【修士課程】JASSO第一種奨学金は「一括」と「分割」のどちらで返済すべきか

修士課程在籍中にJASSOから第一種奨学金を借りていました。D1の7月に返済半額免除の判定が届き、およそ100万円を手元に残せたのです。

半額免除である以上、借りた奨学金は返済しなければなりません。100万円は大金です。大半は使わずに取っておいているとはいえ、このお金を如何に返済していくか迷いました。分割で払っていけば十年以上かかるかもしれません。かといって、すぐ一括返済してしまえば懐が寒くなって、お金のやりくりに困るのが目に見えていました。

私はM2まで親の援助を受けて暮らしていました。しかし、学振DC1内定に伴い、博士課程からは独立生計になりました。D進以降、自ら稼いだお金だけで生活をやりくりしなければなりません。そんななか、奨学金の返済をどうしていくかも考えなければなりません。手元にプールさせておくか、思い切って一括で返すのがいいのか…

この記事では、過去の私のような悩みをお持ちの方に向け、JASSO第一種奨学金を「一括」で返すべきか、「分割」で返すべきかについて記します。返済方法をお考え中の方にピッタリな内容です。ぜひ最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

分割返済のメリット

奨学金を分割返済するメリットは以下のふたつ⇩

  • キャッシュフロー的に良い
  • 修士以降の生活原資に充てられる

それぞれについて解説します。

キャッシュフロー的に良い

修士課程在籍中、私のように親から援助を受けていた方は、受給した奨学金をあまり使わずに持っておけるでしょう。手元に200万円近くの資金が泳いでいる状態です。奨学金返済は、修士修了翌年度の10月からスタートします。そこでどのようにお金を返していくかを選択するわけです。もちろん、在学期間延長に伴う返済開始延期の手続きも可能。当記事では、延長手続きするケースは考えず、返還する例についてのみ考えていきましょう。

分割返済のメリットは、”いま”手元により多くのお金を置いておけること。キャッシュフロー的には分割返済の側へ軍配が上がります。

仮に毎月1万円ずつ返済していくとしましょう。すると、皆さんは一年で12万円、二年なら24万円返済したことになります。いま200万円あるお金が、一年後には188万円残っていて、二年後でもまだ176万円残っています。仮に一括返済してしまったら、手元には一円も残っていません。分割と一括によるキャッシュのストック量は一目瞭然ですね。

お金は手元に多くあればあるほど良いです。お金が沢山あればあるほど、何か大きなチャレンジをしたくなった時に躊躇なく挑むことができます。葬式や事故など不測の事態に巻き込まれても大丈夫。お金さえあれば何とかなります。この世の中、結局はお金なんですよ。手元にお金があって困ることはありませんが、お金がなくて困ることはたくさんあるものです。

修士以降の生活原資に充てられる

奨学金を分割返済すれば、返さず残っている残高分を修士修了以降の生活費に充てられるでしょう。修士就職した方は、給料が低くて出費が何かと多い一年目をしのぐために。博士進学した方も、飢えをしのいだり、海外留学へ行くための原資とすることができるでしょう。このように、分割返済で手元にキャッシュを残すことができれば、未使用分の奨学金を生活費に充てられます。

私の場合、使わず取っておいた奨学金を、D1後期の英国留学に費やしました。イギリスは世界でも屈指の高物価国で、家賃や飲食物が日本の二倍以上します。学振DC1の給与だけでは足りませんから、修士のあいだに使わずとっておいた奨学金も活用することで留学生活を成り立たせていたのです。

一括返済のメリット

一括返済のメリットは以下のふたつ⇩

  • 借金を背負って暮らす気持ち悪さとはおさらば
  • 預けていた機関保証料が満額返ってくる

それぞれについて解説していきます。

借金を背負って暮らす気持ち悪さとは無縁

JASSO奨学金は借金です。『奨学金』とは名ばかりの教育ローンです。借金である限り、貸してくれた人に返さねばなりません。半額返済免除なら100万円、全額不免除なら200万円の返済が待っています。

仮に、我々の手元に未使用の奨学金が満額あるとしましょう。今すぐにでも全額返済できる状態が整っています。皆さんならどうしますか? 直ちに全額返済しますか、分割でゆっくり返済しますか?

一括払いをオススメしたいのは、借金を抱えているのが気持ち悪い人です。いずれ返さねばならない借金を、すぐ返せる状態にあるのに返していない。借金が残っているとなんかモヤモヤする。今すぐにでも返して楽になりたい……

その点、一括返済はオススメです。奨学金を一括返済すれば、借金を背負って生きる意識から直ちに解き放たれるのですから。重荷を下ろせて頭脳明晰、仕事が捗るかもしれません。

機関保証料が満額返ってくる

皆さんの中には、奨学金受給申請時に機関保証を選んだ方がいらっしゃるかもしれません。返済代理人を見つけられなかった。実家から離れた所で一人暮らししていて、親に書類を見せてサインしてもらう時間がなかった。様々な理由で代理人を見つけられないケースがあるかと存じます。

私も機関保証を選んだ者のうちの一人です。返済代理機関を代理人に立てさせていただいて、ようやくお金を借りられました。

機関保証制度でネックとなるのは、毎月「機関保証料」を取られる所です。月々8.8万円の奨学金から数千円程度のお金が差し引かれて振り込まれます。二年間の保証料総額は10万円弱になるでしょう。その額は、一か月分の奨学金受給額に迫る額です。これだけたくさんのお金を取られるのはなかなかの痛手です。けれども、代理人を立てられなかった以上、我々は甘んじて受け止めるしかありません。

もしも奨学金を一括返済したらどうなるでしょうか。奨学金受給時に払った機関保証料が満額返ってきます。一括返済した数か月後に保証機関から返金されるのです。私の知り合いは、一括返済後に8万円ほど返ってきたそう。

皆さんが機関保証料を取り返したければ一括返済一択ですね。もしも分割返済で最後まで返してしまうと、払ったぶんの保証料は戻ってこないでしょう。

「分割」ののち「一括」で返済もアリ

私は段階的に奨学金を返済しました。最初の方は分割払いで返し、のちに一括返済したのです。

返済が始まったD1の10月からD2の5月まで8か月間は分割返済していました。D1後期の英国留学に備えて手元に多くのお金を残しておきたかったのが理由です。

しかし、D2の6月、残高の一括返済を決意します。借金を持っているのがあまりに気持ち悪くって、なんだかいたたまれない気持ちになったのです。そこで、スカラネットで全額返済手続きをしました。未返還分を翌月一括返済する申請をしたのです。その翌月、返済残額100万円弱が口座から引き落とされ、借金生活に幕を閉じました。

D2の11月に予想外のハプニングが起こりました。なんと、機関保証料が6万円戻ってきたのです。一括返済したぶんの保証料が返金された形で、まさか返ってくるとは思っていなかっただけに、奇声をあげて大喜びでした。

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