【6日目・リア幸-50】10/7 (土):アレッ?この一週間、何もやっていなくないか…?
オックスフォードに着いてからの1週間、自身の成長につながりそうなイベントが何一つ起こりませんでした。ドタバタとしたトラブル続きなので多少面白くはあるんだけれども、オックスフォードへは研究をしに渡ってきたわけだから笑ってもいられない。
- 研究活動が始まらない (始まる見込みがない)
- 日本で居た研究室よりも渡航先の研究室の方が小規模でかつゼミがない
- 教員の居室が研究室とバスで30分離れた所にあるから密接に意思疎通ができない
など、研究に関してはネガティヴな要素しか挙げられないから困ります。オックスフォードだからといって特別な装置があるわけでもなく、むしろ、日本でお世話になっている国研よりもオックスフォードの装置の方がショボい。ヨーロッパの大学の本質は装置ではなく人に潤沢なお金をかける所。そうとしっかり理解しているから、装置がショボくて文句を言っている訳じゃない点にご留意下さい。オックスフォードの資源は『人』。世界に誇れる宝物たる人的資源を存分に味わえないから私は本当に悲しいわけです。研究室に学生が私を含めて3人しか居ないってどういうことだよ…
このままだとオックスフォード大学を始め、オックスフォードの街やイギリス自体を嫌いになってしまいそう。半年で200~300万円かけて留学へ行くにもかかわらず、渡航先の国や街を嫌いになるなんてあまりに悲しすぎる。”嫌いになっちゃダメだ”と自分に幾ら言い聞かせても嫌い度が増していく。ヤバイ。本当に無理かもしれない。こんな不快で虚しい思いをあと半年も味わい続けなきゃいけないの…?先生方に留学先を斡旋して頂いた事実を踏まえ、そう簡単に「もう帰ります」と日本に戻ってくるわけにもいかないでしょう。耐えるしかないのか。はぁ、しんど…
こんな理不尽な苦痛を味わうために何故、せっせとお金を貯めてきたんだろうか。学部時代から”将来の留学の為に”と我慢し節約して生きてきて (ケチりすぎて彼女にフラれた)、食費を削って毎日玄米とサバ缶ばかり食べてきて (私だってみんなと一緒に食堂でご飯を食べたかったよ…)、体に変調をきたすぐらいまで追い込み研究室で初めて学振DC1を通した (副作用で持病が悪化, さらに適応障害に)。頑張ってお金を貯めてきたのがまるでアホみたいに思えてきた。目の前の幸せをもっと大切にすれば良かった、こうなると知っていたなら。日本に帰ってくる頃には懐も心も素寒貧になっていることでしょう。留学先で楽しい思いをできた人たちが羨ましい。もう少しあがいてみて現状を打開できないなら悟りを開いて諦めます。”イギリス観光や語学留学をしに来たんだ”と自分に言い聞かせながら。
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