【イギリス留学中の家計簿】日本学術振興会特別研究員DC1の懐事情vol.7　D1・10月編

2023年10月27日2024年4月22日

収入：197,330円 (+非加算109万円)

収入は学振DC1による固定額197,330円のみ。海外渡航中だからといって特別に手当を出してくれるわけでもない。民間企業なら海外出張中は海外手当てが付くそうですね。給与が倍ぐらいになるみたい。羨ましいことこの上ない。

なお、今回の収入額には加算しませんが、10月下旬、私の口座に109万円が振り込まれました。私の令和5年度の科研費残高が全て振り込まれた形。ホームステイ代 (月12万円程度)とオックスフォード大学への在籍料 (月14万円程度)を6か月払うと約160万円。それに加えて旅費交通費や生活費を合わせると半年で250~300万円近い出費に。私、そんなにたくさんお金を立て替えられるほどの預金がありません。そこで北大の外部資金担当者さんにお願いして科研費を前借りさせてもらったのです。109万円を手に入れたからって丸々懐に入るわけじゃない。半年かけてオックスフォードへ支払い、やがて完全に消えます。

109万円の詳細については週刊オックスフォード§4に記しました。来週水曜午前1時 (JST)公開予定なので興味のある方はご覧ください。

支出：351,500円 (註：オックスフォードでの家賃と在籍料を除く)

一方で支出額は351,500円でした。学振DC1になってから過去最大の出費額。支出の内訳を以下に示します⇩

【固定費】家賃：55,000円 (16%)

オックスフォードへ留学に行っても札幌の下宿は解約しません。住み心地が最高だから、オックスフォードから帰ってきても学生生活が続くからです。5.5万円×6=33万円を無駄にするのが心苦しい。誰か空き家に住んでくれないかなぁ。ひと月3万円ほどで住んでくれたら出費額を抑えられて嬉しいのですが…

【固定費】国保+年金：34,940円 (10%)。遂に年金の引き落としが始まった

国保に1,900円、年金に2か月分・33,040円の支払い。”嫌だ嫌だ”と繰り延べていた年金の支払いが遂に始まったのです。ただでさえ少ない手取り額からお金がチューチュー吸い取られていく。今月だけ2か月分が引き落とされ、来月以降は一か月分の引き落としに。1か月分とはいえ16,520円も取られます。1.6万円もあったら日本で半月以上も飯を食えるし、ちょっとした旅行で心を癒すことだってできる。少ない若者でたくさんの老人を支える制度に違和感しかない。今の老人、お金いっぱい持っているじゃないですか。この人たちの為にいったいどうして現役世代が息絶え絶えにならなきゃいけないのだろうか。

【ほぼ固定費】サブスク：5,000円 (1%)

YouTube PremiumとDAZNに合わせて5,000円の拠出。DAZN、日本のチャンネルが映らないことが発覚したので10/21に解約しました。ところが無念にも次月分の引き落としが10/20だったんです。解約があと一日早ければ1か月分多めに取られずに済んだのに。

【変動費】食費：52,630円 (15%)

イギリス生活1か月目。生活リズムや食品の相場の感覚を得るため節約せず。普通に暮らしているだけで日本の倍近い食費に。思っていたよりかかっちゃったな。まぁ、いいや。次月から気を付ければOK。下旬にかけて食費を安く抑えられそうな食材の組み合わせを見つけました。来月以降は月4万円前後で推移してくれることでしょう。

【変動費】通信費：6,800円 (2%)

先月請求分のUQ mobile利用料が4,050円、イギリスで買ったSIMカードが2,750円かかりました。UQ mobile、どうも休会手続きができないらしく、海外渡航中全く使わずとも基本料金 (2,000円前後？)が取られるらしい。

初旬は日本で用意したSIMカードが繋がらずにネットを利用で来ませんでした。中旬、スウェーデンから帰国したのちSIMカードを会員登録するとたちまちネットへ繋がるように[週刊オックスフォード§3]。来月以降、回線が突然途絶えないよう心の底から祈っています。ネットの無い不自由な生活にはもう懲り懲りですからね…