こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。
研究室生活春夏秋冬シリーズの七作目は、B4の9月にあった出来事についてです。
それでは早速始めましょう!
初旬:広島へ帰省
大学院試験を無事に乗り切り、9月初旬に一週間ほど実家の広島に帰省しました。
親の元気そうな様子を確認できてひと安心です。実家(広島)と下宿(札幌)は1,000km以上離れているので、両親のどちらかに万一のことがあってもすぐ駆けつけられないですからね。
帰省中は田舎の墓参りへ行ったり、中学・高校時代に良く通っていた本屋さんとへ行ったりしていました。
街中で飛び交う広島弁を聴くと(懐かしいなぁ…)と目元が緩みましたし、ホームグラウンドに帰ってきて随分と活力を取り戻したようでした。
札幌に住み始めて当時4年目でしたけれども、札幌が自分の住処だとはどうしても思えないんですよね。
私の住むべき場所はやっぱり広島。ファイターズよりカープが好きですし、コンサドーレよりサンフレッチェを応援したくなるのです。
故郷への愛に胸を満たし、札幌へと無事帰還しました。
いくら広島が好きとはいえ、夏場は札幌の方が過ごしやすいです笑。広島より10℃近く低い気温を少々肌寒く感じながらも、二三日で気温に適応して快適な晩夏を送りました。
中旬:大学院試の合格発表
筆記試験が免除され、私の修士課程入学試験は面接のみとなっていました。
面接では特に何もやらかさなかったので(大丈夫だろう)とは思っていましたが、自身の受験番号が合格者リスト上にあるのを確認するまでは全く安心できません。
9/10だったかな?合格発表はネット上で行われました。
結果は無事、合格です。これでようやくピリピリとした緊張感から解き放たれることができました。
入学手続きは翌年2~3月ごろとのことでした。
事務方さんも、大学入試で慌ただしい時期にわざわざ手続きをやらずとも良いでしょうに。
なお、ココで修士課程にて借りられるJASSOの第一種奨学金の入学前予約ができたのですが、手続きが煩雑そうで嫌になり、つい面倒臭がって申し込みしませんでした。
しかし、M1に入ってから返還免除制度などメリットを多く知り、急遽M1の4月に教務部の窓口へ行って「奨学金借りたいです」と申し込みをすることとなりました。
利子のかかる第二種奨学金と違い、利子のかからない第一種奨学金を借りても学生側には何一つデメリットがありません。
研究実績を残して各専攻の上位3割に入れば奨学金の半額なり全額なりが返還免除となりますので、どうか奨学金申請に伴う面倒な手間を惜しまず申し込んで頂きたいと思っています。
下旬:つくばへ一か月の長期出張
まだ夏休み期間中の9月下旬から遂につくばでの長期出張実験が始まりました。
期間はおよそ4週間。誰かに指定されたのではなく、自分で「4週間行きます」と自己申告した形になります。
前回(6月)につくばを訪れた時と違い、今回は滞在期間中に必ず成果を出して帰らねばなりません。
もし何もデータを得られなければ卒業論文を執筆できず、したがって私の学位取得がおぼつかなくなってしまうためです。
つくば出張経験者であるM2の先輩(Mさん)が仰るには、「”普通”にやっていれば絶対に大丈夫だから安心しな👍」とのことでした。
しかし、Mさんは外コンの内定を掴んだほどの優秀な頭脳の持ち主で、Mさんと私の”普通”に大きな乖離があるのは火を見るよりも明らかでした。
Mさんが”普通”と仰るならば、私は”本気”で実験しなくちゃなりません。
絶対に成果を出して帰るぞ!!
こう強く決意して札幌を出発し、新千歳空港から飛行機で羽田空港へと向かいました。
羽田から京急とJRを乗り継ぎ秋葉原へと向かいました。
その途中、あまりに人が多すぎて、つい人ごみに酔ってしまいそうになりました。
しかし、酔いは爆速のつくばエクスプレスへの興奮で一瞬にして消え去ってしまいました。
秋葉原から45分ほどで決戦の地・つくばに到着しました。
次回予告
研究室生活春夏秋冬B4・9月編はコレで以上となります。
次の10月編では、つくば出張中の私の七転八倒ぶりについてお届けします。
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