2日目 (11/10, 金):Ryanairでエディンバラへ!カールトン・ヒルに登ってエディンバラ市街を展望
【Schedule】
・08:30-09:40 スタンステッド空港→エディンバラ空港
・トラム (路面電車) に乗ってエディンバラ市街地へ
・自由散策
・15:00 ホテルにチェックイン→夕飯の買い出し
・17:00 夕食
・18:00 睡眠
エディンバラ空港へ
3時ごろ、空港内を巡回する保安検査員の声で起床。身震いするほど寒かったのでストーブの近くへ行き暖を取る。目を閉じ2時間ほど仮死状態に。再び目を開けるとカウンター前には長蛇の列が。これだけ並ぶなら私もそろそろ並んでおかなきゃ間に合わないかも。初めて使う航空会社だし、カウンターでのチェックインが必要かどうかもよく分からないしな。30分ほど並んで自分の番に。「事前チェックイン済ませてきたんやけどカウンターでのチェックインは必要なのかい?」「いいや、要らないわよ。保安検査場へ行きなさい」「OK。ありがと^ ^」結局並ばなくても良かったらしい。まぁ、確認しておいて良かったんじゃないか?
すぐさま保安検査場へと向かう。リュックサックをひっくり返して電子機器を取り出しカゴへ。ダウンも脱ぐ。腰ベルトも抜き取る。金属探知検査を通過。手荷物も特に問題が無かったらしい。
殺風景な表玄関と違い、出発ゲート内はお店で大賑わい。お土産屋さんに飲食店など所狭しと並んでいた。どうしてこういう娯楽施設を表にもっと置かないのだろうか。羽田には表にお店がたくさんあるから何時間過ごしても飽きないけれども、スタンステッドやヒースローなどイギリスの空港は殺風景だからすぐ飽きてしまう。日本の空港は『人をもてなす』役割に特化。イギリスの空港は『人流を処理する』役割に集中しているように映る。とはいえ、日本の空港も人流を処理できていないようには見えない。イギリス人が面倒臭がって表にお店を置かないだけかもしれない。
出発45分前に出発ゲートが案内された。今回はGate30からの搭乗。ここからGate30へは電車を使っての移動である。ほぼ5分間隔で行き来する電車に乗って登場ターミナルまでGo!エディンバラへは格安航空・Ryanair (ライアンエアー) に乗っての空旅。実は私、格安航空に登場するのが人生初だ。フルキャリアのANAとJAL、そして準フルキャリアのスカイマークには何度も乗った経験がある。しかし、ピーチやジェットスター、エアアジアなど格安航空には乗る機会が一度もなかった。格安航空とは一体どんなものなのだろう?墜ちずにエディンバラまで飛んでくれたらそれで十分なのだけれども。
出発30分前から搭乗開始。さすが格安航空。ボーディングブリッジを使っての搭乗ではなく、経費削減のため人の足で機内に乗り込むスタイルだった。飛行機の顔を間近で見られるこのスタイルでの搭乗はむしろ好きかも。ANAやJALも希望者は階段で搭乗できるようにしてくれたらいいのにな。早朝のロンドンは冷え込んでいる。寒い。早く機内に入って寒さから解放されたいものだ。
前の座席の下に手荷物を収納。厚さが結構ギリギリだった。無理やり押し込み収納成功♪ 足元のスペースはかなり狭め。荷物に貴重なスペースを取られて縮こまるようにしながらの移動に。あと、椅子の高さが低すぎて不愉快。おかげで腰が痛い。この椅子で長時間のフライトは相当堪えるだろうな。
定刻ちょうどに飛行機は出発。CAさんらによる安全の説明が行われてからすぐ離陸態勢。いくら格安航空とはいえ離陸ぐらいはちゃんとできる。ナメてはいけない。この調子ならエディンバラまで問題なく連れて行ってくれそうだ。とはいえ格安航空、機内サービスは一切無かった。 水の提供、スナックのプレゼントなど、BAでさえ施してくれた最低限のサービスさえ無かった。格安航空は”移動さえできればあとは何でもいい”という人向けだろう。お・も・て・な・しを求める方はフルキャリアを使うべきだろう。
激しいバウンドののちエディンバラ空港へ着陸した。ランディングがあまりにブレブレで思わず嘔吐してしまいそうになるほどだった。外はロンドンの比にならぬほど寒い。キンッキンに冷えてやがる。立っているだけで頭が痛くなる。暖かい空港内へ避難だ、避難。
市街地を周遊
空港内のベンチに座って空旅の疲れを癒す。30分ほど休んでいざ、エディンバラ市街地へ!移動手段は路面電車 (トラム) とバスの二択。『安いから』『ゆっくりと景色を見られそうだから』という理由からトラムを選択。4日間乗り放題券をネットで£20 (3,600円)にて購入。車内を巡回する係員さんに見せればOKらしい。
トラムが地元・広島の広電にあまりにも酷似している。デザイン然り、乗り心地もまた然り。広電は広島駅から広島空港までは流石に結んでいないんだよね。広島空港は東広島市の山の中にあるため、路面電車じゃ馬力不足で流石にアクセス不可能なのではないか。市街地と空港を一本で結ぶエディンバラの街設計に感嘆。便利だよなぁ。広島空港も市街地からもっと近くにあればいいのに。
Princes Street駅で下車。降りるとたちまち街並みに圧倒。なんて荘厳な雰囲気なんだ… 『街全体が世界遺産』というのも首がもげるほど頷ける。滞在中のオックスフォードは中世の雰囲気が色濃く残る素晴らしい街。しかし、エディンバラは別次元だな。積み上げられてきた歴史と伝統には思わず鳥肌が立ってしまうほどだ。
トイレに行きたくなってきた。ショッピングセンターの中を探すと… あったあった、漏らさずに済んだ^ ^ トイレの前には何やら見慣れない改札がある。(何だろう…?) と眺めてみると、”トイレに入りたければ£0.3 (50円) 払え”との言い分。腹いせに改札の前で小便をしてやりたかった所である。あとで掃除させられたり逮捕されたりしかねないのが気がかりだったので止めておいた。
スッキリした所で昼食を調達。イギリス国内にどこにでもある『GREGGS』というパン屋で大き目のパンを買って腹ごしらえ。あぁ、お腹がいっぱいだ。留学を始めて随分と食が細くなったようにも感じる。イギリスの物価は高いものなぁ。日本と同じぐらいのボリュームを食べられないので一口当たりよく噛むようになったおかげかもしれぬ。
カールトン・ヒル~ホテル
カールトン・ヒルまで歩いて向かう。途中、目抜き通りを東側から眺めてエディンバラ市街の雰囲気を味わう。なんて素敵な街なのだろうか。美しい、ただ美しいとしか言いようがない。オックスフォードも1か月以上住み街並みが見慣れてきてしまったように、エディンバラにも数週間住めばこの美しさに慣れてしまうのだろう。そんなの嫌だな。美しいものは美しいままの印象を壊さぬまま後にしたい所。
小高い丘から市街を一望。エディンバラ、本当に良い街だなぁ。どこから見ても笑みがこぼれる。低い所から街を見上げても十分美しく感じられるが、高い所から全体を眺めた方が街の格調高さが分かる。エディンバラ駅の北と南とで建物の新しさが全く異なる。北がニュータウンで南がオールドタウン。街のデザインされた年代がいくらか異なっているらしい。
丘を降りてオールドタウンに。ロイヤルマイルを東に進んで終端のホリールード宮殿へ。この宮殿、夏休みにイギリス王室が避暑のため宿泊するらしい。こんな立派な別荘があったら毎年避暑に行きたくなるだろうな。そろそろホテルのチェックイン時間。ロイヤルマイルを西へ歩いて先ほど居たニュータウンへと舞い戻る。ロイヤルマイルは東から西にかけて急勾配となっている。上り坂を歩いて進むだけで少し呼吸が上がる。ロイヤルマイルをランニングしていらっしゃる方がチラホラ見られた。この坂でトレーニングを積んだらめちゃくちゃ強い脚ができるだろうな。
Princes Streetからトラムでホテルの最寄り駅・Ocean Terminalへ。駅から歩いて3分ほどの『Holiday Inn Express Edinburgh』に宿泊。節約するならホステルやゲストハウスに宿泊すべき所である。が、今回の旅行の目的はあくまで【癒し】なのでホテルに宿泊しようと思った。3泊4日・朝食付きで£373 (6.8万円) の宿泊費。コレでもエディンバラ市街のホテルでは最安値。イギリスの物価は日本の倍ほどだ。
野宿や街中の散策で体力がほとんど残されていなかった。市街地へ戻って夕食を食べに行きたかったものの、そんな余力さえなさそうだったので近くのスーパーで夕食を調達。パンにハムとチーズ、それにゆで卵を挟んで食べるメニュー。ゆで卵は、スーパーで生卵を買い、ホテルの湯沸かし器の中で沸騰水の中に卵を放置して作成。エディンバラへ旅行に来てまで普段と同じようなものを食べている自分に失笑。「もうちょっと良いものを食えよ…笑」と自らにツッコみながらの食事。
夕食時間は午後5時ちょうど。就寝時間は午後6時ごろ。蓄積された膨大な疲労でこれ以上目を開けていられなかった。明日こそはもっとたくさん市街を動き回れたらいいな…
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