【23日目・リア幸-81】10/24 (火):エディンバラへの旅行を決定
家がうるさい
大家さんの咳が全くとどまる所を知らない。朝から晩まで、時には深夜にまでわたって延々と咳き込んでいらっしゃる。けっこう心配になってきた。いつまでも体調が悪そうだから見ていて非常に胸が痛くなる。「いつお医者さんの元へ行くんだい?」と言ってしまいそうな衝動にも駆られる。そんなに体調が悪いのならば楽になる方法を取ればいいのに。薬にも頼らず治そうともせず何がしたいのか分からない。風邪を移される側の身にもなってもらいたいものだ。
24時間体制で”ゴホッ!ゴホゴホッ!”と咳き込む音を聞かされる。私、特定の音を正常に処理できない持病を抱えているのだけれども、処理できない音の一つに『人の咳き込む音』が含まれているのだ。一度や二度の咳ぐらいならば良い。十回や二十回、それ以上頻繁にされると吐き気を催してしまう。咳き込み音が外へ漏れ出ず脳内で延々と滞留するから。頭の中に次から次へと咳き込み音が蓄積され、やがて「もう、うるさいよ!!」と堪忍袋の緒が切れ爆発してしまうという仕組み。現在、ストレスゲージは90%にまで到達した。爆発するまであと10%とごく僅かしか許容可能な容量が残されていない。ホームステイ先でキレ散らかしたら「出ていけ」と追い出されてしまうだろう。ソレはまずい。何とかストレスを溜めない方法を探らなくては。
音に関する解決策として『家に居る時間をなるべく減らす』というものを思い付いた。まだ日が昇らず奥さんが起きないうちに家をさっさと飛び出し、奥さんが寝床につくころ帰宅し軽くご飯を食べてすぐに寝る。耳栓は試した。効果が無かった。ならば咳き込み音を耳に入れずに済むよう時間で対抗するしかない。初日の今日の調子は良好。このまま同じリズムを保って咳き込み音を聞かずに済ましたい所。
エディンバラへの旅行を決定
あまりに何も良いことがないので”自分でイベントを拵えよう”と決意。このままでは鬱まっしぐら。何とかしなくちゃ頭がおかしくなる。 (どこかに旅行へ行きたいな…) と思い、購入してオックスフォードに持って来ていたじゃらんのイギリス旅行ガイドブックを開いた。パッと目に留まったのがロンドン近郊の『ハリーポッター・スタジオ』の訪問。撮影に使われたセットやそのミニチュアが飾られているファン垂涎の場所。ソコももちろん行って観たい。しかしソコでは一日しか時間を潰せない。もっと長く、3~4日ほど時間を使ってリフレッシュしたい。あと160日間も残っているのだからチマチマと時間を潰したって仕方がない。
じゃらんのガイドブックを閉じて任意のページをパッと開いた。するとそこにはスコットランド・エディンバラについてびっしりと書き記されていたのだ。オックスフォード近郊の観光しか頭になかっただけに「エディンバラか…!」と頭を打たれた思いがした。イギリス国内にでも居なければわざわざエディンバラへなんて今後の人生で行きもしないはず。”よし、行こう!”と直ちに決意。オックスフォードからエディンバラへのアクセスをまずはネットで検索。ん、電車で片道1.5万円?バスだと安いけど7時間もかかるの?そりゃ遠い、バスに7時間も揺られたら酔っておかしくなる。エディンバラは止めかな… そう諦めかけた。
飛行機では行けないのかな…?
と一つの疑問が頭をもたげた。ここオックスフォードには『オックスフォード国際空港』というソコソコ大きな空港があって飛行機がひっきりなしに離着陸している。オックスフォードからエディンバラまでひとっ飛びできれば便利だよなぁ。よし、調べてみよう。あぁ、一便も飛んでいないのか… おっ!ロンドンからならエディンバラまで直行便が飛んでいるらしい。一度南 (ロンドン) に行ってそれから北 (エディンバラ) へ向かうのは面倒だけれども、早く・安く着くのであれば飛行機に乗った方が良さそうじゃないか。ロンドンからエディンバラまでLCCのライアンエアーが飛んでいる。往復・驚異の60ポンド。”コレしかないやん♪”と即予約。エディンバラでのホテルを仮抑えし旅行計画が完成した。11/10 (金)~11/13 (月)、三週間後のエディンバラへの旅の期待を心の栄養分に頑張ってみようか。
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