研究室生活春夏秋冬vol.6 B4・8月 筆記試験免除&北海道弾丸ツアー&院試面接

こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。

研究室生活春夏秋冬シリーズの六作目は、B4の8月の院試をめぐる出来事についてです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

2日:筆記試験免除

体中のやる気をかき集め、試験一か月前の7月下旬から院試の筆記試験の勉強を開始しました。

(免除かなぁ、不免除かなぁ…)と気を揉みながらだったのでシャーペンが全く手に着かず、勉強をするといっても典型問題の解き方を目視で確認する程度しかできませんでした。

下宿の郵便ポストを覗いては「あぁ、今日もまだ受験票来てないか…」と肩を落とし、また覗いては肩を落とすことを繰り返した毎日。

雑念に気を取られて何もできないまま2週間近く無為に過ごしてしまっておりました。

そうして迎えた8月2日。待ちに待った瞬間が訪れました。

食材調達の買い物からの帰りしなに郵便ポストを覗いてみると、受験書類の入った封筒が一つ投函されていたのでした。

筆記試験が免除か不免除かはこの封筒を開ければ分かります。

部屋に戻るまで開封を待っていられず、手を緊張で震わせながら郵便ポスト前でそっと開封したのでした。

結果は見事、免除です。コレで筆記の勉強をしなくて良くなりました。

やったー!!と叫びたくなったのをどうにか堪え、部屋に戻り布団をかぶり最低限の防音態勢を敷いてから「よっしゃー!」と喜びをあらわにしました。

4~7日:北海道弾丸ツアー

指導教員に筆記試験免除の旨を連絡し、直ちに私だけひとり、つかの間の夏休みに突入しました。

ちょうどJRが旅行支援企画として北海道内列車乗り放題切符を特別価格で販売しておりましたので、それを使って北海道をグルっと一周してやろうと思い立ちました。

出発は筆記試験免除の翌々日から。旅行資金を急いでかき集め、旅行経路や宿舎を調べました。

私は列車旅が大の好物。何日間も連続で列車に乗れるとあって大興奮でありました。

8/4に札幌を発ち、まず帯広経由で釧路へと向かいました。

帯広では、豚丼やスイーツポテトを頬張ったり、幸福駅までバスで行って幸せそうなカップルたちをたっぷりと眺めたりしておきました。

釧路では、跳ねる油に火傷しながら名物のスパかつを食べに行き、幣舞橋の真ん中で幻想的な夜景をたっぷりと堪能いたしました。

翌日の8/5は、釧路から網走経由で旭川へと向かいました。

途中通過した釧路湿原がものすごく爽やかで気持ちが良かったです。時間にゆとりがあったのだから、途中下車して歩いてみればよかったです。

三日目の8/6はホテルのTVで原爆記念式典を視聴したのち、旭川駅から札幌へと一時的に帰還しました。

ホントは旭川から稚内へと向かいたかったんですけれども、台風だったか低気圧だったかの影響で宗谷本線が運休となって行くことができなかったんですよ。

一日休憩してお尻を休ませ、8/8に札幌から稚内へと向かいました。

特急宗谷号に5時間ほど乗車し、稚内駅からバスで宗谷岬へと向かいました。

宗谷岬の海はものすごく深く青く見え、触ってみると夏なのになんだかヒンヤリとして冷たかったです。

また、肉眼で対岸の樺太が大きくハッキリ視認でき、(あんなに大きいのにロシアのほんの一部分なのか)と国の大きさに圧倒されたのをよく覚えています。

宗谷岬からまたバスに乗って稚内駅へと舞い戻り、再び宗谷号に乗って札幌まで5時間乗車いたしました。

札幌に着いたのは夜23時半ごろ。一日で札幌⇔稚内を往復し、達成感で胸がいっぱいになりました。

26日:院試面接待機中に緊張で体温が上昇し、急遽トップバッターとして面接に挑むことに

北海道旅行を終えてすぐ、院試の面接対策に乗り出しました。

ネットで『院試 よく聞かれる質問』と検索し、出てきた質問案について片っ端から答えを用意していきました。

私、面接を受けた経験があまりありません。(本番で絶対緊張しちゃうだろうな)と大いに懸念しておりました。

そんな緊張状態でも言葉が出てくるよう、志望動機や研究内容をスラスラ言えるようになるまで徹底的に練習しました。

面接前日には筆記試験免除組で集まり模擬面接を行いました。

同級生からの圧迫面接には想像以上に苦戦させられましたけれども、おかげで本番では意地悪な質問を繰り出されても冷静に対処できました。

なお、院試の面接は夏にもかかわらずスーツを着用しての実施でした。

スーツは熱を発散してくれませんので、面接待機時間に緊張の影響でどんどん体温が上がってきてしまいました。

その結果、面接直前に行われた体温測定において、試験会場の中で私だけなんとリミットの37.5℃をオーバーしておりました。

試験官同士の会議の結果、私だけ『コロナ感染の疑いあり』という判定となり、”病状(??)が深刻化する前に面接を終えてしまおう”ということでトップバッターとして面接に向かいました。

私的にはなんの自覚症状もなかったですし、「緊張したら体温上がるに決まってるやん…」と主張したかったです。

しかし、余計なことを口走って不合格にされたらたまりませんので、グッとこらえて口を固くつぐんでおきました。

面接自体は何の問題もなく進行し、合計10分程度で滞りなく終わりました。

やっと院試から解放されて一安心。ですが、コロナ感染の疑いをかけられた私は研究室の『院試終了パーティー』に参加できず、一人悶々と家で寂しく玄米やサバ缶をつついていました。

次回予告

研究室生活春夏秋冬 B4・8月編はコレで以上となります。

次のB4・9月編では

  1. 実家へ帰省
  2. つくばへ1か月間の長期出張

この2つについてお送りします。

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