研究室生活春夏秋冬vol.14 M1・4月 後輩ができた!授業が入った…!Dの意志は30%

こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。

これから12記事連続で、『研究室生活春夏秋冬M1編』と称しまして、大学院修士課程一年次の一年間を各月ごとに振り返っていこうと思います。

トップバッターはM1の4月に関するアレコレについて記します。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

後輩ができた!

学部時代から大きく変わったのは、自分に後輩ができたことです。

今までは研究室の一番下っ端として先輩方に色々と教えを乞う立場でしたが、M1になってからは上級生として、B4の面倒を見てあげる立場になりました。

M1になったからといって急に偉くなったわけではありません。

しかし、これからは教わるだけではなく教えることも徐々に考えていかねばなりませんので、

  • 研究室のルール
  • 専門分野の勉強法
  • 大学院試験の対策

など、私が先輩から受け継いできた知恵を後輩に受け継ぎ、研究室の世代交代の流れを断ち切らぬよう意識しました。

私、中高共に帰宅部で、一生を通じて一度も部活やサークルに所属した経験がありませんから、大学院に進学する前は”後輩ができる”とはどういう状況なのかが全く想像できませんでした

だからB4時代の3月末は(ちゃんと後輩のお世話を出来るかなぁ…)とかなり心配を抱えていました。

いざ大学院に進学してみると、やはり後輩との接し方に少々戸惑ってしまいました。

かめ

一体何をしてあげたら喜ぶんだ…?

と難しく考えてしまったのです。

ただ、”自分が先輩にしてもらえて嬉しかったこと&してもらいたかったことを後輩にやってあげよう”と決めて以降、何の問題もなく後輩と接することができるようになりました。

後輩と過ごす時間が増えるに伴い研究以外のコミュニケーションも少しずつとれるようになっていき、B4が受ける授業のプレゼン発表用意の際にも多少参考になるアドバイスができたかなと思っています。

授業が入った…

修士課程に入って嫌だったのが、学部時代に嫌というほど受けた講義をまた受けねばならなくなった点です。

私の入学した専攻の場合、修士課程の学生は20単位分の単位を取得する必要があり、それを全て取ってようやく修了資格を得られる仕組みとなっていたわけです。

せっかく研究室に配属されて(座学とようやく離れられた♪)と思っていたら、また授業やテストに拘束される日々が始まってしまいました。

20単位って結構なボリュームですよ?我が専攻の場合、1単位取ろうと思ったら各学期に週一コマ分(90分!!)の授業を入れる必要がありますから、20単位だと週20コマ、半期で10単位とるなら週10コマ分もの講義を履修することになっちゃうのです。

しかも、大学院に入りますと、講義のレベルが学部時代より飛躍的に高まります。

それに伴いレポートやテストの突破難易度もおのずと高まっちゃいますし、奨学金返済免除がかかっているからヘタな成績も取れませんので、授業へ学部時代なみに大きな労力を割く必要性に迫られていたのです。

なお、助かったなぁと思った所は、コロナ騒動の影響で講義がすべてオンライン/オンデマンド形式となったことです。

パソコン上で完結するおかげで研究室内でも講義を受けられるようになって利便性の観点から大いに助かりましたし、オンデマンド形式の場合は場所や時間を選ばず受講でき、おかげで倍速再生機能を活用して1日で半期分の講義を見終えられました笑

加えて、昨年度の先輩が残して下さった講義の試験の過去問、およびその答えが大変役に立ちました。

学部時代と同様、大学院でも試験は例年ほぼ同様の問題が出題されておりましたので、過去問を一生懸命勉強すれば自ずと良い成績をとれるようになっていました。

ちなみに我が専攻の場合、博士課程に入っても10単位分の講義を履修せねばなりません。しかも私の専攻”以外”の専門外な講義を受講せよとの指定付きなので、博士課程進学後も単位をめぐる戦いは終わりそうにありません……

Dの意志:30%

研究室生活春夏秋冬シリーズでは、大学院博士課程進学の意欲を示すパラメータを『Dの意志』と称する事といたします。

そのDの意志に関しては、M1の4月時点で25~30%程度でした。

ちょうど私が修士に上がったのと同じタイミングで、研究室へ2名の社会人博士課程入学者が在籍する事となりました。

で、その方々に「どうして企業に勤めながら博士課程に進学しようと思ったのですか?」などと聞いているうちに、少しずつドクターへの進学意欲が沸き上がってきたのです。

それまで私の所属する研究室では、ここ10年間で博士課程在籍者がたったの一人しかいませんでした。

その唯一のD進者も私の研究室配属の前年度に中退してしまっておりまして、したがって私の身の回りには誰一人としてD進者(博士進学者)がいなかったわけです。

普通、10年間もその研究室にD進者がいなければ、(もしかして呪われているのか)と進学を躊躇してしまいますよね?

私自身もためらっていたクチなんですけれども、ここにきて、社会人ながらD進者が2名も出現して呪いが解けそうな予兆が見えてきて、(これならD進しちゃっても大丈夫かな…)と少しだけ楽観視できるようになったのであります。

次回予告

研究室生活春夏秋冬M1・4月編に関してはコレで以上となります。

次の5月編では

  • つくばへの5週間の長期出張の模様
  • 初めての輪講

これら2つの内容でお届けしたいと思います。

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