週刊オックスフォード§3 ホームステイが本格開始!初めてのパブ入店に受入研究者との議論も…

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【18日目・リア幸30】10/19 (木):日本語の本をどうしても読みたくてkindle paperwhiteを購入

英語の音声に英語の書籍。英語ばかりに囲まれているオックスフォードでの留学生活。第一週は新鮮さが勝って(楽しいなぁ)と思っていた。しかし二週目以降から徐々に辛くなり、とうとう三週目で耐えられなくなった。日本語の文章をシャワーのように浴びたくて吐き気を催してきた。「読ませろ、読ませろ、早く読ませろ…」と呪詛の念が止めどなく溢れ出てくる。これまで少なくとも一日2時間は日本語の本を読んでいた。長い日は一日5時間以上も眼が痛くなるまで文章を追い続けた。留学に持って行こうと思っていた三島由紀夫の『豊饒の海』。輪廻転生や日本人の本質について渡航中にゆっくり考えたかった。だが、キャリーケースのスペースの都合で持って行くことができなかった。何かコンパクトな本でいいから一冊でも持って行っておけばよかった。

どうしても日本語の書籍が読みたい。イギリスの書店で日本語の本を入手できるワケもなく、「どうしたらいいんだろうか…」と途方に暮れる一方だった。

そんなある日、脳味噌へ強烈な閃きがピシャッと走った。電子書籍という手があるじゃないか!電子書籍なら紙の本を買わずとも日本語を大量に読める。今までどうしてこんな簡単なカラクリに気が付かなかったのだろう…? Amazon UKにアカウント登録をし、電子書籍・Kindleを読める端末とそのカバーを購入。併せて3万円近い買い物。高いがQOL向上のためには致し方ない出費だと思う。早速電源を付け初期設定を済ませてAmazonで日本語の本を購入。最初の一冊は悩んだ結果、留学期間を通して楽しめそうな夏目漱石全集を選択。お値段、僅か500円程度。漱石が記した120にも及ぶ作品を500円で全て読めるなど衝撃。悪化する一方だった精神状態が一時的に緩和。助かった。コレで何とかしばらく留学生活を乗り切られそう。

かめ

使っておいて言うのもアレですが、こんな便利なモノが流行ったら本屋なんか要らなくなってしまいますね。安いし、書籍に部屋のスペースを奪われないし、帰国したらこれまで家に蓄えていた紙の本を全てKindleに変えてしまおうかと思ったほど

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