研究室生活春夏秋冬vol. 44 D1・10月 オックスフォード留学生活初月をざっと振り返る

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この一か月を振り返ってみる

研究について

10/2にイギリスへ着き、その翌日からオックスフォードでの研究室生活が始まりました。研究室のホームページでは10人近くのアジア人が写っていて賑やかな印象を受けたものの、いざ行ってみると学生は一人、ポスドク一人に秘書も一人。聞いていた話とは全く異なる大変静かな研究室。北大で所属している研究室とは正反対と言っても良い。半年間在籍する研究室は”大学”というより”研究所”。てことはゼミが無いわけです。誰からも何ひとつ教えてもらえず、何か新しい知識を得たけりゃ自分で掴み取るしかない世界。PIのM先生は年に一度ぐらいしか研究室を訪れないそう。M先生とディスカッションして様々な知見を得たかったにもかかわらず、年に一度しか会えないのならばディスカッションに期待しても無駄かもしれない。

渡航先を決める前に研究室へ問い合わせておけばよかった。「学生は”いま”何人いるのですか?」「その研究室では”いま”どんな研究をやっていますか?」と詳細な情報を手に入れたうえで渡航先を判断すべきでしたね。だいぶ後悔しています。この半年間、下手すりゃ収穫ゼロで終わってしまうかもしれないなぁ…と。渡航先研究室のホームページ、よく見るとこの3年間、一度も更新されていないようです。トップに映る集合写真は3年前に撮ったものらしい。こんなの詐欺じゃないですか笑。ウチの研究室でさえ、全くサイトを更新していなかった時でも集合写真ぐらいは毎年変えていたというのに。

イギリスと日本とでの作業のスピード感が全く異なるがゆえにストレスがたまる。肝心な時に『休暇で来週まで不在です』と自動返信が届くケースばかり。渡英してから一か月経っても安全講習さえ受けられていません。安全講習を受けなきゃ実験を始められないにもかかわらず、です。どのような実験をしてどのような結果を得たいかのロードマップは完璧に出来上がっています。あとは実験にさえ取り掛かられれば当座のストレスは解消されるのですが… 研究室学生に「安全講習なんて意味あるの?」と聞いてみたら「あるわけないじゃん笑」とのお返事。私もそう思う。いくら座学で学んでも実地では役に立たぬ場合が多いから。

生活について

時間が経つにつれ少しずつイギリスの生活に慣れてきました。最初はバスの乗り方やスーパーのセルフレジの使い方すら分からず困っていたものの、慣れればどうってことはない、不自由なく利用できるように。通行人がみんな前を向いてニコニコ笑顔なのが印象的。いつも笑顔。雨でも笑顔。とにかく幸せそうなんですよね。そんな人らに囲まれていると私まで笑顔になってきます。日本では人を寄せ付けないオーラ全開だった私がウソみたいな変貌。イギリスの物価は前評判通り、やっぱりすご~く高いですね。何も贅沢していないにもかかわらず食費が日本時代の倍にまで増加。来月は少しだけ節約を心掛けてお金の流出を防がねばなりません。

オックスフォードは賑やかな街。世界的に有名な観光地のため、そこらじゅうが観光客でごった返しているのです。私自身、一人の観光客として大学内や博物館をゆっくり観光させてもらいました。日本とはまるで異なる異文化を体験できて面白かったです。渡航2週目にはロンドン観光。ビッグベンや大英博物館、それにバッキンガム宮殿など目玉スポットを見て回りました。ロンドンには見所がまだまだ沢山。オックスフォード留学中にあと2~3回はロンドンへ足を運んで観て回りたい所。

英語は話す方については随分と上達したように思います。10words程度の英文なら瞬時にペラペラ話せるように。渡航前から取り組んでいた瞬間英作文トレーニングが役立ちました👍。日本語から英語に訳すのではなく、最初から英語が口をついて次々と溢れ出てくるような感じ。聴く方はまだまだ課題が残ります。3週目あたりで英語がかなり明瞭に聞こえるようになったものの、4週目で再び相手が何を言っているのかよく分からなくなってしまった。語学の上達は一筋縄ではいかないようです。まぁ、そんな簡単に上手く行ったら面白くないから良いんですけれどもね^ ^

来月はどんな一か月にしたいか

研究について

そろそろ実験を始めたいです。やりたい実験は決まっているのに実験をやれないのがすごくもどかしい。そんな難しい実験じゃない。ごくごく初歩的な実験です。本気でやれば2週間で終わる。幾ら2週間で終わるからっていつまでもやらずに済ましたくない。どうでもいいから早く作業に取り掛からせて貰いたい。2週間で実験を終え、そこで得られた成果をもとに新たな研究を考えたいから。

来月こそは安全講習を受講できればいいですね…笑。いつまでもメールに返信してもらえないようなら講習係の居室に「どうなっとるんじゃい!」と突撃してみようと思っています。

生活について

来月中旬に控える3泊4日のエディンバラ観光が最大のイベント。街全体が世界遺産のエディンバラへ早く行きたくて仕方がありません。観光へ行くため生活費をほんの少しだけ節約する必要があります。先月は5.6万円かかった食費を何とか4万円にまで下げるのが先決。

10/29 (日)よりサマータイムが終わりました。これからどんどん日照時間が少なくなっていってしまいます。気分の落ち込みによるメンタルの崩壊に細心の注意を払わねば。ブログを書いたりYouTubeを見たりと好きなことをしてリフレッシュを図りたい。これからクリスマスが近づくにつれ街にイルミネーションが施されるのが楽しみです^ ^。キリスト教の本場のイギリスでクリスマスがどのように迎えられるのかしっかりと目に焼き付けたい所。

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