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【56日目・リア幸70】11/26 (日)：オックスフォード留学を12/29で切り上げることに
指導教員と金曜日に話した中で、「留学を続けるか/途中で切り上げるかを考えてもいいんじゃない？」との助言を受けた。流石にこれ以上粘っても現状が劇的に良くなることは考えづらいし、時間のお金が消えて行くのを甘んじて受け入れるのも違うだろう、と。私自身もそう思っていた。いくら今のラボで座っていたって全く楽しくないんだもの。研究室に学生はほぼ来ない。唯一顔を見せるヤツは私のバターをむしゃむしゃと食べる盗人だけ… ラボにボスが全く顔を出さないのも不満ポイントの一つである。コレだと何も相談できない。何週間もメールをシカトされ続けて意思疎通さえままならない。
毎日時間を潰し続ける生活には最早ウンザリしてしまっていた。「勘弁してくれよ！」と叫びたかった。どんだけショボい実験でもいいから何か研究をやらせてくれよ…と。おそらくこのラボから私が何かを得るのはちょっと厳しいのであろう。ならば粘っても仕方がない。留学を切り上げてオックスフォードを発とう。
決めた。12/29にオックスフォード留学を切り上げる。非常に残念な終わり方になるけど傷口の更なる拡大は防ぎたい。海外留学に夢や希望を託した自分が100%悪い。こんなものに期待するから裏切られ傷ついてしまうのだ。自分の更なる成長の機会は自分の力で作り出さなきゃ。”海外”や”一流大学”など外的刺激に頼るのではなく、”弱い自分”や”逃げたい自分”など内側の敵を倒す方向へと力を注ぎ込むべきだった。バカだな、自分。そんな簡単な事実にこれだけ痛い思いをしてようやく気が付いたのか。まぁ、一生気が付かぬよりはマシか。2か月で誤りに気付けた僥倖に心から感謝しなくちゃいけない。
12/29、オックスフォードを発ってロンドンへ行く。新年をロンドンで迎え、1月初旬にヨーロッパ大陸へと出発する。帰国日は3/29。1月、2月、そして3月と3か月間ヨーロッパを縦横無尽に放浪。そうと決まれば電車が乗り放題になるユーレイルパスを買わなくちゃ。3か月分は＄724 (10.9万円)。決済スイッチを押す手が震えて押せなかったのでまた明日決済しよう。
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