【免除基準】北大大学院修士課程入学試験の筆記試験が免除になった時の話

私はB4からM1へと上がる院試で筆記試験が免除になりました。

この記事では、筆記試験免除にまつわる私の持つ知識を書いていきます。

  • 筆記試験免除の通知は、試験の何週間前に届いたのか
  • 免除になる人の割合はどれくらいか
  • 免除になったことで得られたメリットとは

これらについて記していくのでぜひ最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

本記事は、あくまで「私が受験した専攻」における事例です。大学や専攻によって条件や時期は異なりますので、あくまで一つの参考としてご覧ください。

目次

筆記試験免除通知は試験3週間前に来た

私が免除を知ったのは、院試の約3週間前のことでした。

それまでは免除されるのか、受けなければならないのか、まったく確証がありません。学部時代の成績が免除ラインのギリギリにあったため、「たぶん免除かな…」と思いつつも「いや、落ちてるかも…」と不安が消えない日々が続いていました。そんな状況だったので、もしも筆記試験を受けることになっても慌てないよう、試験1か月半前からは教科書を読み返し、演習問題を解き直す準備をしていました。

忘れもしない2020年8月2日、自宅に届いた受験票の封筒を開けると、中に「筆記試験免除のお知らせ」が同封されていたのです。その瞬間、思わず「やったー!」と声を上げてしまいました。

通知文にはこう書かれていました。

専攻長

あなたは筆記試験が免除されます。面接試験のみ受験してください。
※希望があれば筆記試験も受けられますが、受ける場合は全科目受験となります。

もちろん、「受けなくていい」と言われて、わざわざ受ける人はいませんよね。私も迷わず筆記試験の勉強をストップし、張り詰めていた緊張の糸を少し緩めました。(ああ、これで試験本番まで心置きなく過ごせる…)

正直なところ、もっと早く免除の可否が分かれば、勉強の負担も減らせたはずです。しかし「3週間前」という絶妙に遅いタイミングは、もしかすると教員側の“狙い”なのかもしれません。直前まで気を抜かせないために…。

筆記試験が免除になる人はコースの上位3割程度

私の専攻の場合、筆記試験が免除になるのはコース全体のおよそ上位3割の学生でした。学部時代の必修・選択必修科目の成績が、この上位3割に入っていれば免除対象になります。

正確に言えば、「基準点を設けて上から順に免除にしているのか」、それとも「毎年たまたま基準点を超える学生が3割程度なのか」は分かりません。実際のところは、教員の方々しか知らない“秘密のルール”なのだと思います。

もしあなたが「絶対に筆記試験免除を勝ち取りたい!」と思うなら、学部在学中から成績アップを意識して行動することが重要です。

  • 中間・期末試験で好成績を取る
  • 過去問を入手して傾向を把握する
  • 分からない点は積極的に先生に質問する
  • 授業態度や提出物も手を抜かない

こうした積み重ねが、免除への近道になるでしょう。

私が本格的に「免除を狙おう」と思い始めたのはB2(学部2年)後期からでした。というのも、B2前期の成績が思ったより振るわず、工学部の試験の厳しさを痛感したからです。「このままではマズい…」と危機感を覚え、それからは毎日コツコツと勉強を続けました。

ただし、一度下がった成績を持ち直すのは簡単ではありません。私の場合、B3後期まで3学期分かけてようやく取り返しました。もしB1やB2の早い段階から頑張っていれば、もっと余裕を持てたはずです。

ですから、この記事を読んでいる皆さんは「今この瞬間」から準備を始めてください。将来の自分を、きっと助けることになります。

筆記試験免除で得られたメリット

私が筆記試験免除になって感じたメリットは、大きく分けて次の2つです。

  1. 試験を受けていないのに、筆記試験の8割分の点数をもらえた
  2. 試験本番までの3週間を、ほぼ自由に使えた

まず①について。

私の専攻では、免除になった学生は「筆記試験で8割得点した」とみなされる制度でした。院試の筆記は内容が難しく、まともに8割を取ろうとすれば、かなりの時間と労力を注ぐ必要があります。それだけ大変な得点を、試験を受けずに手にできるわけですから…これは本当にありがたい話です。

さらに、この高得点は研究室配属の際にも有利に働きます。B4からM1に進学するとき、希望の研究室は院試の成績上位者から順に配属されるため、少しでも良い点数を確保できれば希望が通る可能性が高まります。もちろん、免除でなくても筆記で8割以上取る猛者もいますが…その場合、配属の優先順位は言わずもがな、ですね。

次に②について。

試験までの3週間という期間は短いようで、心に余裕があると驚くほど充実します。面接練習さえしておけば、あとは読書、趣味、旅行…何をしてもOK。院試で最もハードルが高いとされる筆記試験がないだけで、精神的な負担はぐっと軽くなります。

私の場合、免除が決まった翌日から北海道一周の旅に出ました。ちょうどJR北海道が、特急を含む全列車が5日間乗り放題になる12,000円の切符を販売していた時期で、それを使って札幌→帯広→釧路→網走→旭川→稚内と駆け巡りました。同期が筆記試験勉強に励む中、少し申し訳ない気持ちを抱きつつも、心の底から自由を満喫しました。

最後に

以上が、私が北海道大学大学院修士課程の入学試験で筆記試験免除になったときの体験談です。すでに免除が決まった方も、これから免除を目指す方も、この記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。

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