研究室のゼミを炎上させがちな人の共通点4つ【炎上は必然】

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2)です。B4の4月に研究室へ配属されて以来、のべ5回のゼミ炎上に立ち会ってきました。

炎上ゼミを思い返してみた際、どれも割と似通った理由で炎上していることが分かったのです。炎上は必然。偶然の炎上は一度もありませんでした。そこでこの記事では、研究室のゼミを炎上させがちな人の共通項4つご紹介します。

  • ゼミの炎上を何としてでも回避したい方
  • 少しでもゼミを無難に終える確率を高めたい方

こうした方々にピッタリな内容なので、是非最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

スライドが雑。何を伝えたいのか分からない

プレゼンに用いるスライドのクオリティーが低すぎるとゼミで炎上しがち。ゼミの用意に時間をあまりかけていないこと自体が教員の癪に障るためです。ゼミは学生と教員の自由時間をいくらか割いて行われます。全員の時間を頂戴して行うゼミで雑なスライドを出してくるとは何事でしょうか?質の低いスライドを見せられて怒る教員の気持ち、分かりますよね?私は分かります。こんなクソみたいなスライドを見せられるためにゼミへ出たのか…と肩を落としてガッカリしちゃう。

スライド作成に時間を費やさずともシンプルにまとまったスライドを作れるなら構いません。装飾やアニメーションの量の問題じゃないのです。見やすいか/見づらいか、気持ちが伝わるか/伝わらないかの話。”頑張って作りました感”が相手に伝わらなければ炎上します。スライド作成に時間をあまり費やさぬ場合、スライドの細部にまで配慮が行き届きません。グラフの軸の単位が間違っていたり、誤字・脱字だらけでグチャグチャになってしまったりしがち。あるいは、情報を詰め込み過ぎてしまうかもしれません。これらのミスが積み重なった末、何を伝えたいのかサッパリ分からない『怪物』のようなスライドが出来上がる。炎上しない訳がありません。炎上せずに済んだとしても、聴衆全員の頭にはてなマークが浮かぶ酷いプレゼンになるでしょう。

貴方がゼミを炎上させたくなければ、時間をかけて丁寧にスライドを作成して下さい。あなたの愛情をたっぷり注がれたスライドはゼミで守護神として聴衆の攻撃から守ってくれます。

覇気がない。自信なさげにオドオドしながらの発表

(スリザリン炎上はイヤだ、スリザリン炎上なんて勘弁してくれ…) と思って発表したって良いことがありません。ネガティヴな思考回路は緊張を生み、緊張は学生から自身と覇気を奪います。覇気は発表者を守ってくれる唯一にして絶対的な砦。自信なさげな発表からは覇気を感じられず、四方八方から付け入る隙だらけに。覇気のある人間に対しては『多分この人は何でも分かっているから簡単な質問で済ませておくか』と手加減される。覇気のない人間に対しては『本当に発表内容を理解しているのか?ちょっと試してみよう…』と右フックや左ストレートが飛んでくる。発表者が無防備であればあるほど教員や他の学生から鋭く突っ込まれがちに。不意打ちを食らい、オドオドして何も答えられず、質疑応答の出来が悪すぎれば大炎上を招く最悪の結果に。

一度炎上した方が次のゼミでも燃えがちなのは覇気を失っているため。何か他の分野で自信を付け、覇気を取り戻してから発表すると炎上しにくいです。あるいは、時間をかけてゼミの準備をして「絶対に大丈夫!今度は炎上しない👍」との手応えを得ておくことでしょうか?研究や就活、講義の用意などと上手く折り合いをつけてゼミ準備へ時間を費やしてみて下さい。

圧倒的な知識不足。基礎事項の理解が欠けている

質疑応答で基礎的な質問に答えられないと炎上してしまいやすいです。実験装置の測定原理や化学反応の動作メカニズムなど、初歩的な知識が欠けていたら議論が深まりません。『そんなことも分かっていないのか。君、勉強不足だね』と。怒られず、ただ呆れ返られてしまう可能性も。手を動かして実験データを集めるのと同じレベルに背景知識の理解も重要。もしも基礎事項の理解が疎かであれば、極論、【なんでこの実験をやっているのか】を知らずに研究していることになりますから。実験の意図さえ満足に説明できなければ、ゼミはもちろん、就活や論文執筆の際に困るでしょう。就活では研究内容について質問されたとき、学術論文の執筆では研究背景を述べるパートを作るときに苦悶するはず。

基礎知識の習得を疎かにして実験をやっても仕方がありません。実験を始める前に、あるいは実験と同時並行で、専門分野の教科書を一冊読んでおいて下さい。

普段から先生に嫌われている。日頃のイライラをゼミでぶつけられているだけ

普段から先生に嫌われている、あるいは良く思われていない方も炎上しがち。発表内容云々の前に先生からの心象が悪すぎるからです。嫌いな学生が発表すると、教員は意図せず学生へ手厳しい指摘を投げつけがちに。日頃からイライラさせられている恨みが質問へついついこめられてしまうのです。先生から嫌われていない学生がゼミで炎上することはほぼありません。”この人はきちんと準備をして臨むだろう”との厚い信頼を寄せられているからです。逆に、普段からあまり良く思われていない学生は炎上、または炎上寸前のボヤ騒ぎを頻繁に起こします。たとえ時間をかけて素晴らしいスライドを作ったとしても、”どうせコイツはたいして準備をして来ないだろう”と厳しい目で見られるため。

『印象』って本当に大切なんですよ。真面目な頑張り屋さんといったイメージを研究室配属後、早い段階で教員の頭に植え付けられたら勝ち。

最後に

研究室のゼミを炎上させがちな人の共通点四選はコレで以上。ゼミ炎上を回避したい学生さんの参考になれば幸いです。

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