週刊オックスフォード§2 スウェーデンの国際学会へ!欠航、野宿、ロンドン観光を経てオックスフォードに帰還

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【11日目・リア幸30】10/12 (木):オックスフォードへ在籍料の支払い。正真正銘、最後の晩餐

オックスフォードへ在籍料の支払い

オックスフォードから在籍料の催促メールが手元に届き、「仕方がないなぁ…」となけなしのお金をはたいて支払い。一か月の在籍料は767ポンド。日本円に換算したら14万円もの大金に。支払いに使ったのはVisaのクレジットカード。カードで支払いを行える点”だけ”は便利で良いなと感心した。在籍料の高さについてはちょっと笑って済まされないほど高め。日本で言ったら私大の理系とほぼ同じぐらいの学費だろうか?しかも悪いことに、相場へ3%もの¥→£交換比率が上乗せされた。182¥/£で済んだはずなのに1.03倍され188¥/£での在籍料支払いとなった…

これだけの大金を払うのだもの、何か学びを得て帰らなくちゃお金が泣いてしまうじゃないか。今のところ何ら学びを得られそうな兆しが無くて辛いものの、これから状況が少しでも良くなることを祈って支払いボタンをクリックした。

かめ

2023年11月のクレジットカード引き落とし金額が50万円を超えました。留学に必要な出費を全てクレカでやっていたらマジでとんでもない額に…

正真正銘、最後の晩餐

日本人との歓談の時間は昨晩で終わりだと思っていた。国際学会最終日の今日、お偉い先生の誘いによって研究室メンバーが再度集合。コレが正真正銘、最後の晩餐。来年4月まで決して訪れることのない幸福な時間。

人の話を聞いている間、これまでの研究室生活がまるで走馬灯のように目の前をサーっと駆け巡った。”このまま気を失いポックリ死ねたらどれだけ楽だろうか…”と思った。この3年半、辛くて悲しいことばかりだった。自分のやりたかった研究テーマをやらせてもらえなかった所から始まり、ストレスをためすぎ喀血したり、頑張りすぎて適応障害になったりと散々な目に遭い続けてきた。一体どうしてこれほどまでに我慢して研究にしがみついているのだろう。ソコまでの代償を支払ってまで見たい景色は何処にあるのか?

…と一人でじっくり考えているうちに歓談の時間があっという間に終了。もう少し仲間と色々話せばよかった、もう会えないかもしれないのに。指導教員は「12月か2月にイギリスへ行くからそれまで頑張れ」と言ってくれた。私の予想、来ないと思う。来ないに6ペンス、いや6ポンド賭ける。一人で残り5か月半ほど地獄でのたうち回っている未来しか見えない。変に希望を抱かせられたら期待しちゃうから何も言わないで欲しい。

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