学会発表や研究会を「現地」で行うメリット

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2)です。日本学術振興会特別研究員DC1として国からお給料をいただいています。M2の11月とD1の9月に福岡で学会発表をやってきました。普段と違う環境での講演に緊張しつつも楽しさを感じた次第。

この記事では、学会や研究会で「現地講演」を行う5つのメリットについて解説します。この記事を読めば (現地で発表しなくちゃ絶対に損だ!)とお感じになるはずなので、発表のために現地まで行くのが面倒な方はぜひ最後までお読み下さい。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

【講演前】発表会場までプチ旅行♪国際学会なら大旅行!

学会発表は講演会場へ行くまでの過程が楽しいです。近距離なら鉄道の特急にゴトゴト揺られてゆっくりと移動し、遠距離なら新幹線や飛行機、場合によってはフェリーに乗って移動を楽しむことができます。学会発表はプチ旅行。遊びに行くわけじゃないけれども旅行。指導教員が管轄学生の移動費を支払ってくれる場合、実質タダで国内旅行へと繰り出せてしまうのです。人様のお金を使って行ける旅行ほど気持ちの良いものはありません笑。国際学会に参加するなら”プチ”旅行どころか”大”旅行。学会はハワイを始め、リゾート地で開催されることが多く、発表を終えたら羽を伸ばして堂々と観光に行けるというワケです。学会でもなければ一生行かない珍しい場所に行ける可能性も。私の場合、D1・10月に北欧・スウェーデンへ行ってきました。

【講演前】ゼミとは比にならぬほどヒリヒリとした緊張感を味わえる

現地講演で味わう緊張感は普段のゼミとはケタ違い。「あ~、もう無理…」と吐きそうになるほど心臓のバクバクが止まりません。何が怖いって、聴講している研究者さんからどんな質問が飛んでくるか分からないのが怖い。いくら質問対策を施そうが盲点から質問が飛んできたら答えられませんし。プレゼン中は意外と緊張しません。極度の緊張に追い込まれたらヒトは目の前のことだけに集中できるみたい。質疑応答へ入った瞬間に再度緊張に苛まれ始める。予想外の角度から質問が飛んで来たら頭が真っ白になりますよ (*≧∀≦*)

ヒリヒリとした猛烈な緊張感は現地講演だけでしか味わえません。オンライン講演では到底味わえぬ、現地ならではのモノであります。コレが私にとっては快感。”あ~。自分、めっちゃ緊張しているわー!”とテンションがハイになってくるのです。一度現地での講演を経験したら、きっとゼミでの緊張感が生ぬるく感じられるようになります。「あ~、早く学会に行きてぇ!!」と緊張感を求めて再び現地に繰り出すループへ…

【講演後】他大学の研究者と知り合いになれる

講演を終えて座席に戻ると、講演内容に興味を持った研究者さんから話しかけるケースがたまにあります。「さっきのお話、面白かったです」と声を掛けられるのは嬉しいものです^^。他大学の学生や研究者さんと知り合いになれるチャンスは滅多にありません。『研究者の世界は狭い』と言われるものの、狭い研究者の世界に足を踏み入れるのもなかなか難しく感じられます。

私の場合、D1・9月の九大での講演後、他大学の助教の先生から「こんなことできませんかね…?」と話しかけてもらいました。 (自分の研究内容に関心を持ってくれる人が他にもいるんだなぁ…)と嬉しくなった。ちなみにその時、助教の先生から「かめ先生はどう思われますか?」と”先生”付けで呼ばれました。先生から「先生」と呼ばれるだなんて非常に恐縮だったものの、 (”先生”って呼んでもらえるのは気持ちがいいし、訂正しないでおこう^^)とそのままにしておいた。逆に、 (面白いなぁ)と思った講演をした東京の学生さんに話しかけに行きかけました。どうしても勇気を絞り出せずに結局は言わずじまいに終わったものの、学会が終わってから (やっぱ話しかけに行っておけば良かったなぁ…)と後悔することに。

【講演後】開放感に浸りながら会場周辺を楽しく観光できる

講演が終わり、自身の大学へ帰るまでは学生の自由時間。どこへ行こうが何をしようが法律の範囲内でOKです。緊張感から解き放たれて観光名所へ繰り出すのは至福。足取りが軽くなりすぎ転倒しないようご注意を。講演後、どこへ行こうか学会前に調べておきましょう。自由時間内に調べていたら時間が削られ損しちゃいますから。私の場合、旅行へ行ったら当地の神社へ参拝しています。福岡なら太宰府天満宮 (学問の神様)、そして筥崎宮 (勝負事の神様)へ真っ先にお参りへ行きました。もっと時間に余裕があれば秘境へ繰り出してもいいでしょう。”こんな所、誰が行くねん”というほど行くのが難しい場所を目指すのがポイント。せっかく学会へ行くのだもの、自分の記憶へ深く刻まれる楽しい思い出を残したい所。発表スライドの準備の傍ら、絶景スポットの下調べについてもやっておくのが肝心です (*≧∀≦*)

【講演後】ご当地の名物に舌鼓を打てる

旅行の醍醐味はお料理ですね。ご当地だけでしか作られていない美味しい名物を食べましょう。間違ってもローソンや吉野家なんかで食事を済ませようとしないで下さい。ココでお金を出し惜しみしたら後で必ず後悔します。普段は倹約生活をしている方もせめて旅行時ぐらいはお財布のヒモを緩めて下さい。私の場合、普段は昼・夜変わらず玄米&生卵&イワシ缶 or 鶏むね肉&キャベツの超節約生活を営んでいます。ただ、学会の時だけはお金をケチらず外食して名物に舌鼓を打っているのです。たとえ外食でお金を余計に使ったとしてもせいぜい1万円程度。1万円ぐらい、普段からお金の無駄遣いを気を付けていればすぐにリカバリーできる金額♪

最後に

学会や研究会などで現地講演を行う5つのメリットは以上になります。皆さんもぜひぜひ現地に足を運んで思い出を作って下さい (*≧∀≦*)

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