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【52日目・リア幸22】11/22 (水):マジックツリーハウスの洋書を読んだらイライラして主人公に罵声を浴びせ始めた
せっかくオックスフォードまで行ったにもかかわらず何ら英語力を高めずに帰るのはイヤ。「オックスフォード大学へ留学しました!」と胸を張って言えるようにあと4か月ちょっとで何とかしなくちゃ。
耳の悪さはどうしようもない。鼻水をすする音や咳払いの音をかき消すためにヘッドホンで音楽を聴きすぎたら超悪くなった。もしも音楽を聴かなかったら頭がおかしくなってしまうので、英語をあまり聴き取られない耳の悪さはこの際、もう無視することにする。耳が使えないなら目しか頼れない。大量に文章を読み込み英語のリズムや感覚を掴むしかない。相手が何を言っているのか上手く聴きとられずとも (たぶんこういうことを言っているのだろうな…) と”カン”を働かせられるようにする。読んで読んで読みまくる。視力だけはめちゃくちゃある (2.0以上!) から多少目が悪くなっても平気だろう。
どうせ読むならオモロいものが良い。詰まらんものを幾ら読もうが心へ何の滋養も届かぬ。かといっていきなり『Atlas Shrugged (肩をすくめるアトラス)』のような高尚で難解な作品は読めない。最初の10ページぐらいで”もうアカン、意味分からへん…”と投げ出してしまうに違いないから。まずは児童書から始めてみよう。昔、日本語で読んだ経験のある本が良い。何かあるかな…あっ!マジックツリーハウスなんてどうだ?小学生のとき毎日ワクワクしながらページを手繰った記憶が。いきなり全巻買い揃えると相性が悪かった時が悲惨。宝の山をゴミの山にせぬため最初の4巻だけ買ってみることに。
kindle版のマジックツリーハウスを1,700円で購入。第一巻から読み始めると (あぁ、懐かしいなぁ…) と読んだ記憶がよみがえってきた。本を読むのが大嫌いだった小学生時代に最後まで唯一通して読めた本。かいけつゾロリでさえ読めなかったのにマジックツリーハウスシリーズは読めた。40分も掛からず1巻を読破。次の巻を嬉々として読み始めた…
第三巻を読み終えたところで何だかイライラし始めてきた。
この物語は冷静な兄とお転婆な妹の2人を主軸に話が進む。妹のハチャメチャな暴走に兄が渋々ついて行くストーリー。最初は「無邪気で可愛いなぁ…」と微笑ましく思っていた。巻を経るごとに「おいおい、またかよ…」と素直には笑えなくなっていき、やがて妹のあまりの暴走ぶりに「少しは兄ちゃんの言うことを聞けよ!」と腹が立ってきた。妹の暴走が兄の命を危うくしてしまう場面も多々ある。童話恒例のご都合主義でいつも命を救われているものの、現実世界で同様の振る舞いをすれば確実に死んでいる。妹よ、お前はもう死んでいるのだ。先に死ぬのは兄かもしれぬが貴様も遅かれ早かれ死んでしまうぞ。
一度イライラを募らせてしまえば物語を純粋な心で楽しむのは不可能。「お前、正気か?!」「ふざけんなよ、ちょっとは自重しなよ!」と妹へ罵声を浴びせる羽目に…笑。爆発寸前で4巻まで読み切る。シリーズ全巻読み切ろうと思っていたけどこりゃ無理そうだ、諦めよう。児童書は子供のころ読むに限る。社会の泥波に心を穢されひねくれたのち読むからこうして苛立たせられるのだ。次に読む本はもう少し大人向けの本にしよう。児童書はマジックツリーハウスを限りに金輪際遠ざけなくちゃならない。
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