経営成績の概況
入社一年目は環境適応と業務習熟に経営資源の大半を投じたが、二年目に入り、労働生産性は緩やかに改善しつつある。
当四半期の額面給与は1,063,602円となった。労働収入は月によって変動しており、4月は361,490円、昇給後の5月は333,649円、6月には368,463円を計上した。いったいどこが昇給したのだろうかと給与明細を見返している。
当四半期の特筆すべき経営トピックは以下の通りである。
第一に、実効天引率が23.0%となった。 当社の額面収入1,063,602円のうち、244,580円を税金・社会保険料・各種天引きとして国家および勤務先に徴収され、手取りは819,022円にとどまった。額面の約4分の1が召し上げられるのは知識として理解していたものの、3か月分の実数を並べてみて、改めて大きな衝撃を受けた。代表取締役は給与明細を眺めるたびに「ワカモノヲイジメテタノシイカ!!」と厚生労働省に恨み節を吐き散らしている。
第二に、6月より住民税17,600円の支払いが発生した。 第2四半期からはより本格的な住民税特別徴収がスタートし、さらなる手取りの減少が見込まれる。今のままではいけないと思っているが、どうすることもできないと思っている。
第三に、当四半期はヘルスケア関連投資が集中した。 アシックス・ゲルカヤノ、インソール、体重計の取得に32,470円、メレル・ベアフットシューズの取得に13,666円を投じた。代表取締役は「投資というより足への課金」と説明しており、健康を維持して医療費を抑制する経営合理性は一定程度認められる。
損益計算書
| 勘定科目 | 金額 |
|---|---|
| 売上高 | |
| 額面給与 | 1,063,602円 |
| 売上高合計 | 1,063,602円 |
| 法人税等 | |
| 所得税 | △27,160円 |
| 住民税 | △17,600円 |
| 税金小計 | △44,760円 |
| 社会保険料 | |
| 厚生年金保険料 | △74,860円 |
| 健康保険料 | △31,920円 |
| 雇用保険料 | △5,460円 |
| 子ども・子育て支援金 | △644円 |
| 社会保険料小計 | △112,884円 |
| 組合費・共済等 | |
| 組合費 | △9,700円 |
| こくみん共済 | △3,390円 |
| 労連共済掛金 | △1,650円 |
| 共済会費 | △600円 |
| スポーツクラブ後援会費 | △300円 |
| 組合等小計 | △15,640円 |
| 福利厚生天引き | |
| 社宅料 | △44,700円 |
| 購買品代金 | △16,336円 |
| 生活資金積立金 | △9,000円 |
| 企業年金基金掛け金 | △1,260円 |
| 福利厚生小計 | △71,296円 |
| 控除合計 | △244,580円 |
| 手取り | 819,022円 |
| 生活費 | |
| 食費 | △126,133円 |
| サブスク費 | △68,120円 |
| 書籍研究費 | △26,534円 |
| 水道光熱費 | △15,077円 |
| 旅費交通費 | △12,740円 |
| 通信費 | △10,365円 |
| その他販管費 | △154,500円 |
| 生活費合計 | △413,469円 |
| 博士号のれん償却費 | △5,000円 |
| 営業利益 | 400,553円 |
| 営業利益率 | 37.7% |
(のれん計上根拠)
当社代表取締役が保有する博士号は、取得に要した機会費用を400,000円と評価し、耐用年数20年で均等償却している。帳簿上は毎四半期その価値が目減りしているが、ブログのネタとして毎回登場させているので、実質的な減損は生じていない。むしろ償却が進むほど「元を取らなければ」と焦りが湧いてきて経営のモチベーションになっており、減価が増価を生む、ちょっと何を言っているのか分からない稀有な無形資産である。
(厚生年金保険料)
当四半期最大の天引き項目は、額面収入の7.0%に相当する厚生年金保険料74,860円であった。代表取締役は「将来の自分への仕送り」と理解しているが、仕送りが届くかどうかは高齢者になるまで分からない。届く頃の自身の状態も含め、答えはすべて闇の中である。
(購買品代金について)
勤務先の社内売店で購入した飲食物代金16,336円が給与から天引きされている。当社ではこれをおやつ指数として継続的に計測しており、前期推定値3,500円/月から55.6%上昇した。残業時間増加に伴い社内で過ごす時間が増え、家で摂っていた食事の一部をオフィスで摂るようになった結果である。
なお、食欲の著しい減退に伴い、第二四半期はおやつ指数の急降下が予想されている。
セグメント別概況
当社は、生活費支出を7つの事業セグメントに区分して管理している。
食費 126,133円
当四半期は爆裂缶詰調達を行なった。6/7に8,375円、6/18に5,478円と、2回にわたりサバ缶を計72缶調達した。かつてはイワシ缶が主力だったが、「サバ缶のほうが脂が乗っている」とのCEOのひと言を受け、当四半期からサバ缶へ本格転換した。
缶詰依存度の高さは、魚価高騰時に当社の収益を逼迫する可能性がある。
サブスクリプション 68,120円
生成AI関連支出が大半を占め、YouTube Premiumがこれに続く。5月からはNetflixが加わった。生成AIに食費の半分以上を投じているが、代表取締役は「自分より賢い存在に金を払うのは合理的。可能であれば、自分の代わりに働いてほしい」との見解を示している。本当にそうなってくれたらいいなと心から願っている。
書籍研究費 26,534円
当社は全方位型の人材開発方針を採用しており、金融・文学・歴史・科学・エッセイなど多方面の書籍を購入した。代表取締役は「興味が散らかっているのではなく、打席に立っているだけ」と主張しており、人材への戦略的投資はいつか役に立つと確信している。いつかがいつなのかは未定である。
水道光熱費 15,077円
広島の夏本番は7月以降であり、6月の光熱費はまだ序の口に過ぎない。第2四半期は、冷房コストの本格的な増大が見込まれる。借り上げ社宅は鉄筋コンクリート造で蓄熱しやすく、暑さを如何に凌ぐかが次期好決算の鍵となる。
旅費交通費 12,740円
鞆の浦視察に費やした。鞆の浦は広島県福山市の港町であり、代表取締役は”研修”と称して訪問したが、実態はただの観光である。社内規定上、研修と観光を区別する基準が存在しないため、全額を旅費交通費に計上した。会計上の問題はない。倫理上の問題はあるかもしれないが、当社の倫理委員会は全会一致で問題なしとの判断を下している。
通信費 10,365円
当社はキャリア選択において価格合理性を最優先としており、博士課程から格安SIMのUQモバイルを継続利用している。通話品質には多少の不満があり、特に広島駅内では全くつながらず、大変遺憾である。しかし、その不満を伝える相手がそもそもいるのかという方がよほど深刻な問題である。
その他販管費 154,500円
投資活動を除いた雑多な支出を集約計上した。主な支出はヘルスケア関連投資(46,136円)で、Microsoft Officeライセンスの取得(21,000円)が続く。
シェーバーの取得に14,059円を費やした。前任機が5年の耐用年数を終えたため更新投資を行い、代表取締役の身だしなみ指数はV字回復した。
サンフレッチェ広島のクラブ会員費に12,000円を投じた。弊社はESG(Enjoy Sanfrecce Greatly)投資を心掛けており、会費はその一環として支出された。来年度も計上予定である。
当社はM&A戦略を敷いており、PairsやWithなどを活用し、外部パートナーとのアライアンスを通じて事業規模の拡大を模索した。模索こそしたが、当四半期の成約件数はゼロで、代表取締役は「市場環境が極めて厳しかった」と市況のせいにしている。反省しなさい。
キャッシュ・フロー
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 営業キャッシュ・フロー | |
| 営業利益 | +400,553円 |
| のれん償却費 | +5,000円 |
| 営業CF合計 | +405,553円 |
| 投資キャッシュ・フロー | |
| 投資有価証券の取得 | △300,000円 |
| 純金の取得 | △95,770円 |
| 投資CF合計 | △395,770円 |
| 財務キャッシュ・フロー | |
| (該当取引なし) | 0円 |
| 財務CF合計 | 0円 |
| フリーキャッシュフロー | +9,783円 |
株式投資と純金積立を毎月継続して行っており、四半期の投資総額は395,770円となった。営業CFの97.6%を投資活動に充当している。代表取締役は「手元にお金を残すと使ってしまうので、届く前に別の口座に移している」と述べており、投資哲学というよりは自己防衛策である。
財務CFはゼロ。無借金経営を継続しており、借入も株式発行もしていない。堅実と言えば聞こえがいいが、要するにお金を借りる度胸がない。
通期業績予想と事業等のリスク
通期業績予想
第2四半期にはボーナスが特別利益として計上され、通期の純利益は第1四半期を大幅に上回る想定である。ただし第2四半期以降は住民税が毎月徴収されるため、四半期ごとの手取りは減少する。日本の給与所得者の構造的宿命であり、当社もこれに従うほかない。
投資方針は継続する。株式投資は月100,000円、純金積立は月30,000円を堅持し、稼いだお金の半分以上を未来に投じ続ける方針である。
事業等のリスク
(1)従業員リスク
当社は従業員1名体制で運営されており、当該従業員の体調不良・負傷・モチベーション低下は業績に直結する。ヘルスケア関連投資46,136円は健康増進を狙ったものだが、ランニングによる膝や足首の故障リスクも同時に抱え込んでいる。健康のための投資で健康を損ねた場合の会計処理は未定である。
(2)気候リスク
当社は広島県に所在しており、7月以降の酷暑は水道光熱費の急増を招く。6月時点で月額電気代3,576円だが、当社の借り上げ社宅は冷房全開でようやく人が住める立地にあり、冷房コストの増大は確実である。
(3)M&Aリスク
ペアーズを通じたアライアンス構築活動は当四半期に成約ゼロ件で、投入コストは全額が損金計上された。マッチングが成立するかは相手方の意思決定に依存するため、当社にできることは限られており、頑張りますとしか言えない。
(4)食料安全保障リスク
当社の食生活はサバ缶への依存度を高めており、水産資源の枯渇や缶詰価格の高騰は経営リスクとなる。サバからイワシへの切り替えは技術的には可能だが、代表取締役の嗜好が意思決定を支配しており、合理的な判断より感情的なジャッジメントが優先される。
(5)AI依存リスク
サブスクリプション費のうちChatGPTとClaudeが大きな割合を占めており、生成AIサービスの値上げ・終了は当社のブログ運営体制に影響を及ぼしうる。AI抜きでの制作体制への回帰には「相当な精神力が必要になる」と代表取締役は認めている。
アナリスト質疑応答
アナリストおやつ指数が前期比55.6%上昇しています
経営者としてこの増加をどう評価されますか



おやつ指数の上昇は、代表取締役が職場環境に適応しつつある証左と捉えております。入社1年目は「おやつを買いに行くと仕事をしていないと思われるのではないか」との不安があり、購買行動が抑制されておりました。2年目に入り、社内売店への導線が最適化された結果、自然体での購買が可能になったものです



それって、サボっているだけじゃないですか?



断じてそのようなことはありません



ランニングシューズに四半期で46,000円は過大投資ではないでしょうか



ゲルカヤノとベアフットシューズは設計思想がまったく異なる製品でありまして、前者はクッション性による膝の保護、後者は足本来の機能回復を目的としております。両方を揃えることで、当社は守りのランと攻めのランを使い分ける体制を構築いたしました。これを贅沢と見るかリスクヘッジと見るかは、アナリストの皆様のご判断に委ねたいと思います



M&A活動が0件成約とのことですが、ペアーズへの投資を継続する合理性をご説明ください



M&Aは一朝一夕に成立するものではありません。当四半期はパイプラインの構築に注力したフェーズであり、成約件数のみをもって投資対効果を論じるのは時期尚早と考えております。パイプラインの中身についてはIR上の開示義務がないため、コメントは控えます



重ねて伺いますが、そのパイプラインに中身はあるのですか



一考に値すると捉えています

















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