研究室のゼミで炎上したら後でどうなるか?【炎上癖がつく】

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2)です。B4の4月に研究室へ配属されてから5年目のラボライフに突入しました。

同じ研究室に5年もいると、ゼミで何度か学生の炎上劇を目撃することになります。私の場合、のべ5回遭遇しました。どれもこれも激しかったです。学生は燃えて黒焦げ。先生は怒りでゆでダコ状態。炎上劇に立ち会った学生は、あまりの疲れで言葉や表情を交わす気力もありません。M1のとき、とある発表者が二回連続で炎上しているのを目撃し、炎上を見ていた私の側がゼミに出るのを嫌になりかけてしまったことも。炎上劇など起こさないで欲しい。ボヤ騒ぎだってもう勘弁です。

この記事では、自身の目撃談を踏まえ、研究室のゼミで炎上したら後でどうなるか解説します。

  • 直近のゼミを炎上させてしまった方
  • 炎上したゼミに立ち会った方
  • ゼミの炎上を何としてでも回避したいとお考えの方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

他の学生に迷惑がかかる

炎上劇を起こしてしまったら当然、起こした人間の心が傷つきます。『あぁ、やらかしちゃったな。どうしよう…』と、あまりの恥ずかしさに研究室の誰の顔をも見られなくなってしまうでしょう。

迷惑の降りかかる範囲が自分ひとりだけなら構いません。厄介なのは、炎上者の引き起こした火種が非・炎上者にも降りかかりかねない点。炎上した学生の次に発表する学生も燃えやすい傾向にあります。炎上にまでは至らずとも、ボヤ騒ぎぐらいには発展してしまう。炎上で先生の頭にスイッチが入り、思考回路がフル回転するようになるからです。普段なら見逃して貰っていたような些細なミスでも『それ、おかしいよね?』とナイフのように鋭い指摘が入ります。私自身、自分の前に発表した学生が炎上を起こし、”その次の発表者だった”というだけで被害を被ったことが。ちゃんと準備してきた自分まで怒られ、 (なんでこんな細かいことでネチネチ言われなアカンねん…)と憤り、イライラさせられました。

炎上ゼミに立ち会う学生側の立場になってみて下さい。人が説教されている様子を延々と見せられるのは辛いものです。聞いているだけでグッタリとしてきます。「はよ終われよ。もうえぇやん」と言ったら火に油を注ぎかねないので我慢。他の学生は説教が終わるまでの間、ゼミ室の中で身も心も拘束されます。お腹が空いてもご飯を食べに行けず、実験や論文執筆に取り掛かりたくても無理。このように、一人の学生が炎上するだけで他の大勢の人間に迷惑が掛かります。炎上なんて起こさない方が良い。まぁ、みんな炎上したくて炎上しているわけじゃないのは知っていますが。

何度も炎上を引き起こす「炎上癖」がつく

一度ゼミで炎上してしまうと、次回以降、自分の発表回で炎上する確率が優位に高まります。炎上したら自信をなくし、覇気をも失ってしまうためです。自信なさげな発表は教員サイドへ付け込む隙を与えてしまう。結果、いつも以上に鋭い突っ込みを入れられ、オロオロしてまた炎上する傾向が。コレってもはや癖だと思います。【炎上癖】とでも呼びましょうか。ひとたび炎上癖がついたらそう簡単には払拭できません。ゼミの炎上はトラウマとして残りやすく、演台へ立つたびにトラウマが蘇って足がすくみ、うまく喋れず再炎上を引き起こします。

先生と顔を合わせるのが気まずくなる

炎上回で叱られた先生と研究室で顔を合わせるのが気まずくなります。挨拶をしたくても怖くて話しかけられず、余計に関係がこじれてしまって面倒なことに。指導教員ではない先生から叱られたのならまだマシ。指導教員に『次はちゃんと準備してから臨みなよ』と慰めてもらえますから。指導教員から炎上させられたならマズい。先生からの慰めが期待できないばかりか、信頼を失い、関係がこじれ、研究のことで気軽に相談へ行けなくなります。最悪、学位の取得にも何らかの影響が。指導教員が授与を認めてくれなければどれほど研究を頑張ろうとも学位を得られません。

炎上しないで済むよう万全の事前準備を!

このように、ゼミで炎上しても良いことなんて何一つありません。炎上せずに済ませられるよう、なるべく多くの時間を費やして発表の準備をすべき。

  • 発表内容に論理の矛盾はないか?
  • 基本的な用語の意味を理解しているか?
  • 質疑応答対策はバッチリか?

など、ひとページ・ひと項目ずつ入念にチェックしましょう。炎上を回避するためのコツを以下の記事にまとめているので宜しければご覧ください。

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