イギリス留学から帰ってきて驚いた日本の「当たり前」とは?

こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大化学系大学院生のかめ (D2)です。D1・10月より3か月間ほどイギリスの大学院へ研究留学していました。

1月中旬に帰国して以来、これまで当たり前だった日本の生活に新鮮な驚きを感じっぱなし。この記事では、イギリス留学から帰ってきて驚いた日本の様々な「当たり前」について述べていきます。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

トイレ:無料で使える?!やはりウォシュレットは神

日本から一歩飛び出してみると、公衆トイレを無料で使える国や場所はごく僅か。たとえばイギリスでは一回50ペンス (100円)ほど、旅行で赴いたトルコや東欧諸国でも例外なくお金を取られました。”お金を取るから”といって清潔なトイレを提供していただけるわけでもありません。トイレの水が詰まっていて使えない便器がいくつもあったり、臭いがあまりにもひどくて吐きそうになりながら用を足したりしたことも。海外留学中はトイレへ気軽に行くのが難しいため、外出時はなるべく水分の摂取を控えていました。喉がカラカラになり、倒れそうになるのを堪えて家やホテルに帰っていたのです。

日本に帰ってきてまず驚いたのは、公衆トイレを無料で使い放題な点。用を足すたびにお金を取られていたのが、用を足しても、それに何度も足したとしても一切お金を取られません。しかも清潔。ピカピカ、超キレイです。匂いはほとんどしません。無臭、もしくは臭い消しが発するほんのりとした芳香臭で満たされています。おまけにウォシュレットまである。頑健な汚れがこびりついていても、ウォシュレット一発で氷解してトイレットペーパーで軽く拭い去るだけで済みます。海外だと便器にウォシュレットは標準装備ではありません。日本ならではの特殊装備。こんな素晴らしいものを当たり前のように使っていただなんて信じられない思いがしました。

道徳:みんな横断歩道の信号をちゃんと守っていて偉い

ドイツやオーストリアの方は交通信号をきちんと守っていました。しかしイギリスは酷い。たとえ赤信号でも”隙あらば無視して渡ってやろう”とみな虎視眈々と狙っております。見ていて気持ちが良くなるぐらい次々と信号を無視して渡って行くのです。歩行者用の信号なんて要らないんじゃないかと思ってしまうほど。一般歩行者だけではありません。徒歩や自転車で市内をパトロールしている警察官まで信号を無視しまているのです笑。『車が来ていないのに待つだなんてナンセンスじゃないか?』っていう理屈なのでしょうね。なるほど、理屈は理解できます。でも時々車を見落とし渡って轢かれそうになる方を見かけるので何とも言えません。かく云う私もイギリスで他の歩行者につられて何度か信号無視をしてしまいました。【赤信号 みんなで渡れば 怖くない】って本当なんだなと実感しました。

日本に帰ってきて驚いたのが、9割以上の方が真面目に信号を守っていた点。たとえ車が一台も通る気配がしなくとも、頑なに信号を順守し青になるまで待っていたのです。まぁ、法律的には当たり前なんですよ。信号を守らなくちゃ道路交通法違反で警察から罰金を取られてしまいますから。罰を受けるのが怖いのか?いや、”ルールを守るのが大切だ”との道徳観念が日本に根付いているが所以でしょう。もしも自分がルールから逸脱すれば、社会の秩序を少なからず乱してしまう。自己中なイギリス人には有しえない【共同体感覚】を日本人は有しているのです。

表情:硬い顔で歩いている方が多く、真面目な印象を受けた

イギリスに渡ってまず驚いたのは、行き交う人々の多くが笑みを浮かべていた点。何だか楽しそうにしているのです。老若男女問わず笑顔の方が沢山見受けられました。雨の日でも関係ありません。むしろ雨の日の方が笑顔の方が多いように感じました。楽しいから笑顔になる…という順番ではないのでしょう。『笑顔を作るから楽しい出来事が向こうからやって来るんだよ♪』といった感じ。私自身、イギリス渡航中は努めて笑顔でいるようにしました。どんな悲惨な出来事が起こってもその後は笑顔でストレスを受け流していたのです。

逆に日本へ帰ってみて、行き交う人々の表情があまりに硬い点に思い至りました。なんだか真剣な面持ちをしていらっしゃる。張り詰めたような緊張感や切迫感、将来に期待を持てていない無力感さえ発していらっしゃる方もいました。日本人を『真面目』と評する外国人が多いようです。その一因はこの表情にあるのかな?硬い表情を浮かべて歩く人々の群れを見て『勤勉だなぁ』と感じるのでしょう。実際問題、勤勉だったのは過去の話。2022年における就業者の労働時間の長さは世界30位 [GLOBAL NOTE]、会社員の社外での勉強時間は週7分との調査結果[mynavi-agent.jp]もあるほどです。真顔なだけで”日本人は真面目”との良い国際的イメージを作れるのは得ですね。個人的には、日本人はもう少し笑顔で過ごした方が幸せになれそうな気がしなくもありませんが…

電車:車内で景色ではなくスマホを見て俯いている方が大半…

イギリスでは電車の中で連れと話したり外の景色を見ていたりする方ばかりでした。”電車に乗っている時ぐらいはゆったりとした時間を過ごそう”と努めている印象。スマホを凝視している白人はほぼいませんでした。車内でスマホを長時間いじっている方の95%はアジア系の人間。”なんか日本語が聞こえるな~”と思って振り返ってみたら、互いが互いのスマホゲーム画面を見ながら会話している日本人旅行者たちでした。せっかくイギリスを旅行をしているのに、外を見ずに済ませるだなんてあまりに勿体ない話。ちなみにイギリスの場合、電車内で爆速の無料Wi-Fiを使えます。YouTubeを遅延なしでスムーズに視聴できるレベル。にもかかわらず、スマホをいじって過ごす西洋人はほとんどいません。せいぜい耳で音楽を聴くぐらい。目線は常に外へ向けられており、緑豊かな自然を視覚から感じて心に潤いと癒しを求めておられます。

帰国時、新千歳空港から快速エアポートで札幌駅に向かっていたとき、旅行客を含め、電車の乗客の大半 (全員?)がスマホをポチポチいじっていました。真っ白な雪景色ではなく、いつでも見られるネットニュースやYouTube、SNSなど (たぶん)を一生懸命見ていたのです。日々うんざりするほど多くの雪を見ている道民はまだ良い。雪のない温暖な本州から来たツーリストまでもがスマホを見ていて良いのでしょうか?せっかく北海道に来たのだもの、見慣れない景色を目に焼き付けて帰った方が得じゃないですか…?景色よりスマホを見る方が楽しい、か。だったら仕方がありませんね。リアルな『モノ』に関心を抱けない人が多数を占める国の未来が気掛かりになりました。大丈夫かな。20年後、いや10年後まで日本は果たして存在するのでしょうかね。日本とイギリスとのあまりの違いに日本の将来が心配になったほど。私の杞憂ならば良いのですが、、、本当に大丈夫なのかな…

マスク:街を歩く人々がまるでゾンビのように見えた

イギリスにいた頃、マスクを着けて街を歩いている方をほとんど見かけませんでした。一日に数人程度と少数。マスク着用者を見たら”珍しいな”と振り返って驚きかねないほどの頻度。イギリス人に笑顔の多い印象を受けた一因は、マスクを着けずに出歩いている方が多かったためかなとも思います。中世、スペインやイギリスが奴隷貿易をしていた頃、支配国は被支配国の国民へ奴隷の象徴としてマスクを着けさせました。その名残が残っているのか、西洋諸国の人間はマスクの着用を極度に嫌がります。

日本に帰国すると、行き交う方のおよそ半数が白や水色のマスクを着けていました。正直、気持ちが悪かったです。顔のパーツで目しか見えず、表情を隠すのが如何にも不自然に感じられました。失礼ながら、日本人がまるでゾンビのように目に映りました。自分と同じ人間のはずなのに、口元を隠しているだけで何だか機械のようにも見えてしまったのです。体調が悪そうでもありません。アレですか、コ○ナの感染予防?”マスクでは病気の感染予防は出来ない”ってマスクの説明書にも書いてあるんですがね。効きもしない道具を顔に付けて歩く様子は、効果のないお札を持って巡礼する何かの宗教のように見受けられました。

最後に

イギリス留学から帰ってきて驚いた祖国・日本の「当たり前」については以上です。留学してみて自分の視野が広がり、より多角的な観点から物事を捉えられるようになりました。

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