【14日目・リア幸60】10/15 (日):ロンドン観光を終えオックスフォードへ
大英博物館とバッキンガム宮殿へ
宿を9時にチェックアウトしロンドン中心部を目指す。最初の目的地は大英博物館。『展示物が世界一多い博物館』と謳われているだけに早く行きたくて仕方がなかった。最寄りのバス乗り場からバスに乗る。一つバスを乗り換えMuseum Streetへ。イギリス国内を走るバスはだいたい二階建ての立派な作り。二階から眺める景色は最高。一階よりも遠くまで見渡せるから街の観察に最適。
幼少期にテレビでしか見たことのなかった立派な建物が目の前にある。大きいなぁ。北大工学部よりひと回り大きいんじゃないか? 石でできた博物館からは歴史の重みがヒシヒシと感じられる。1759年の創立から今年で264年目らしい。イギリス人医師が世界中で集めた蒐集品を一挙に展示する目的で建立。これだけ沢山のお宝を持っていたらそりゃ周りに見せびらかしたくもなるよな。
一番興味をひかれたのはやはり、古代エジプト文明の展示品コーナー。ロゼッタストーンにスフィンクス像、ツタンカーメンなど教科書で見かけたことのあるものばかり。他にもギリシアや中東、アジアにアフリカなど世界中の展示品があった。かなり急ぎ足で見て回ったにもかかわらず、見学に合わせて1時間半も要したほど。
最上階に日本の展示品もズラリ。鎧や屏風、仏像に茶室など、日本を思わせる様々な展示品が並べられていた。他の文明の展示物ももちろん素敵だとは思うんだけれども、個人的には日本の作品が世界で一番美しくて素敵だと感じた。質素で飾り立てない感じ、”有”ではなく”無”をもって美となす価値観が私に合っているのだろうな。イギリス留学を始めてコレほど『自分は日本人なのだ』と感じたのは初めてかもしれない。日本の文化が恋しくてたまらない。あぁ、早く日本に帰りたいな…
大英博物館からバスに乗ってハイドパーク横で下車。オックスフォードへ帰還する前にもう一つだけ行きたい場所が。バッキンガム宮殿を見ずに帰ったらいけないだろう。現役で使われている宮殿を眼に焼き付けてイギリスの誇りの秘訣を探らねば。宮殿に続く道の脇には騎馬警官が2人馬いらっしゃった。そうか、馬乗りの活躍する道には騎馬警察もあったんだな。馬の脚からパカパカ鳴る四拍子がイギリスの快晴の昼空に響き渡る。馬に見とれながら歩いていたらいつの間にか宮殿に到着。大きいなぁ。イギリスの皇室はこんな所で日々の暮らしを営んでいらっしゃるのか。中はいったいどうなっているのか?一度でいいから見てみたいな。
電車とバスを乗り継ぎオックスフォードへ帰還
地下鉄でパディントン駅に向かう。人で大賑わいの様相を呈して座る場所を見つけるのに一苦労。…寒い。じっとしていたら凍えてしまいそう。立って動いて歩いていなくちゃ手がかじかんで動かなくなる。
駅内のコンビニで時間を潰して15:30発の列車に乗る。中は暖かい。JRの特急列車より少し窮屈といった感じ。後ろ向きに進んでいくのが少し気持ち悪かったかな。座席を回転させようにもできず、目的地に着くまで目を瞑って誤魔化していた。
オックスフォードへ一直線に到着できたわけじゃない。途中のDitcot Stationで電車からバスに乗り換えなきゃいけなかった。当初、この駅にて電車から電車に乗り換えるものと勘違いをして予約した。まさかバスに乗り換えるとは思わず、Ditcotで「どの電車に乗り換えなんだ…?」とバス発車時刻の直前まで周囲をキョロキョロ見回し困っていた形。17時ごろ、定刻にオックスフォードへ到着。中心街のTESCOで今晩の食材を買い揃え、今夜から5か月半ほどお世話になるホームステイ先へ。温かく歓迎していただけて安心した。広々とした部屋を一人で使わせて貰えて本当に感謝しかない。
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