大学受験浪人をやめておくべき人の特徴4選

北大と国研で研究している化学系大学院生かめ (D2)です。一年間の受験浪人を挟んで北大総合理系に合格しました。

現役時代は第一志望校からA判定を貰っていました。まさか落ちるとは思っていなかっただけに、失意のどん底から浪人がスタート。ストレスで体を壊したり志望校を変更したりとなかなか思い通りに行かなかった一年間。最終的にそれなりの大学へ進学できて満足。浪人生活を振り返ってみて、”自分は浪人に向いていなかったなぁ”と痛感しました。浪人に向いている人などいる訳がありませんが、向いていない人間の中でもさらに向いていない部類の人間だったのです。

この記事では実体験を踏まえ、大学受験浪人をやめておくべき人の特徴4つご紹介します。

  • 頭の中に浪人がチラついた現役生
  • 二浪を考え始めた一浪生

こうした方々にピッタリな内容なので、是非最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

浪人したら成績が伸びると思っている人

私の学校では『浪人すれば成績が伸びるらしい』といった神話が流れていました。現役生より一年多く受験勉強するし、勉強に費やした時間の分だけ成績が上がっていくはずだ、と。まぁ、理論的には正しいですよね。勉強を正しいやり方で正しい方向にやればやるだけ学力が伸びていくのに違いはありません。実際、私の学力は全体的に少し伸びました。理科は激伸び。現役時代に花開かなかった実力が浪、人中、膨大な演習量を積むことでようやく伸びていったのです。

残念なことに、浪人すれば必ずしも成績が伸びるとは限りません。成績が伸びる人は全体の1~2割。残り8割強は現状維持、もしくは下がってしまいます。浪人は辛い。”もう後が無い”というプレッシャーに常時悩まされることに。受験の重圧に押し潰された人間から順にメンタルがやられ、勉強できなくなっていくのです。現役時代に培った学力が下がらないようキープするので精一杯。岩のように強い気持ちの持ち主だけが成績を上げていきます。現役時代に追い込み切れず、伸びしろが豊富に残っている人も成績を上げられる可能性があるでしょう。

浪人して成績が劇的に伸びるのは必ずしも一般的な例ではありません。「浪人して○○大学の合格を目指そうかなぁ…」は戦略的に誤りだと覚えておいて下さい。

メンタルが弱い・壊れやすい人

浪人生活は最短でも一年間。半年コースも指定校推薦もない。少なくとも一年はやらなければなりません。最難関大や医学部医学科合格を目指す方は二年や三年以上の浪人だってあり得る。高校の同級生が大学を卒業して就職するころ、自分だけ数年遅れで大学生になるチケットを手に入れて一息つくのです。

大学合格を掴むまでの間、浪人生は上述の『絶え間ない辛さ』と闘い続けることに。来る日も来る日も (合格できるかな。大丈夫かな…) と未来を心配し続ける生活。メンタルが脆い方ならたちまち壊れます。メンタルが健全な人でも受験のストレスに負けて壊れてしまいかねません。私自身もメンタルが壊れました。メンタルが相当強い方だと思っていたのに。浪人の9月、受験への気持ちが切れてしまったのです。勉強が手につかなくなってしまったため、そこまで追い込んで勉強しなくとも受かりそうな大学へと志望校を2ランクダウン。

メンタルが弱い、あるいは壊れやすい方に浪人は全くオススメできません。現役生として合格できる大学へ進学する方が幸せな思いを味わえると思います。

誰かに勉強を強いられなければ勉強に取り掛かれない人

浪人生になって予備校へ通っても『勉強をやりなさい』と発破をかけてくれる人はいません。高校までは居たかもしれません。『追い込まないとヤバいんじゃないの?』と口うるさく言っている担任の先生が。予備校にそうした親切な方はほとんど居ないのです。チューターさんだって雇われの身。受け持ちの浪人生が合格しようがしまいが、所詮は他人事だしどうでも良いでしょう。

浪人生には、誰から強いられるでもなく一人で勉強に取り掛かれる自発性が必要。いくら勉強したくない日でも「ここでやらなきゃマズいよな!」と自らを奮い立たせられねばなりません。受験に一度失敗した悔しさを原動力に努力を積み重ねられる人は強い。不合格の悔しさを忘れては駄目。あの日の感情を前へ進むための燃料へと換えて使うのが有効な活用法。自ら進んで勉強する姿勢が無ければ浪人生活は詰みます。あなたの周りの人は誰も”勉強しなさい”と言ってくれないからです。

誰かに勉強を強いられなければ勉強に取り掛かれない人は浪人をやめておいた方が無難。周囲から勉強しなさいと言ってもらえるうちに勉強しておき、学力を高めてしっかり現役合格しましょう。

大学へ行きたいという気持ちがない人

長くて過酷な浪人生活を乗り越えるモチベーションは「大学へ進学する」こと。華の大学生活を味わいたいがゆえに合格を目指して懸命に勉強するのです。大学へ行きたくなければ毎日何時間も勉強できませんよ。何を目標に勉強すればいいか分からないじゃないですか。 何のために勉強しているのかといったら合格するためでしょう。受かって大学へ通いながら恋人とあんなことやこんなことをするためじゃないですか。もしも大学へ行きたくなかったら勉強へ取り掛かるのは難しいでしょう。いくら強制されたって無理。やりたくもないことを無理やりやらされて勉強嫌いに陥るだけ。

大学へ行きたい気持ちがそこまで無い方は浪人をしないで下さい。一年間の浪人生活に耐えられません。長くて一か月で音を上げてギブアップする羽目に。大学は勉強する所。勉強意欲のない方が進学すべき場所ではありません。高校卒業後、企業や役所に就職したり職人になったりして働く方が幸せになれそうに思えます。今後、デジタルツールがどんどん普及していくにつれ、学歴がなくても稼げるようになっていくでしょう。無理して学歴を得るために勉強するならば、その時間を使ってSNSで儲けた方が時間を有効に使えるのではないでしょうか?

最後に

大学受験浪人をやめておくべき人の特徴4選は以上。受験浪人や多浪が頭にチラついている現役生や浪人生の参考になれば幸いです。

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