週刊オックスフォード§11 触るモノを全て壊していくチャイナ人ポスドクに爆笑。気晴らしにサッカー観戦へ

目次
  • 【71日目・リア幸-70】12/11 (月):どうしても放浪に行きたい!
  • 【72日目・リア幸-40】12/12 (火):出目金、出目金、出目金、出目金…
  • 【73日目・リア幸0】12/13 (水):アンタが触るモノ全部壊れていくやん笑
  • 【74日目・リア幸20】12/14 (木):寝たふり死んだふり聞こえないふり大々々々々作戦
  • 【75日目・リア幸20】12/15 (金):続・寝たふり死んだふり聞こえないふり大々々々々作戦
  • 【76日目・リア幸40】12/16 (土):オックスフォード・ユナイテッド
  • 【77日目・リア幸50】12/17 (日):オックスフォードのラボで迎える最後の日曜

【76日目・リア幸40】12/16 (土):オックスフォード・ユナイテッド

(イギリス留学中にせめて一度はサッカー観戦に行かなきゃいけない) と思っていた。サッカーの発祥地はイングランド。本場のサッカーはJリーグと比べてどれほどレベルが高いのか見てみたかった。オックスフォードにもプロチームがある。そう、オックスフォード・ユナイテッドである。現在、プレミアリーグの三部で5位につけている。三部と言っても資金が豊富で選手層が厚いからバカにはできぬ。まぁ、我らがサンフレッチェ広島の方が遥かに強いのは言うまでもない。直接対決したら10-0ぐらいでケチョンケチョンにやっつけてしまうだろう。

15時のキックオフに合わせ、12時ごろ、早めにラボでの仕事を切り上げた。明るいうちにCity Centreへ帰るのが久々すぎて違和感を覚える。バスを待っている間、なんだかムズムズが止まらなくなってきた。「仕事をしたい!仕事をしたい!」と体が発作で訴えているのだ。ワーカホリック、ここに極まれり。研究をしなくちゃ落ち着きを得られぬ体質になったらもうおしまいだ。死ぬまで働き続けるしかない。動き続けることマグロのごとく、突き進むことイノシシのごとし…

一本バスを乗り継ぎ、オックスフォード・ユナイテッドのホーム『Kassan Stadium』に着いた。チームカラーは黄色。チームのロゴは牛である。Oxfordの名前の由来は【雄牛 (oxen)が渡れる浅瀬 (ford)】らしい。チームのプレースタイルは”5点取られても6点取り返せばいいでしょ”と攻撃に振り切った形のよう。我らがサンフレッチェ広島のロゴ[画像]も領主・毛利元就の考えにあやかっている。紫と白のエンブレムに三本の矢を組み合わせたモチーフは世界一カッコいいロゴだ。

チケット売り場で当日券を購入。料金は£25 (4,600円)。日本の値段に慣れているからか少々高く感じられる。が、プレミア一部だと一般席で1万円越えが普通らしいからコレでも安い方である。しかも一部リーグだとあまりに人気すぎて販売が抽選方式らしいのだ。いくら観に行きたくたって、行きたい日に100%観られるとは限らない厳しい現実がある。三部リーグはその点、安心だ。席数に十分余裕があるから希望日に確実に観戦ができる。

ゴール裏の席に腰を下ろす。ピッチとの距離が非常に近い。5m先には芝生がある。なんて臨場感のあるスタジアムなんだ。一応、このKassan Stadiumはサッカー専用の球技場。観衆にサッカーを楽しませる工夫が随所に凝らされている。ちなみに我らがサンフレッチェ広島も来春、新スタジアムがオープンする。100万人都市のど真ん中に完成したスタジアムへ早く行ってみたい。私の夢は、広島の新スタジアムへまだ見ぬ彼女と一緒に行くこと。二人で紫色のユニフォームを着用し、声が枯れるまで応援し、家に帰って試合の感想を言いながらゆっくりと晩酌したい。

試合はオックスフォード・ユナイテッド側が3-0で勝利した。相手チームを終始押し込み、ほとんどワンサイドゲームの様相。相手チームが気の毒になるほどの出来。三部リーグだからこそチームの間に大きな実力差があるわけである。観衆のヤジが汚いのなんの。少しでも相手チームがミスしたら「それ見たことか笑!」「くたばれ!!帰れ!!」といたる所からヤジが飛ぶ。これの一体どこが”紳士の国”だ…笑?”野蛮人の国”の間違いじゃないか?日本でもこれほど汚いヤジにはなかなかお目にかかれない。阪神甲子園球場 (野球だが)の阪神ファンのおっちゃんが発するヤジの方が優しい。

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