大学受験浪人時代に辛かった4つのエピソード

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【11月~2月】”また落ちたらどうしよう…”と勉強すれどもすれども湧き上がって来る不安と戦い続けた (辛み60/100)

浪人生活における一年間は常に不安に苛まれていました。 (また落ちたらどうしようか…)とふとしたタイミングで焦燥感に駆られっぱなし。心を落ち着けられる時間がほとんどありませんでした。受験から目を背けたくなっても”勉強しなきゃヤバい!”と焦りから勉強机にUターン。

勉強している間が唯一、不安から逃れられる憩いの時間。決して勉強が楽しいわけではないのだけれども勉強が息抜き。得意科目の日本史や化学を勉強すると心が落ち着く。不得意科目の国語の勉強でさえ”コレを克服すれば合格できる!”と活力が湧いてきたほどです。マジでどうでもいいことですが、浪人時代のセンター試験 (現・共通テスト)では国語で200点満点中114点。アレだけ一生懸命勉強したのにどうしたことか、悲惨な事態に笑

それに対し、乃木坂のCDやInstagramを見ている時間は息が詰まりそうな切迫した時間。 (こんなものを見ているヒマがあるなら勉強しなくちゃいけないのに…)と断続的な罪悪感に襲われる。勉強をしてばかりではなく、たまにはちゃんと休んだ方が良いに違いありません。”やる日はやる、やらない日はやらない”とメリハリを付けなきゃ人間は持たない。けれどもうまく休めません。休んだ方が心が休まず、逆に休まぬ方が心が安らぐ。手を止めたが最後、浪人生活がもう一年間続くのではないかと思った。怖い。逃げたい。でも逃げられない。無限に募る不安を少しでも解消するため勉強する日々。浪人時代、まる一日勉強しなかった日など一日も無かったのではないでしょうか?私の唯一の精神安定剤として勉強を過剰摂取していました。

【All Season】「この銭喰い虫め」と母親から断続的に罵られた (辛み100/100)

浪人生活で一番辛かったのは身内が敵になったこと。予備校から家に帰ってきたら母に変な言いがかりをつけられ、少しでも何か言い返そうものなら「誰がお前のお金を出してやっとるんや?」とお金をダシに息の根を断たれた。自分が浪人を許可したクセに「銭喰い虫め」と仰るんですから。家から出ない専業主婦のストレスのはけ口として都合よく使われた形。予備校で勉強に消耗させられる以上、せめて家でだけでも少し休ませてもらいたかった。なのに決して休ませてくれない。様々な人への終わらない愚痴を延々と聞かされさらに疲弊。良い歳をした大人だもの、自分の機嫌ぐらい自分で上手にとってくれなきゃ困ります。どうして子供にストレスをぶつける?しかも『お金』という子供が絶対に敵わない強烈な手段でもって。

過去に書いた浪人生活の体験記には、『夏の京大オープンでA判定を取り冊子掲載し、緊張の糸が切れたから北大に進路変更した』と書きました[浪人体験記2016]。真実はまるきり違います。母にメンタルを完膚なきまでに破壊され、ボロボロの状態でなんとか合格できそうなランクの大学にまで下げざるを得なかったのです。

現役時代も母に調子を狂わされた。家で集中して受験勉強している時に頻繁に部屋の扉を開け話しかけられ、その都度勉強が中断してなかなか京大入試対策が捗りません。「勉強させてよ」と懇願したら「親の話ぐらい聴きなさいよ!」とグチグチ色々な人の愚痴を吐く。子供に聞かせて何が楽しい?こっちは自分の将来を懸けて必死にラストスパートしているのに、家で引きこもり私をいじめる親の文句などひとことも聞きたくはない。何十分も続く愚痴に耐えてようやく勉強が再開できます。しかし、時間を奪われ募ったイライラで全然集中できないのです。現役時代の2月において、一日12時間の勉強時間のうち4割は実質、何も勉強できていません。残り6割の時間を効率的に使うも無念、A判定からの大逆転不合格を喫しました[不合格体験記2016]

”子供に悪いことをしてしまっている”という自覚があればまだ救いがあります。母を見た感じ、どうやらソレがなさそうなので、 (何を言っても無駄なのだろう…)と諦観の境地に入りました。日頃から見ていらっしゃる韓国ドラマの影響も受けたか。ヒステリックに怒鳴りたてる役者を毎日見ているうちに、親の頭の中ではいつしか”コレが普通だ”となっちゃったのでしょう。韓国ドラマを見るのはいいけど子供に悪影響をもたらしたらダメでしょ。更年期障害も合わさったらしく、浪人生活の直前期もまた私の勉強を邪魔してきました。

最後に

大学受験浪人時代に特に辛かった4つのことはコレで以上。浪人なんてするもんじゃない。現役で合格するに如くはなし。

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