週刊オックスフォード§4 チーズはどこだ?クレカが壊れた?!え、エマ・ワトソン?!

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【25日目・リア幸-75】10/26 (木):令和5年度の科研費残高109万円が一括で口座に振り込まれた

科研費が一括で振り込まれた

私は学振特別研究員としていただいている科研費を用いてオックスフォードへ留学する。食費や娯楽費など研究に関与しないお金は科研費から賄えないものの、宿泊費と往復渡航費、それにオックスフォード大学への在籍料は科研費からの出費が可能。問題になるのは科研費の利用が全て立替払いである所。1000万円の利用枠があっても自分の口座にお金が無ければ科研費を使えない。私はただのイチ学生。何百万円もの貯金を持っているわけじゃない。大金を稼ぐ絶好機だったJASSO第一種奨学金の返済免除は半額のみ。200万円のうち半分・100万円しか免除にならなかったワケだから、科研費の使用枠が幾らあろうとも一気に出費できるわけじゃない。

この点について渡航前に北大の外部資金担当者さんへ掛け合ってみた。「科研費、立替払いが厳しいので先にお金を貰えませんかね…?」と。担当者さんの獅子奮迅のご活躍により立替払いしなくても済んだ。留学に必要なお金を見積もり特例で概算払いして貰えることに。私の場合、

  • 宿泊費:675ポンド/月
  • オックスフォード大学への在籍料:767ポンド/月

と月々1,442ポンドの出費がある。1ポンド180円で日本円に換算すると約26万円、それらを6か月払い続ければ約156万円もの巨額な出費に。本当は156万円分一気に振り込んでもらえるはずだった。しかし、私の今年度の科研費の残高が109万円しかない。そこで今年度分の残高を全て打ち切り支給していただいた。

特別研究員の科研費は今年度から基金化されたようだ。すなわち、来年度に割り当てられた予算を今年度へ回して使えるように。私は特殊事例ということで来年度の予算を使わせてもらえなかった。今年度の予算で不足する支給分は来年度に清算して頂ける形。

ココナッツシャンプーで頭を洗うと英国人と同じ匂い

今日も帰宅時、家にやって来ている犬から大声でワンワン吠えられた。一瞬 (ぶん殴ってやろうか…)と頭にカッと血が上ったものの、飼い主の前で犬を殴るわけにもいかないので我慢。犬をかき分けシャワールームへ。TESCOで買ったココナッツ風味のシャンプーで頭を洗うためだ。薬剤を手に取ると大変良い匂いがする。 (何か街中でよく嗅いだことのある匂いだなぁ…)と思ったらコレだったのか。イギリス人、どうやらココナッツで頭を洗っているらしい。匂いは良いし髪はサラサラ、気分の揚がること天馬の如し。おかげで頭へ溜まりに溜まったフケがごっそり取り払われた。”少しは文明人っぽくなっただろうか”と鏡に映る自分を見てこぼす。

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