週刊オックスフォード§2 スウェーデンの国際学会へ!欠航、野宿、ロンドン観光を経てオックスフォードに帰還

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【12日目・リア幸0】10/13 (金):欠航?!ヒースロー空港で野宿

欠航?!

午前3時にBAから緊急メールが。スウェーデンからイギリスへ帰国する便が機材繰りでキャンセルされたらしい。振り替え便は翌日の早朝。朝7時って笑。振り替え便を寝過ごしてしまいそうだ。いや~、コレはすごくマズい。スウェーデンのホテルは今日までしか取っていないのだもの。振り替え便を振り替えたいな。できるのか?…できるみたいだ。土曜07:20発の便ではなく、金曜20:15発の便に再度振り替え申請を行う。飛行機の座席を通路側で確保。スウェーデン行きの便で座った最後尾だけはどうにか回避。

金曜の18時にヒースローからオックスフォードへ行くバスを予約していたのが無駄になった (2,700円が水泡に帰した…)。しかもヒースローに着くのが21:20、入国審査を終えたら22時過ぎになる。そんな時間にオックスフォードまでたどり着くための手段がない。ホームステイ先へ23時ごろ訪問するのは流石に迷惑だろうし。コレは金曜、ヒースローで野宿し一夜を明かすしかないのだろう。…それならいっそ、土曜までロンドンに泊まり、土曜&日曜とロンドン観光すればいいんじゃないだろうか?そういえばまだ、イギリスへ着いてから一度もロンドンを見て回っていない。ロンドン観光の絶好機到来。活かさない手はないだろう。

土曜夜にロンドンで泊まるホテルをBooking.comにてササっと予約。なるべく中心地に近く、しかも安めなホテルを取られて本当に良かった。こうした機転を利かせられるようになったのも国内旅行業務取扱管理者の資格勉強をしたからだろう。”国内”と銘打っているなので海外旅行は守備範囲外なものの、資格試験の勉強範囲の応用で急なプラン変更に対応できた形。

ヒースロー空港で野宿 (留学期間中二回目)

ホテルでじっとしていてもつまらないので11時ごろチェックアウト。中央駅のバスターミナルへ向かい空港行きのバスに乗る。バスの中では”これからあと9時間近くどうやって時間を潰そうか”と思案。ナンプレをやっても1時間、読書したって2時間程度しか時間を潰せないから困ったものだ。

”飛行機、飛んでくれないかなぁ…”と空港の電光掲示板を見る。何回見たって『Cancelled』の表示は変わらないけどつい見たくなる。はぁ、今日中にオックスフォードへ帰られるハズだったのになぁ。使わなくても良かったお金を消費し飛ぶようにお金が消えちゃう。空港ではパソコンの電池が続く限りブログ執筆に明け暮れた。こうでもしなくちゃ他にすることがない。ヨーテボリ空港 (GOT)は展望デッキもなければ特筆すべき見所もない。飛行機や旅客を処理するのに特化した機能しか持ち合わせていないので時間を潰すのには最悪の場所。

なんとか頑張り5時間消費して17時を迎えた頃のこと。ドイツ・ミュンヘン経由で日本に帰国する指導教員が前から近付いてきた。

指導教員

アレっ?昼の便で帰るんじゃなかったの?

かめ

飛行機が欠航になっちゃいまして…

指導教員

あらら、とんだ災難続きだね笑
まぁ、僕は先に帰っちゃうけど、かめも気を付けて帰ってね

かめ

はい。先生も体調にはくれぐれもお気を付けて…

と、慰められたのか慰められていないのかちょっとよく分からない形。何を言われようが欠航の事実は変わらないのでどうでも良いんだけれども。それから1時間、また時間を潰してようやくチェックイン時間が到来。1時間ほど並んで自分の番に。預入荷物は全くないから1分ほどでサクッと手続きを完了。

保安検査を経て搭乗口へ。至る所にレストランがあって活気がすごくて心が躍る。朝から何も食べていなかったので食べ物を買おうとショップに入る。…高い、高すぎる。北欧の物価の高さに加えて空港内ということで更に高い。いくら美味そうな食べ物を見ても高すぎるから食欲が失せて買えない。まぁ、高くて不味いイギリスの料理よりかは数倍マシなんだけれども笑。

搭乗口前で待っていると、”飛行機の出発が更に1時間遅れるわ、ごめん”とのアナウンスが入ってきた。技術的な問題が生じて定刻に飛び立てなくなったらしい。飛行中にエンジンが止まって墜落するよりかはまだ良いかな。さらに1時間待って21時過ぎにようやく飛行機に搭乗できた。機内では水とお菓子を貰った後は泥のように眠りこける。…疲れた。目を開けていられない。コレだけしっかり疲れていたら野宿でもしっかり眠られそうだ。

ヒースロー空港へ到着し、eゲートをくぐって無事に入国。第三ターミナルの中をうろつき野宿に適したベンチ探し。いや、その前にまずは食料調達。お腹が空きすぎて倒れちゃいそう。

24時間営業 (??)のカフェに寄って水と2つのパンを買う。コレでお値段10ポンド (2,000円弱)。”ふざけているのか”と笑っちゃうほど高いんだけれども致し方ない。イギリスには日本では当たり前の24時間営業のお店はじつに稀少。23時過ぎに飲食物を入手できるだけでも感謝しなくちゃいけない。

トーストして頂いたパンを片手に寝床を死んだ目で探す。出発ロビーと到着ロビーとを比べてみたら到着ロビーの方が良さそう。到着の方がアナウンス音が少なくてよく眠られそうだから。よし、今日はここに寝よう。肘置きの間に体を通して窮屈ながらも就寝タイム。

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