【臨時増収も無駄遣い多し…】日本学術振興会特別研究員DC1の懐事情vol.21 D2・12月編

目次

収入:293,632円

  • 学振DC1:200,000円
  • 年末調整:13,350円
  • Google広告:約9,200円
  • 学会出張手当:約21,000円
  • NISA株式投資:50,009円

年末調整で過払い分の税金が返ってきました。昨年は9,660円の返金。今年はそれより3,690円多く返ってきた。昨年度の年末調整期間はイギリスに居ました。年金保険料の支払い原本を提出できず、支払い分を申告できなかったのです。今年はちゃんと原本を提出でき、おかげで返金額がちょこっとだけ増えました^ ^

先月下旬の4泊5日マラソン京都学会出張に出張手当が発生しました。学会開催中の交通費や食事代を補填していただけた形。出張中に京都や奈良を観光し、最後の晩には大津ちゃんぽんを食べた。やりたい放題やったけれども、少しだけお釣りが出るぐらいにお金を多く頂けました。3か月分のGoogle広告収入もGET。ホンダの自社株買いの恩恵を受け、NISAの投資で小銭を稼げました。

支出:299,772円

  • 【固定費】家賃:55,000円 (18%)
  • 【固定費】年金保険料等:27,420円 (9%)
  • 【固定費】サブスク:4,423円 (YouTube Premium, Claude AI. 1 %)
  • 【変動費】食費:34,864円 (12 %)
  • 【変動費】通信費:3,565円 (1 %)
  • 【変動費】交通費:52,080円 (17 %)
  • 【変動費】水道光熱費:10,793円 (4 %)
  • 【変動費】書籍代:15,770円 (5 %)
  • 【変動費】雑費:95,857円 (32 %)

サブスクを除く固定費、および変動費の通信費と水道光熱費については説明を省略します。

【固定費】サブスク:4,423円(2%)

YouTubeの広告を見ないで済ますために1,280円でPremiumプランへ加入中。動画視聴時に広告で集中を妨げられず、ストレスが全くかかりません。献血で献血椅子に備え付けのタブレットは非Premiumプランのもの。動画視聴のたびに何十秒も広告を見せられて気分が悪いです。何だかんだいってPremium加入は最も満足度の高い出費。今後、Googleが潰れてYouTubeが消滅するまでは永遠に加入し続けるでしょう。

文章校正のため、月$20払ってClaude AIの有料プランを使っています。コイツは本当にすごい。人間よりも人間らしい文章を音速で作ってくれるのです。いまや文章執筆に欠かせない相棒。文章力向上のヒントを随分とたくさんいただけています。博士論文の原稿英語化もClaudeにしてもらいました。翻訳時間、わずか3分。そのまま製本したくなるほどの耽美で素晴らしい文章を作ってくれました。

【変動費】食費:34,864円(12%)

先月でマラソンシーズンを終えました。12月から2月までの三か月間は走らないオフシーズンです。カロリー消費量が7割程度に落ちる時期。あまり食べずに済ませたのだけれども、3万円を超えてしまう結果に。

最近、物価高がえげつないです。昨年までは鶏むね肉が100g60円で買えていたのに、今月は100g90円もします。野菜は全体的に1.5倍ほど高騰。なぜか2Lの天然水まで値上がりしている。それでいて学振特別研究員の給与は一円も上がりません。物価の低めな札幌だからまだ何とかなっています。何かとお金のかかる首都圏や関西圏の方は月20万円では足らないのではないでしょうか。そろそろ学振の給与も上げて欲しいですね。いや、上げてもらわないと生活に支障をきたします。

【変動費】交通費:52,080円(17%)

広島へJリーグの最終節を見に行くために大金を費やしました。何が何でも観たかった試合。クラブの2人のレジェンドが退団するから、その姿を目に焼き付けておきたかったのです。試合の相手は、前夜に下部カテゴリーへの降格が決まった札幌。まるで死体蹴りをするかのように札幌へ5-1の大差で勝ちました。今年の広島はJ1リーグ準優勝。来年こそは一番上に立って喜びを共に分かち合いたいです。

【変動費】書籍代:15,770円(5%)

  • 三行で撃つ@近藤康太郎
  • 流転の海 1~4巻@宮本輝
  • And then there were none@アガサ・クリスティー
  • 中小企業診断士17人の合格術&キャリアプラン
  • 就職四季報2026年版
  • TOEIC問題集
  • 貿易実務検定教科書

買ったは良いものの、読んだ瞬間に「買わなきゃよかった…」と思わされる本が多かったです。流転の海は一文一文が長く、読んでいて主語が分からなくなる文章が多くて四巻目の途中で完読を断念。アガサクリスティーは英文のレベルがあまりに高く、自分にはまだ不相応だと感じて3ページで閉じました。中小企業診断士の本は、その資格自体に魅力を感じず、半分ぐらい読んだところで放擲。TOEIC問題集は問題の質が低すぎた。解説を読んでも正答の根拠に疑問を感じる箇所が多すぎて、ストレスを感じてビリビリに破いてしまったのです。

書籍の購入は難しいですね。どの本も読む前は魅力的に映ります。いざ読んでみると、半分ぐらいの本は完読を諦めてしまうほど相性が合いません。書籍の目利きがいつまで経っても上達しない。やはり、ハズレの少ない古典的作品を読むに限るのかもしれません。

【変動費】雑費:95,857円(32%)

  • 博士論文仮製本用ファイル:1,704円
  • 福知山マラソン記念写真:2,244円
  • 広島みやげ:1,539円
  • サンフレッチェ サッカーチケット:2,700円
  • 藻岩山ロープウェー:1,000円
  • サイン:19,800円
  • スタディング通信講座:66,870円

中小企業診断士試験に興味を持ちました。学べる内容が企業での仕事に役立てられそうなものばかりだったのです。業務形態やマネジメントスキルの理解度をアピールするのにピッタリな資格。中小企業診断士資格を取れれば経営層側に近付けるかもしれません。合格を目指して通信講座を使ってみました。10%割引券を使っても7万円弱。巨額の投資に鳥肌を立てながら申し込んだのです。

ところが、コレが大失敗でした。最初に勉強した中小企業経営理論が机上の空論のように聞こえてしまったのです。

理論、理論と仰るけれども、こんなものを勉強して何の役に立つのだろう。たった20人程度の研究室ですらもっと複雑な力学で動いている。魑魅魍魎のうごめく数万人規模の大企業なら、理論では到底説明できないほど複雑な動力学が成り立っているはず。MBAについて調べていたときも同じようなことを思いました。もしも経営について学びたいなら、経営本からではなく実務を通して学ぶべきだ、と。現に私はいま、ブログ運営を通じて経営スキルを磨いています。経営本何百冊分もの活きた知識を得て日々成長している実感があるのです。机上の空論を振り回したって仕方がない。本を閉じて仕事をした方が絶対に有益だと思います。

あと、中小企業診断士試験の科目難度に絶望してしまいました。難しかったからではありません。逆に、あまりに簡単すぎて悲しくなったのです。この程度のレベルの知識なら仕事を通じて自然と身に着くのではないかなぁ、と。経営理論以外の科目も勉強してみたものの、どの科目も薄っぺらい内容ばかり。最難関といわれている財務会計科目でさえ、その難度は日商簿記2級程度。簿記2級ならM2の3月に取得済み。まるでチャレンジのし甲斐がありません。もっと歯ごたえのある試験だと思っていたのに。

通信講座には7万円弱の大金を払いました。中小企業診断士合格を目指さぬ以上、この講座を利用することはもう無いでしょう。今年で最も失敗した出費。お金を払う前にもっと詳しく調べておけばよかったです。7万円もあったらバンコクへ行って帰ってこられます。お金の使い方を再考する機会ととらえるしかありません。

【参考】研究遂行経費:8,412円

  • スマホ通信料:3,565円
  • Claude AI:3,143円
  • 博士論文仮製本紙ファイル:1,704円

何か研究のためにお金を費やしたいです。もう博士論文執筆を終え、研究の手を完全に止めてしまった以上、研究関連への出費もありません。経費枠がまだ50万円近く残っています。ホンマにどうしよう。追徴課税を食らうか、有益な支出先を探して課税額を抑えるか…

特別会計:スペイン旅行代 25万円

来年2月、卒業記念にスペイン一人旅行を決めました。成田からバルセロナに向かい、マドリードから東京へと帰ってきます。

以前からスペインには行ってみたいと思っていました。壮麗なサグラダファミリアと熱狂的なラ・リーガの試合を眺めてみたかったのです。北大一年次の第二外国語はスペイン語専修。発音のしやすさと語調に魅力を感じ、B2からD2まで細々と勉強し続けてきています。東南アジア旅行も一考しました。近場には会社員になっても行けるでしょう。時間のある学生のうちに行くべきは欧州だと思ってスペイン旅行を決意したのです。

往復航空券代が17.7万円。ホテル代が全部で8万円弱。スペイン旅行関連の出費は来年2月の家計簿にて計上します。

月間収支:-6,140円|DC1通算収支:193,326円

臨時収入が沢山あったものの、無駄な出費があまりに多かった影響で赤字になりました。お金の使い方には本当に気を付けねばなりません。

来月の抱負

来月は無駄な出費ゼロを目指します。書籍と雑費を始め、食費や交通費も使い方を見直して節制に努めるつもりです。

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