修士のJASSO第一種奨学金を返済免除になるために知っておくべき3つのこと

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返済免除枠を勝ち取れるのは、同大学同専攻同学年のうち3割だけ

まず大前提として押さえておきたいのが、皆さんが返還免除を競う相手は全国の大学院生ではないということ。所属する大学の、同じ専攻の、同じ学年の学生こそがライバルです。要するに、所属する組織の中だけでレースが完結する仕組みになっていて、全額免除と半額免除のボーダーラインは、大学や専攻によって、さらには年によっても大きく異なります。

ある大学では学術論文を一報も書かずに全免枠を勝ち取れることもあれば、別の大学では論文を5報書いても半免枠で終わるケースも。同じ年度の同級生がたまたま強かったかどうかで、ボーダーは年ごとに大きくぶれます。

さらに、奨学金の返還免除枠は、奨学生全体のうち3割にしか与えられていません。全免枠が1割で、半免枠が2割です。つまり全免枠を勝ち取るには、専攻内で最上位になる必要があります。1位を取るのは思っている以上に困難なので、全免を期待しすぎないほうが精神衛生上は健やかでいられます。私は全免を狙って半免で終わり、とてつもないショックを受けました。

学会や論文投稿をいくら頑張っても、獲得ポイントの上限以上は1点も加点されない

奨学金の返還免除を勝ち取るには、研究業績を積み重ねる必要があります。研究業績として認められるのは、たとえば学会発表、学会賞の受賞、論文出版、特許の出願、講義での優秀な成績、研究関連のボランティアなどです。これらの項目には一件あたり何点という形で評点が設けられているようです。

具体的な配点については、私が事務に問い合わせても教えてもらえませんでしたから、はっきりした数字をお伝えすることはできません。とある駅弁大学の院生さんがブログにて公開している以下の表が参考になるかもしれませんので、興味のある方はご覧ください↓

特に優れた業績とは?奨学金免除の基準となる点数大公開! | 凡才博士のラボライフ研究所 (hakase-life.com)

ただし、この配点は大学によってかなりバラバラなのだそうです。皆さんが所属する大学に必ずしも当てはまるとは限らないので、あくまで一例として参考にしていただければと思います。

皆さん、見落としがちなんですけど、各項目で獲得できるポイントには上限が設けられています。上限まで得点した項目では、それ以上は1点も加算されません。たとえば学会発表なら、10回出ようと100回出ようと上限以上は得点で報われないため、頑張る方向を間違えてしまうと、ポイントは増えないのに疲労が蓄積するという、なかなかに虚しい結末を迎えます。

返還免除ポイント争いで優位に立つためには、各項目で幅広く得点することが極めて重要になります。獲得できそうなポイントを漏らさず取りにいけるかどうかで、最終的な明暗が分かれるのです。

講義の評価はオール『優』以上が必須

一番盲点になりやすいのが、講義の成績だと思います。私の場合、講義でたった一つ良を取ってしまったせいで、講義成績ポイントを丸ごと失いました。後悔してもしきれません。

皆さん、院生にもなって、大学の講義にあまり労力を割きたくないですよね。講義を頑張るぐらいなら研究や就活に時間を使いたいですし、できるだけ省エネルギーで講義を乗り切りたいのが学生の性というものでしょう。しかし奨学金返還免除争いの観点からは、講義も絶対に手を抜けません。

最低でもオール優以上、あわよくば専攻内の上位25%に入る成績が欲しいところです。講義ポイントを取ったからといって、自動的に全免になるわけではありません。でも、講義ポイントを落とした時点で全免は望めなくなるくらい、周囲との差が大きく開いてしまうのです。

ライバルがオール優を揃えてくる中、自分だけ良をひとつでも被弾したら、その時点でレースは実質的に終わっています。奨学金を受ける皆さん、講義では絶対に手を抜かないでください。しくじり先生の私からのお願いです。

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