大学院試験の面接を乗り切り合格を勝ち取るための事前準備4選

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登場人物設定

  • かめ:自分。記事執筆現在、大学院修士2年生(M2)。もともと話下手な方だったが、学部→修士での大学院試験やM1の就活での面接により面接を乗り切るコツを掴んできた。
  • Bさん:後輩女子。かめより3歳年下の学部4年生(B4)。大学院試の面接を間近に控え、少し怖くなってきたようだ。

イントロ

後輩のAさん

ねぇねぇ、かめさん。ちょっと聞いてもらえません?

かめ

ん?どうしたの、Bさん?

後輩のAさん

ウチ、来週、大学院試があるんです。それで、筆記試験の対策はもうバッチリなんですけど、面接のことすっかり忘れてしまっていて…

かめ

おぉ、もうそんな時期か… まぁ、今から対策始めても全く問題ないと思うよ。度胸のあるヤツはなんも練習しないで本番へ行くぐらいだし、そこまで面接対策にあくせくする必要もない気がするんだけどなぁ…

後輩のAさん

いやでも、ウチはちゃんと練習しとかなアカンのです。ウチ、かめさんとか友達とか、既に気心知れてる人にはこうやってスラスラ話せるんですけど、初対面の人とか偉い人の前ではいっつもしどろもどろになるんです。B3の秋にインターンでグループディスカッション(GD)した時なんて酷かったですよ。ただでさえ初対面の人と話すから緊張しちゃった上、GDにも慣れてなかったから一言も話すことができなかったんです…

かめ

だから、面接にちょっと苦手意識があるってこと?

後輩のAさん

そうなんです。ウチ、ちゃんと練習して面接に行かな、多分GDの時みたく何も話せず終わっちゃう気がします。こないだのインターンはお試しで行ってみただけやからまだ良かったんですよ。でも、大学院試で失敗しちゃったらニートになって人生詰んでしまうだろうし、(これはホンマちゃんと気合入れて練習しとかなアカンなぁ)って思ったんです

かめ

そうか、分かった。そしたらこの記事では、大学院試の面接を乗り切って合格を勝ち取るための下準備4つ解説していく。他にもやっておくべきことは山ほどあるけど、全部挙げるとキリがないし、僕が(最低限この4つを徹底的に準備しておけば大丈夫だろう)と思ったものに絞って話を進めていこうと思ってる

後輩のAさん

やったー、助かりますっ!

かめ

僕もあまり話し上手な方じゃないけど、今から述べる4つの対策をやったおかげでB4とM2の時の面接はバッチリだった。僕の体験談を交えて話していくつもりだから、是非最後まで聞いてもらえればうれしい事この上ないよ

下準備その1:どうして大学院に行く必要があるか、自分や相手が納得できる理由を探しておこう

後輩のAさん

まず一つ目の事前準備は何ですか?

かめ

まず真っ先にやって欲しいのは、どうして自分が大学院に行くのか、いま一度考えてみることだね

後輩のAさん

えっ?そんなの、”みんなが行くから”に決まってるじゃないですか~^^

かめ

まぁ、ぶっちゃけそうかもしれないけどさ笑、もし面接でそれを言っちゃったら確実に落とされると思うよ

後輩のAさん

えっ、ヤダ怖いです。どうしてですか

かめ

Bさんも面接官の立場になって考えてみて?もし人を選別する立場に立ったら、
①思考停止して周囲と同じ行動をとる人
②自分で能動的に将来の選択を下せる人
このどちらを採用したいと思う?

後輩のAさん

そりゃまぁ、②ですよね…

かめ

でしょ?面接官だって同じだよ。まぁ、従順な人間が欲しい会社の面接ではもしかしたら①の人間の方が好まれるかもしれないね。だって、頭がいいヤツは(この会社に未来はないんじゃないか?)と余計なことを考えて、すぐ辞めてしまうかもしれないからさ。一方で、大学院の面接では研究者の卵たる大学院生を選ぶ場なので、②みたいな自立した思考力のある人間が評価されるんだよ。なぜって、研究者は自立して人と違うことをしなくちゃ論文を1報たりとも出版できないし、”どんな未来を創りたいか”っていうビジョンを語れなくちゃ研究資金を得ることすら叶わないからさ

後輩のAさん

なるほどなぁ。よく考えたら、大学院って就活予備校じゃなくて研究機関ですもんね。いくら学生数に応じて補助金がもらえるからといって、研究する素養が皆無な人間を大学院へホイホイ入れるわけにはいかないですもんね

かめ

そういうこと。もし大学院へ進学したければ、”自分には研究者になる素質がありますよ”っていうのを示す必要がある。だから、たとえ建前であろうとも、大学院へ進学する理由について、何としてでも自分の言葉で言えるようになっておく必要があるんだよ。面接って筆記試験のオマケじゃなくて、一応院試の一つの試験科目になているからさ。面接も受験者のスクリーニングの場として存在しているから、この点だけは絶対に忘れないようにしておいてね

後輩のAさん

そういえば私、出願する時に”志望理由書”っていうものを書いて出したんです。確かそれを書く時も(アレっ、ウチはなんで大学院へ行くんやろか?)と困ってしまって、その時はネットで”大学院 志望理由書 なんて書く”って検索し、良さ気なものを真似して作成しました笑。あぁ、ウチ、出願する時にもう少し真剣に考えとけば良かったです なんであんなテキトーに書いて出してしまったんでしょう…

かめ

まぁ、過去のことを悔やんでも仕方がないよ。院試の面接でも「論理的思考力を深めたいからです」的な建前通りのことを言っとけば大体OKだと思うよ。実際、僕の場合はソレでどうにかなったし。ただね、”どうして論理的思考力を深めたいのか?”とか”その深めた思考力をどう使うのか?”みたいに、もう一歩深掘りして考えておくべきだよ。面接官側もFAQに対するテンプレートなるものがあることぐらいは当然把握済みだよ。なので、受験者の思考力・臨機応変力を見るために突っ込んだ質問をしてくることはある程度想定しておいた方が良いと思うね

後輩のAさん

分かりました^^ じゃあ、ウチが志望理由書に書いて出した建て前バリバリの理由を頑張って深掘りしていこうと思います!

かめ

まぁ、頑張って笑。
あと、面接は建前で乗り切ってもらって結構なんだけど、建前以外にも真面目な理由についても一つぐらい持っておくといいんじゃないかと僕は思う。コレについては面接で役立つか否かの次元じゃなくて、翌年からの大学院生活も見据えて伝えたいわ。何も目的なしに修士課程2年間を過ごすより、情熱に突き動かされてバリバリ研究頑張った方が絶対楽しいし成長できるでしょ?僕の場合、電池が好きで好きでたまらなかったから、”電池のことをもっと研究したい”とか”世界が驚くすんごい電池を作りたい”とかいった知的好奇心ベースの理由を胸に秘めて面接に臨んだよ

後輩のAさん

確かにそれは良いと思います。ただ院了資格を得るためにダラダラ院へ通うより、何かしら使命感や目的意識を持って行動した方が絶対に得られるものが大きいはずです。かめさんが毎日”気違い”みたいに研究室へ行ってるのって、別に誰かから強制されてるわけじゃなくて、ただ純粋に電池のことをもっと知りたいからですもんね。私も人に指図されるの嫌いだから、なるべく早く”自分を突き動かしてくれるもの”と出会いたいなと思っています

かめ

(誰が気違いやねん笑) もし今すぐ見つけられなかったとしても、研究を頑張っていたらそのうち手元に転がって来るよ。焦らずじっくり待つのが肝心だよ^^

後輩のAさん

ありがとうございます(≧∇≦)

かめ

相手を納得させられる進学理由だけじゃなく、自分をも納得させられる理由を見つけること。コレが事前準備の1つ目だね

後輩のAさん

そしたら、2つ目の下準備を教えて下さい!

かめ

おっけー、じゃあ次いくね^^

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