系の学生は、まだここでも完全には休ませてもらえません。前学期の成績開示が気になってしまうからです。成績開示は期末試験が終わってから3週間ぐらい後になります。旅行先で成績を見て絶望する人もいれば、安堵のため息をつく人もいます。自分の現実現在地を知って、ここでようやくひと息つけるわけですね。

私は夏休みに実家に帰っていましたが、成績開示の日はずっとソワソワしていました。スマホを何度も確認して、「まだかな、まだかな」と開示を待っていた。そして、開示された瞬間にアクセス。結果は、良くも悪くもありませんでした。期待していた科目はさほど取れておらず、手を抜いた科目に限って好成績。

友達の中には、成績が悪くて、夏休みが開けても落ち込んでいる人もいました。「もう希望学科に行けないかも…」と悲痛な顔で嘆いていました。総合理系の夏休みは、成績次第で天国にも地獄にもなるんですよね。

⑨後期、全休入りがち

総合理系の学生は前期に講義を詰め込む傾向があります。前期は入学したてだから「いっぱい単位とって、良い成績を取るぞ!」と意気込んでいるんです。月曜から金曜まで、朝から夕方まで、時間割が真っ黒になるほど講義を入れまくります。

後期にもなれば大学生活に慣れて、あの意気込みはどこかへ消え失せています。卒業に必要な単位さえ取れていればそれでいいやと思ってしまうわけですね。もういいや、楽しようと。実際、それで何も問題ありません。幸せなら、それでOKです。

前期に単位を取れるだけとっていた人は、後期にとんでもなくヒマになります。さらに、前期のTOEFL-ITPで優秀認定を取り、後期の英語受講が免除になった人は、想像を絶するほど暇になるでしょう。丸一日、講義が入っていない、全休の日が出現します

私は木曜が全休になりました。全休の日は朝から晩まで自由時間なので、ひたすら自由に過ごしていました。家で本を読んだり、外に出かけたり、一日中寝ていたり、好きなことができました。平日の真昼間にダラダラしているときほど”大学生やなぁ~”と思う瞬間はありません。どうせだったら金曜が全休なら良かったんですけどね。毎週三連休を作らせて欲しかった。

ただ、勢い余って全休を作りすぎると、後悔する人が現れます。三年生や四年生になって「あれ、単位足りない」と焦り出す人がいるそうです。賢明な読者の皆さんは、大学に入った後、ちゃんと履修単位が足りているかしっかり確認してから全休を作ってくださいね。

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