【留学3か月目の家計簿】日本学術振興会特別研究員DC1の懐事情vol.9　D1・12月編

2023年12月27日2024年4月22日

収入：209,660円

特別研究員DC1としていただいている給与は月額、税抜き197,330円。年末調整でお金が還付され、今月は209,660円いただけました。”年末調整を行う”ってことは、所得は”給与”所得なんです。けれども学振との雇用関係はない。学振DCって不思議な制度ですよね。いつか必ず日本のどこかでおかしな問題が生じるはず。

支出：237,259円 (註：オックスフォードでの家賃と在籍料を除く)

支出は237,259円でした。先月比マイナス6.5万円です。支出の内訳を以下に円グラフで示します⇩

【固定費】札幌の家賃：55,000円 (23%)

家賃については毎月同じなので解説を省略します。

居心地最高の札幌の下宿へ帰られるまであと3か月。早く帰りたいなぁ。静かな部屋で耳栓をせず心穏やかに睡眠をとりたい…

【固定費】国保+年金＋奨学金：24,940円 (10%)

国民健康保険料に1,900円、国民年金保険料に16,520円、そして修士課程在学中にJASSOから借りていたローン返済額 6,520円を合わせた金額。これ等を全て払わなくて済むなら一年で30万円も浮くんですよね。奨学金返済額を抜いて計算すれば年間22万円もの無意味な支出が。自分で勝ち得た収入の使い道ぐらい自分で決めさせて欲しいです。今後、高齢者人口増大に伴い保険料が更に上がっていきます。高齢者の寿命を延ばすために命を削って働くのが我が世代の宿命…

【ほぼ固定費】サブスク：1,280円 (1%)

先月でDAZNの契約が切れたのでYouTube Premiumのみのサブスク料。広告地獄の回避のためのみかじめ料として1,280円。お金を払って地獄を免れる免罪符として十分安い。欲を言えば1,000円を切って欲しいけれども、まぁ、良いです。まだPremiumに入ったことのない方は一度体験してみて欲しい。ガラリと人生が変わります。「広告を観なくていいってこんなにストレスフルなんだ…！」と辞められなくなるはず。

【変動費】食費：39,058円 (16%)

昨月比マイナス二千円。イギリスでの食費節約法が板についてきました。スーパー通いの頻度を減らせば良いんです。カードを財布から取り出す回数を減らせば出費を抑えられる。人間は飽食に脆弱だけれど飢餓には強くできています。食事を満足に摂れなかったら次の食事まで寝て我慢すればいい。一日や二日なら耐えられる。「もう無理。美味しいものを食べたい！」と限界が訪れた時に栄養を摂る。今月はあまりに我慢をし過ぎて食欲の強い減退を感じました。食べ物を見ても『色の付いた物体』としか捉えられず、美味しく見えなくなっちゃったんですよね。どうしようか。29日からは美食大国・トルコへ行くのに。トルコのキラキラ輝く料理を見て食欲が戻ってくるのを願います。

【変動費】通信費：6,275円 (3%)

UQモバイルの使用料が3,455円、SIMカードのデータチャージ料が￡15 (2,820円)でした。来月からはイギリス圏外へ飛び出します。いま使っているEEのSIMカードでは一日￡1.5のデータローミング料を取られるようです。一か月使えば￡45 (8,000円オーバー)。三か月放浪すれば二万円越え。この際、SIMを一切使わず、ホテルや駅の無料Wi-Fiのみで旅行してみてもいいかもしれない。それか、ユーラシア大陸側へ渡ったら大陸側専用のSIMカードを買うか…

【変動費】札幌の水道光熱費：3,777円 (2%)

水道光熱費については変動が無いので詳しい説明を省略します。

【変動費】交通費：24,663円 (10%)

オックスフォード-バース間の往復移動費に4,900円。来月乗車するソフィア→ベオグラード、ベオグラード→ブダペスト二区間のバス代として合計11,000円。その他、土日のラボまでのバス代等と合わせたら24,663円。思ったよりも安かった。来月からはもう少し激しい支出が予想されるので覚悟しておきたい所。

【変動費】雑費：82,265円 (35%)

バース観光、放浪期間中のスーツケース預け料、電子書籍購入代金などでお金が嵩みました。来月からはAmazonを使わないため雑費が減少する予定。支出合計金額もようやく20万円を下回って黒字になるんじゃないかな…？

【非加算】オックスフォードでの家賃￡675＋オックスフォード大学在籍料￡767 (約27万円)

円グラフには含めませんでしたが、家賃 (12万円強)と在籍料 (14.5万円)を合わせて27万円飛んでいきました。来月からはオックスフォードを離れ、ヨーロッパ全域を流浪する生活となります。家賃が宿代に代わりますが、流石に宿代へ月々12万円も使わないのではないでしょうか？せいぜい10万円程度でしょうね。まして、物価の安い東欧諸国を旅するなら宿代を抑えられるのは必定。