こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大工学系大学院生のかめ (D1)です。オックスフォード留学中にパブでフィッシュ&チップスを食べてきました。この記事ではフィッシュ&チップスを食べた感想を記します。
- フィッシュ&チップスが美味いのか不味いのか興味がある方
- そもそもフィッシュ&チップスとは何ぞや?という方
こうした方々にピッタリな内容なので是非最後までご覧ください。
それでは早速始めましょう!
フィッシュ&チップスは白身魚とジャガイモのフライ
フィッシュ&チップスとは白身魚とジャガイモのフライ。”フィッシュ”にはタラやイワシを使用、”チップス”には丸々太ったジャガイモを揚げたものが提供されます。フィッシュ&チップスはイギリスの国民的料理の一つ。その歴史は古く、19世紀中ごろから既にお店で作られ売られていたようです[HISTORY[フィッシュ&チップスの歴史] | MALINS]。元々は労働者用の食事。産業革命で大勢登場した労働者が手軽にエネルギーを摂るため生み出された料理。なるほど、たしかに食後の腹持ちはすごく良い。揚げ物なので摂取カロリーが多めで肉体労働者にとってはちょうど良さそう。
臭くないが味もしない。自分で味付けして食べる料理
イギリス料理と聞くと皆さんは『不味い』とのネガティヴな印象をお持ちになるでしょう。魚は臭い。肉はボロボロ。野菜の鮮度も低くて美味しくないとのイメージを持たれがち。
今回パブで食べたフィッシュ&チップスは全然臭くありませんでした。不味さを覚悟して口に入れるも「普通じゃん」と意外にも拍子抜け。日本のスーパーの総菜コーナーに置いてある白身フライと同じような食べ心地。目を瞑って食べてみてもどちらが日本のものか分からなかったはず。ただ、特別味もしませんでした。魚の味やジャガイモの味など食材の味がしなかったんですよね。塩が振られてあるわけでもなく、自分で自分好みの味付けをして食べるらしい。実際、パブにはケチャップやマヨネーズ、タルタルソースなどがカウンターへ大量に置かれています。それらを使って自分好みの味に仕立てるのがイギリス流の嗜み方。味を付けなきゃ本当に無味なので全然美味しくありません笑。私の場合、皿の脇にトマトケチャップとタルタルソースを盛って適宜漬けて食べました。
添えてあるグリーンピースが油を中和
フィッシュアンドチップスには大量のグリーンピースが添えられています。このグリーンピース、何のために付いてくるのか少し考えてみたのですが、揚げ物で粘っこくなった口の中をサラサラにしてくれる効果があるんじゃないかな、と (註:あくまで私の憶測です)。フィッシュ&チップスは揚げ物の二段構えで成り立っています。フィッシュとチップスしか口に入れなければ胸やけを起こすかもしれません。フライを食べた後にグリーンピースを口に含むと少しだけサッパリとした気分を味わえます。添えるならレタスでもブロッコリーでも良さそうな感じがしますけれども、イギリス人は豆が大好きだからグリーンピースを添えるのでしょう。
お値段13ポンド (高い…!!!)
フィッシュ&チップスのお値段はアルコールドリンク付きで13ポンド (2,300円) ほど。ソフトドリンクとセットなら12ポンド (2,100円)、単体なら10ポンド (1,800円)ほどです。日本の物価に慣れている身としては「高いなぁ…」と感じます。日本ならお店で白身フライとポテトを単品で頼んでもその半値以下で買えるでしょう。ちなみに13ポンドというお値段ですが、イギリスのパブの中ではまだ比較的安い方なのでご了承を。ビル・クリントンが訪れたことでも有名なTurf Tavernはフィッシュ&チップス単品で17.45ポンドもしますから。イギリスの物価は日本の1.5~2倍します。安いのトマト缶に乳製品、パンに肉ぐらいじゃないでしょうか?
最後に:また食べるか?→たぶん食べない
イギリス留学中にパブでフィッシュ&チップスを食べた感想は以上になります。
「また食べるか食べないか?」と問われたらおそらく「食べないだろう」と答えるでしょう。イギリスで食べるより日本で食べた方が安いし美味しいと思うからです笑。
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