【7日目・リア幸-80】10/8 (日)：スウェーデンへ
バス乗り場を探す途中でまたもやSIMカードが壊れた
早朝4時頃の起床。6時20分にCity Centreからヒースロー空港へ向け出発するバスに乗るため早起き。今日から来週金曜までの6日間、スウェーデンの国際学会に参加します。現地での初の国際学会とあってか期待で胸が膨らむ。北大で所属している研究室からも指導教員を始め、メンバーがわんさか来ます。気心の知れた仲間と1週間ぶりに日本語で存分に話せるのです。
5時40分ごろにゲストハウスを出発。実はこのゲストハウス、私の部屋だけカギが掛からず、一週間、防犯的に大変まずい状態に陥っていたのです。しかも部屋には巨大なクモの巣が至る所に張ってあった。本当に気色悪かったですし、出られて精々しております。コレで一泊1万円って笑。逆に一万円くれてもいいぐらいだぞ。
まだ暗いオックスフォードの市内を北に向かって歩く。30分ぐらい歩いた所で道を確認すべくスマホを起動、、、アレ？電波が繋がらないぞ。昨日まではちゃんと繋がっていたんだけどな… えっ？そしたらバス乗り場がどこにあるか分かんないじゃん！！ヤバい、あと10分しかない！落ち着け、落ち着け… どこにあったか記憶を手繰れ… そうや！ショッピングモールのフリーWi-Fiを使って調べたらえぇやん！あっ、思ったよりも近い所にある。でも道が複雑で分かりにくいな…
バス発車までのラスト10分、真夜中のオックスフォードをダッシュで駆け巡りました。アレっ？ここじゃなかったっけ？もう、どこやねん… ここも違う。あそこも違う。じゃああっちは？…クッソ、こっちも外れか。どこやどこやと全速力で駆けているうちに目の前にバス乗り場が。嬉しさと驚きとで思わず息を呑みましたね。発車間際の残り2分、間一髪でバスに乗車。
スウェーデン・ヨーテボリへ
ヒースロー空港で出国手続きを済ませてBAにてスウェーデンはヨーテボリへ。まだ行ったことのない国へ行けるので楽しみ。どんな国なんだろう？飛行機のチェックイン時間が遅かったせいで最後尾の通路側の席に。座席を倒せられないから狭い。しかも熱気がこもる。隣に座った白人女性がめちゃくちゃ可愛いのが唯一の救い。イギリス、若い女性の顔が総じて可愛いから目の保養にはすごく良い場所。
わずか2時間でヨーテボリへ。隣国へたった2時間で行けるなら海外旅行の敷居も低いわな。機材の後方から空港へ降り立つ。うぅ、寒い…！イギリスより寒いぞ！カッコいいBA便とはココで一時、お別れになります。次はイギリスへ戻る金曜日にまたお世話になるからよろしくね♪
入国審査を無難に突破。空港の外で空を見上げる。蒼い。ものすごく澄んで見える。稚内・宗谷岬で見たのと同じような空。待ち構えていた空港バスに乗車。ヨーテボリ市内へ一直線。40分ほどで市街へ到着。意外とかかるんだな。新千歳空港と札幌駅の間とほぼ同じ距離かな。
学会が開かれるGOTHIA TOWERSで下車。…デカい。果たしてなんじゃこりゃ。こんなに大きな建物が3棟も？！十万人ほどなら余裕で収容できちゃうんじゃないかな。受付のお姉さんに場所を聞いて学会の受付へ向かう。まるで迷路を進んでいるよう。気を抜いたが最後、たちまち道が分からなくなるから注意しなくちゃ。
日曜ということもあってか講演はあまり行われていなかった。”見るモノもないしな”とタワーを後にし予約していたホテルに向かう。そうそう、SIMカードが壊れてネットが使えないんだった。GOTHIA TOWERSで道を調べて暗記してホテルを探さなきゃいけない。初めての街で初めてのホテルに泊まるのにコレは難易度が高すぎやしないか笑？
北に向かっていたと思ったら南。東に行きたかったのに西へ。たった3kmほどの距離を1時間以上もかけて迷走。…ん？遠くに『HOTEL』の5文字が見えるぞ！建物の名前もソレっぽい！やった、やっと見つけられた^ ^; 行こう！早くしないと漏らしちゃいそうだ笑。正解のホテルの扉を開いて「Check in, please」と窓口で受付。良かった、ちゃんと予約されていて。膀胱に渾身の力を込めながら部屋のカギを満面の笑みで受理。ダッシュで部屋に駆け込みトイレで「間にあった…」と安堵の声をあげる。
近くのスーパーで飲み物の買い出し。ヨーテボリにはCOOPやセブンイレブンなど、日本でもよく見かけるお店があるよう。天然水を買ったつもりが…またやった、炭酸水を買ってしまった。商品名がスウェーデン語なモノだから何が書いてあるかちょっとよく分からなかったせい (調べようにもネットを繋げられないし…)。夜は研究室メンバーとの食事。イギリス生活の惨状に同情して頂いて少し心が晴れた。まぁ、いくら情を寄せていただいても辛いのは変わらないんですけどね。自分の力で状況を打開しなくちゃ決して誰も助けてはくれないから。
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