【家計簿】日本学術振興会特別研究員DC1の懐事情vol.4 D1・7月編

こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大工学系大学院生のかめ (D1)です。日本学術振興会特別研究員DC1として国からお給料を頂いています。この記事ではD1・7月の収入/支出事情を公開します。学振特別研究員の暮らしぶりに興味のある方にピッタリな内容なのでぜひ最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

収入:207,330円 (+非加算240万円)

【加算額】DC1:197,330円+学会参加10,000円

特別研究員としての給与が7/20に振り込まれました。今月も昨月と同じく197,330円。20万円から所得税2,670円を天引きされた金額になります。誰とも雇用関係が無いのに給与所得なのは不愉快極まりありません。私はいったい何の罰ゲームで所得税を引かれねばならないのか…(笑)。今月はこの給与に加え、中旬に参加した学会参加の交通費&日当として10,000円を頂きました。交通費を除けば4,000円近く手当を頂いた計算になります^ ^。正直、4,000円貰って一日潰すぐらいだったら、お金を貰わず学会にも出ない方が100倍以上有意義です。手当も2万円ぐらい貰えなければ苦痛に見合っておりません。

【非加算額】奨学金返済半額免除100万円+科研費今年度分140万円

収入額には加算しませんが、臨時収入として

  • 奨学金返済半額免除で得た100万円
  • 令和5年度分の科研費140万円

これら2つが入りました。

奨学金、全額返済免除なら200万円貰えたのです。しかし、自分の詰めが甘すぎて半額しか返済免除になりませんでした。免除になった分の100万円も大半は既に積み立て投資へ費やしています。「やった!100万円もらえた~(*≧∀≦*)」と喜ぶまでには正直至っておりません。

また、科研費140万円に関しては、実は1円も私の口座には入金されていないんですよね。というのも、科研費は使った分だけ後でお金がもらえる立て替え方式だからです。いくら巨額な研究投資をしたいといっても元手が無ければ出費すら不可能。コレなら科研費より給与として140万円貰えた方が貧乏人にとっては有難い。科研費を留学資金に充てるのは可能。ただ、立て替え分のお金が振り込まれるのは私が日本へ帰って来てから。往復渡航費や施設在籍料、宿泊費を合わせて出費額は100万円を優に越します。果たして私の口座は帰国までお金を支出し続けられるのでしょうか? (円安もいま凄いことになっていますし…)

支出:159,580円

一方で支出は159,580円でした。その内訳を以下の図に示します。

それぞれについて以下で解説します。

【固定費】家賃:55,000円 (34%)

家賃については毎月変動がないので解説を省略します。

【ほぼ固定費】つみたてNISA:33,333円 (21%)

今月もつみたてNISAへ33,333円入金しました。記事を書いている7/26現在で+16万円強 (+20.8%)とすごく良い調子です。来月も33,333円振り込んだら100万円に達しそう。100万円あればちょっとしたお金持ちになった感じがしてハッピーです^ ^。でもこの資産、来月の良いタイミングで全額売り払う予定。大学受験浪人時代に両親へ無駄に支払わせてしまった予備校代+生活費合計100万円を両親へ一括全額返済するためです。過去の清算を怠っていては未来を歩むことは不可能。学生時代の間に何としてでも100万円返し切る。

【ほぼ固定費】サブスク:4,900円 (3%)

スポーツ放映サービスのDAZNに3,700円、それとYouTubeの広告地獄から解放されるためにYouTube Premiumへ1,200円費やしました。サッカーもYouTubeも私にとっては生活に欠かせない娯楽ですし、5,000円程度で心が潤うなら安いものだと思います。

【新しい固定費】国民健康保険料1,900円+国民年金16,520円 (12%)

先月2,400円だった国保料は1,900円に下がりました。明細を見ると今後しばらくは1,900円で定額のようです。

今月から新たに国民年金保険料の支払いが始まって”しまい”ました。昨年度までは学生納付特例を使って1円も払わずに済んでいたものの、今年から日本学術振興会特別研究員になったのに際し、所得が納付特例の範囲を上回って特例適用外となったのです。ダメもとで4月、区役所にて納付特例の申請を行いました。しかし、申請が認められない旨が6月下旬に通知され、今月から涙を呑んで国民年金を支払うことに。どーしても支払いたくなかったので、(もし納付しなかったらどうなるんだろう…)と気になりネットで調べてみました。そうしたら

  1. 納付を催促する電話がかかって来る
  2. 「納付しろよ」と最終通告書が送られてくる
  3. それでも納付しなければ資産を差し押さえられる

とひどい目に遭うと分かりました。スマホの着信履歴を調べてみると、年金支払いを催促する電話が既に2回かかっていました。私、知らない番号からの電話には出ないと決めているので今まで無視してしまっていたのですが、どうやら無視してはいけない重要な電話だったようです (大事なことなら確実に伝わるメールか手紙で伝えて欲しいんですがね…) 。学生納付特例不採用の3週間後には最終通告書が送られてきた。つまり、既に意図せず第二段階まで進んでいたわけです。このままだと③資産差し押さえまで一直線に進むと考えられる。

かめ

流石に困る。だったら年金払った方がマシか…

と観念して支払い始めたのです。

このまま少子高齢化が進めば何歳から年金を受けられるのかサッパリ見当がつきません。私が老人になる頃には支給開始が75歳、いや80歳ごろになっているのではないでしょうか?私、たぶん75歳まで生きられないと思うんですよね。コレだけストレスをためやすい体質の人間が長生きできる訳がない。返してもらえないのが明らかなお金を支払っていくのはあまりにも虚しい。我々からお金を搾取する老人世代を支えるために何十年もお金を払い続けるのか…

【変動費】食費:22,000円 (14%)。BBQ代と後輩におごったラーメン代が地味に痛い

暑さと年金納付で食欲が衰え、先月より8,000円も少ない出費。スーパーの総菜コーナーを見ても食欲をそそる食べ物はなく、青果・食肉コーナーへ立ち寄っても”コレを食べたい!”と思う物が無い。そもそも食事が楽しくない。お腹が空くのが苦痛でしかなく、「腹を満たせるなら何でもいい」と、玄米と豆腐とゆで卵とサバ缶しか食べない毎日が続いています。中旬に後輩2人へおごったラーメン代3,300円&下旬の研究室BBQ代2,100円が食費を強く圧迫している。今の所は懐に余裕があるのでもう少しおごっても大丈夫ですが、今後もっと窮乏した時おごれなくなるかもしれません。

【変動費】交通費:16,830円 (11%)。学会参加&石川への法事&お伊勢参り

久々に交通費が10,000円を超えました。

  • 学会参加:札幌⇔室蘭
  • 法事:札幌→(フェリー)→敦賀→(JR在来線)→金沢
  • お伊勢参り:名古屋→(近鉄)→伊勢神宮→(近鉄&フェリー)→中部国際空港

これらの所用で交通費がかさみました。モノよりも形に残らない旅行等にお金を使う方が気持ちがいい。モノなんて火事やら地震やらで一瞬で壊れてなくなるけれども、旅行で集めた多くの思い出は一生胸に残りますから^ ^。北海道や九州など、物価の安い地域で特別研究員に採用されたら、月に一度はささやかな旅行を楽しめるだけのお金を得られる。ただ如何せん時間が無い。お金を旅行へ費やしたくても肝心な”旅行する時間”が無いのです…

【変動費】通信費:5,400円 (3%)。端末代を3年払いにしたから若干高め

格安スマホ・UQ mobileに切り替えてから2か月目。docomoで9,000円強あった通信費が5,000円台にまで下がりました。5,000円のうち端末代がその約半分を占めています。iPhone SE3を3年・36回払いで購入したので格安スマホにもかかわらず若干高め。端末代を除いた実質の通信費は月額2,700円といった所。3年後には今の半額で済む生活が待っています。

【変動費】水道光熱費:3,700円 (2%)

日中の電力ピーク時間中に研究室へ居ることで電気代の節約になっています。研究室ならナンボ冷房を使っても電気代がかかりませんから、暑さしのぎに研究室へ行って酷暑を乗り切るつもりです。

【加算外】指導教員に10万円のプレゼント

支出には加算しておりませんが、奨学金返済半額免除になったお礼に指導教員へ10万円プレゼントしました。先生、結構喜んでいました。「教員生活史上初めて学生からプレゼントをもらったよ!」とニヤニヤしていたのが印象的。

月間収支:+47,750円|DC1収支:264,097円

今月もうまい具合にプラス収支で終えられました。前期授業料支払い額が0円だったのも追い風になりました[関連記事]。

来月以降に予想される追加収入/支出

【収入】RA収入+学内バイト:約80,000円

7月に研究室でRA業務を行ったので、給与として約70,000円が振り込まれる見込みです。コレはデカい。本当にデカい。留学資金や何か美味しい食べ物の購入に充足したいと思います。

8月初旬、学内にてバイトをやってきます。報酬がたしか7,000円とのことでしたので、RA業務と合わせて約80,000円もの臨時収入となる見込み。

来月の抱負

今月も健全財政で無事にフィニッシュできました。来月も使うべき所にお金を使って余らせすぎないよう気をつけたいです。

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