10/2 (月) その1:渡航当日
起床

起床したのは朝3時ごろ。起きたというよりも「寝るのを諦めた」というべきか。できれば4時半に起きたかった。十分な睡眠をとられないのもゼロ円野宿だから致し方ない。エスカレーターの「手すりにおつかまり下さい」というアナウンスが常時聞こえて寝られなかった。航空会社の事務員さんによる乗客を呼ぶ声で何度も目を覚まさせられた。20分おきに睡眠が途絶えて”もう粘っても寝られそうにないな…”と観念して身支度。盗品は特に何もないな… よし、大丈夫。3Fのチェックインカウンターでも見に行ってみるか…

さすが日本を代表するハブ空港。発着数が朝から非常に多い。…ん?なんか黄色い文字で書いてあるな。どれどれ、、、


遅延?!しかも1時間も?!
使用機到着遅れで出発が1h延びたらしい。いま4時でしょ?09:45出発の便でチェックインできるのがその3時間前の7時ごろ。4時から7時まで3時間もこれからいったい何をして過ごせばいいんだ…? まぁ、ブログでも書くか。神様に「日本へ居る間に何か書いておきなさい」と言われたのだと解釈しておこう。




早朝、いや深夜の羽田空港第三ターミナルの屋上にて一人、淡々とブログ執筆。飛行機のエンジン音をBGMに作業が捗ること風の如し。作業をやめて顔を上げるといつの間にか夜が明け朝が来ていた。朝焼けが美麗。雲間から柔らかく差し込んでくる太陽光が前途を祝福してくれているようだ。


出国手続きから出国審査まで


パソコンをたたんでブリティッシュ・エアウェイズ (BA)のチェックインカウンターへ。06:30と早めに着いたつもりなのに人で既にごった返していた。コレ、果たしていつになったら自分の番が訪れるのだろう?何時間待ち?少なく見積もっても1時間は待たなきゃ搭乗券を発行してもらえなさそう。


40分ほどでようやく終わりが見えた。あと10人ちょっとでチェックイン。いや~、疲れた。立ちっぱなしは体に堪える。かといって座りっぱなしもかなり辛いんだよな。これから15時間近く座りっぱなしだからいま立っておけってコトなのかな?ディズニーにて平気な顔して3時間待ちができる人って凄い。1時間でも辛いのにその3倍、しかも一日に何度も…?!並びに行っているようなもんじゃん笑


きっかり1時間の順番待ちで私にチェックインの出番が来た。窓口のお姉さんにパスポートを渡して荷物を預けて搭乗券を出して貰った。パスポートだけで事が完結してくれるだなんて本当に便利。逆に言えば『パスポートだけは絶対に無くせないし忘れられない』ってことになっちゃうんだけれども。そういえばこの窓口業務、BAではなくJALの方による対応。JALもBAも同じワンワールドアライアンスメンバーだから、コードシェア便や窓口業務などで業務連携しているのだろうな。


ノータイムで保安検査場へ。ココでも長蛇の列が形成。(また1時間待ちかよ…)と嘆き悲しんでいた。結局、20分ほど待つだけで良くて (早かったなぁ) と拍子抜け。保安検査からボディーチェック、出国手続きと流れるような進行。”出国手続き”とは名ばかりに、機械へパスポートをポイっと置いただけで「行ってらっしゃい♪」と送り出してもらえた。


ゲートを出るとそこは外国。至る所に英語の文字が所狭しと並んでいる。周囲の会話も外国語だらけ。自分の脳が日本語と英語だけをピックアップして意味を翻訳。 (アレっ?意外と英語、聞き取られるじゃん!)と嬉しくなった。義務教育で受けた英語教育の成果がココで発現したワケだ。
BA08便に搭乗




BA08ヒースロー行きに乗れる149番搭乗口へ。149個も搭乗口があるってすごいな、いったいどうなっているんだ。09:00ごろ搭乗口へ。座っていたら続々と乗客が来た。8割程度は外国人。黒髪のアジア人の方がごく少数といった形。パイロットやCAさんも来た。日本と違い、BAのCAはほとんどが男性。めちゃくちゃマッチョ。ダンディーで超カッコいい。こりゃ男でも惚れてしまうわ。半年後、自分にイギリスの色気が少しでも染みついていたらいいな…






09:25から搭乗開始。ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーの後にエコノミーの搭乗。今回は窓側の座席。24時間前のオンラインチェックインの時点では隣は空も、いざ飛行機に搭乗したら隣に大柄の人がいらっしゃった。(こんな狭い所に14時間も缶詰になって果たして大丈夫だろうか…)と。今更そんなことを気にしたって仕方がないから「まぁ、何とかなるっしょ♪」と気軽に構える。
定刻から1時間遅れで149番搭乗口を出発。タキシングし滑走路へ近づくにつれ留学に行く実感が高まる。自分、ホントに留学するんだ。自分には留学なんて絶対に縁のない話だと思っていたのに。せっかくの機会、何から何まで全て楽しむ。あばよ、日本!また半年後、桜の綺麗な時期に帰ってくるね。
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