週刊オックスフォード§12 ラボ通いの日々を終える。家でダラダラ、たまに観光。スーパーの片隅に米を見つけた!!

目次
  • 【78日目・リア幸20】12/18(月):激高
  • 【79日目・リア幸10】12/19 (火):ラボへの最終通勤日
  • 【80日目・リア幸20】12/20 (水):ラボで食べていた昼飯の紹介
  • 【81日目・リア幸10】12/21 (木):家で食べていた夕食の紹介
  • 【82日目・リア幸0】12/22 (金):どうやって一日を過ごせばいいんだ
  • 【83日目・リア幸10】12/23 (土):バース観光
  • 【84日目・リア幸50】12/24 (日):米があったーーー!!!

【84日目・リア幸50】12/24 (日):米があったーーー!!!

あったんだよ。コイツをずっと探していたんだよ。お前は何を探していたんだって?…米だよ、米。日本人の骨の髄まで形作っている国民食・ライスを求めていたんだ。渡英以来、米を食べたくて食べたくて仕方が無かった。白くて細長いタイ米は至る所に売られていたけど、日本で広く流通しているふっくらとした米は見つからなかった。米を食べられぬ代わりに雑穀入りパンを主食とした。「米が無ければパンを食べればいいじゃない♪」との考えだ。別に特別美味しいくはない。米が無いから米の代わりに食べるものとして選んだだけだ。食べないでいいなら食べたくなかった。口が渇いて仕方がないからだ。

「米、米…」と言いながらスーパーの中を徘徊した。”やっぱり売っていないよなぁ…”と肩を落として下を見ると、【Bron Rice 250g 50p】と書かれた値札が視界に入って刮目。

かめ

あっ!えっ…?は…!

言葉にならぬ驚きと感動。なんだ、イギリスでも米が売られているじゃないか。しかも安い。250gで50p (90円)って、日本のスーパーで売られているパックご飯よりも少し安価じゃないか。まさかお店に平然と売られていただなんて想定外。最近入荷したわけではなかろう。今まで私がスルーしていたんだ。TESCOじゃない。Sainsbury’sというTESCOのライバル店で見つけた。しかもこの玄米はオックスフォードの場合、City Centreの一番大きなSainsbury’sの一軒だけにしか売られていなかった。奇跡。僥倖。光悦。歓喜。震える右手を左手で支えて1パック買って家に帰った。

やることといったら一つであろう。そう、卵かけご飯 [TKG]である。綺羅星のように輝く玄米の上に大きな卵を贅沢に2つ。醤油が無い。代わりに海塩をササっと振りかけグジャグジャに混ぜて口にかき込む。目を瞑った途端、日本の豊かな田園風景が目前にパーっと広がった。コレだよ。コレが足らなかったんだ。砂漠のように干乾びたパンには産み出せぬ潤いが不足していたんだ。ひと口ひと口じっくりと噛みしめる。米の甘みが溢れ出てきて美味が一層引き立てられる。あぁ、なんて幸せなんだろうか。オックスフォードでの最後の週末に米を食べられて本当に良かった (*≧∀≦*)

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