週刊オックスフォード§4 チーズはどこだ?クレカが壊れた?!え、エマ・ワトソン?!

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【28日目・リア幸-80】10/29 (日):たぶん耳が悪くなっている

MCTオイルによる腹痛がおさまり安らかな気持ちで今日も研究所へ。前日、サンフレッチェ広島が勝ったと聞いて気分がますます盛り上がりを見せる。2ポンド払って研究所までバスで向かう。終日、声が枯れるまでひたすら音声収録に明け暮れた。”声を出す”という営み自体が留学中の孤独感を打ち消してくれる。つくば出張中も音読のおかげで頭がおかしくならずに済んでいるし、私と音読の相性はどうやら相当良さそうに感じる。

昼食時、パソコンのスピーカーから音を出してYouTube視聴。そこでふと

かめ

アレっ、いつもより出している音が大きいんじゃないか…?

と気が付かされた。札幌に居た頃より1.5倍ほどのボリュームになっていた。普段通りのボリュームに直すと聞こえないからまた戻す。どうやら聴力が衰えているよう。耳が悪くなっちゃったらしい。

原因は薄々分かっていた。ヘッドホンで音楽を聴きまくっているせいだ。平日、オックスフォードのCity Centreから研究所まで無料バスで行き来している。バスの中では研究者がすし詰め状態となって搬送される。毎回必ず一人は鼻をすする学者と乗り合わすのだ。私は特定の音を正常に処理できない『ミソフォニア』という病気の持ち主なのだが、私にとって特定の音とは他でもない、”鼻をすする音”なのだ。至近距離で鼻をすすられると発作を起こして息苦しくなる。発作を回避するためヘッドホンで音楽を聴きながら通勤。留学のストレスが溜まるに伴い鼻をすする音へより敏感になり、ソレが嫌だからヘッドホンで流す音楽のボリュームをさらに上げる。そうしたことが積もりに積もって私の聴力を落としたのだろう。

人の話す英語を最も明瞭に聴き取られたのは渡航第3週目だった。4週目は第1週と同様、まるで耳を何かで覆われたかのように曖昧にしか聞こえない。コレは聴力の低下のせいだ。明らかに耳が悪くなっているから英語をまともに聴き取られない。かといってヘッドホンで音楽を流さなきゃ発作が起きて息苦しくなる。どうしようかなぁ、あと22週間。ちゃんとオックスフォードでやって行けるのだろうか…?

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